チャリ楽器、できました。

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X2TOKYOのイベントで、バイクフォーラム青山で、「チャリ楽器」の発表ワークショップを行ってきました。

チャリ楽器は、廃棄自転車を改造し、オリジナルの楽器を作ったものです。「もしも、世界に素材が自転車しかなかったら、どんな楽器を作るだろう?」という気持ちで作りました。いろんな自転車を分解してフレームをいじくっていると、なんだかマンモスの骨から道具を作る原始人のような気分になりました。

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ワークショップのオープンぎりぎりまでアトリエで制作をしていたので、初演奏はなんとワークショップ。明和電機の楽器は「こういう音が出るだろう!」と思って作っても、そうなったためしがなく、いつも作ってからそのプレゼン方法を考えます。今回のチャリ楽器は、その部分をいきなり素人の参加者のみなさんに、丸なげしたわけです。ひー。

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最初に皆さんに「好きな道路標識」を描いてもらい、それをもとにグループ分け。「動物三チーム」「母と娘チーム」「無機物チーム」の三つのグループで、チャリ楽器の演奏を考えてもらいました。オリジナルの「演奏標識」を作ってもらい、それを指揮者の方が次々みせながら即興で作曲。これはジョンゾーンのコブラがヒントになりました。

とにかくこの楽器の問題点は壊れやすいこと。演奏中もバンバン部品が孤を描いて空中にととんでおりました。そんな無茶ぶりなワークショップでしたが、参加者のみなさんの発想力と体力で、面白い曲が三つできました。どうもありがとうございました!

チャリ楽器は現在バイクフォーラム青山に展示中です。また10月末のデザイナーズウィークではバージョン2.0を発表予定。お楽しみに!!

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