シンプルに考えよう。

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この絵は、WAHHA GOGOの開発スケッチの中の一枚です。

この絵のメモにこう書いてあります。

「シンプルに考えよう」。

複雑なしくみのWAHHA GOGOを考えているうちに頭が混乱してきた僕は、

人型モデルで考えるのをやめて、あるときこんな、魚型モデルで考えたんですね。

むかし、理科の教科書で、魚の卵が、どんどん分化して
内臓や神経ができていく図がありました。
それが好きでした。

複雑に見える魚の体も、逆にたどっていけば、
シンプルな「胚」、そして最後は、卵になる。

今作っているスケッチ集をパラパラめくると、やたらとあちことに

「シンプルに考えよう」

というメモが書いてある。

僕らの目の前にあるものは、複雑で、困惑してしまう。
でも、目を閉じて、頭の中でムダなものをひとつずつそいでいけば、
シンプルなモデルがそこにある。
それを見つけれるためには、不器用なくらい作業をしなければいけないけど。

あ。

最近好きな話。

人間は、ペンで絵を描くとき、ペンと紙のもたらす物理的な偶然性を
ふんだんに利用していると。

物質であるペンと紙は、理想の線を描かせてくれない。

しかしそれによって人間は、「つぎはどの形にすべきか?」という

ペンの進む方向を選択する。

そのくりかえしで、絵が豊かになっていくと。

自分も予想もしなかった、絵ができると。

たしかに、イラレのベジェで絵を作っていると、
そういう偶然性を選択する余地がないので、
絵が予想どおりになって、面白くない。

今日は、WAHHA GOGOのレリーフが作りたくて、
硬い木を削っていたんですが、
この硬さと、刃物の切った方向の偶然性を
なんども選択してるから、
自分の曲線ができるのだなあ・・・・と思いました。

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