明和電機ショップ、ついにオープン!!

 

明和電機26年目にして、初の公式ショップを東京の秋葉原にオープンすることになりました。場所は、あの東京ラジオデパート!!

秋葉原には、ラジオデパート、ラジオ会館、ラジオセンター、ラジオガーデンなど、ラジオという名前がついた場所がたくさんあります。戦後、秋葉原という街ができていった牽引力となったのが、小さなラジオの部品販売店だったからです。当時は、そうしたお店にいけば、部品からそれを収める箱まで、ラジオを組み立てるための部品がすべてそろいました。

ラジオデパートはそんな老舗の部品屋街のひとつです。明和電機のショップはラジオデパートの2階、電気部品屋さんと同じならびに出店します。

 

■電気部品の思い出

ラジオデパートの、明和電機が出店を予定している場所のとなりには、真空管を売っているお店、向かいには可変抵抗(ボリューム)を売っているお店があります。こうした電気部品を見ると、とても懐かしい気持ちになります。

小学校のころ、父親が「明和電機」という電気部品工場を営んでおり、一階が工場、二階が住居という家で育ちました。その一階の工場では、東芝の下請けで、真空管のガラスを切る仕事をしていました。真空管の中のキラキラした雲母の薄い板なんかもあって、きれいだなあ、と思っていました。

その後工場は大きくなって別な場所にうつり、そこでは松下電器の下請けで、テレビのボリューム(可変抵抗)を作っていました。忙しいときなどは、小学生だった僕もベルトコンベア流れ作業の中に入って、女工のおばちゃんたちと電気部品の組みたてなどをしていました。小学生の遊び盛りなので、その作業がとても嫌だったんですが、今になればそのとき「量産とはなにか?」ということを体を持って体験でき、今日の明和電機の活動にとても役に立っています。

その後、小さいころから絵描きになたい、と思っていた僕は、1987年、筑波大学の芸術専攻に進むと、そこで機械を使った芸術作品を作るようになりました。絵描きになりたい、という自分の中の「芸術家」の部分と、工場の中で育ったという「エンジニア」の部分が合体したからだと思います。

大学時代は、電気部品をもとめて、筑波からバスにのって秋葉原に行きました。駅を降りたらラジオストア、ラジオガーデン、ラジオ会館をぐるりとめぐり、信号を渡ってラジオデパート、千石電商、秋月電気、鈴商あたりをチェック。そうすると「あれも欲しい、これも欲しい、」という、物欲が頂点に達するので、それを鎮めるために、角にあるドトールに入ってコーヒーを飲みました。「ほんとに買わなければいけないものはなんだっけ?」と冷静になってから、逆方向にお店をめぐって買い物をする、いうのが基本コースでした。

とりわけ「ジャンクパーツ」と呼ばれる、ほとんど廃棄処分になったような電気部品を漁るのが好きでした。当時は今よりもたくさんジャンク屋さんがあり、まるで宝さがしのように、ホコリの箱の奥から、欲しいものやなんだからわからないけれど形がカッコいい部品を探しまくりました。

そうした掘り出しもののひとつが「ソレノイド」と呼ばれる、電気が流れると直道する電気部品で、学生のときにそれを使って電動楽器を作り、そこから明和電機の活動の根幹となる「ツクバシリーズ」というナンセンス楽器が生まれました。

 

■パソコンにハマる

僕が秋葉原に通い始めた1980年代の後半は、すでにラジオの街から「パソコンの街」へと変化していました。そこらじゅうにパソコンや関連する部品、ソフトウェアを売る店がありました。僕が最初に買ったパソコンはAppleの「LC」というパソコンで、たしかRAMが4MB、ハードディスクが40MBという、現在のスマホの能力と比較すると米粒みたいなパソコンでしたが、家に届いたときは「未来がきた!」という感動がありました。

Appleのパソコンには当時、「ハイパーカード」という、ソフトが必ずインストールされていました。インターネットでは当たり前になっている[ハイパーリンク」という情報要素を飛び交う仕組みが簡単に作れるマルチメディアソフトだったんですが、これがすばらしく、「思考支援ツール」として、まるで自分の脳みそを外在化させることができそうでワクワクしました。

世の中にはこの「ハイパーカード」を使って「スタック」と呼ばれるソフトを作っていた人がたくさんいました。しかし、インターネットなんてなかった時代なので、その情報は雑誌からしか得ることができません。しかし、秋葉原のパソコンショップに行くと、そんなあやしいスタックの情報が手に入り、また、それをコピーさせてくれるお店があることを知りました。

そうしたお店では、「ひとり10分」とか時間が決まっていて、スタックが大量に載っている怪しいチープな印刷の本が置いてあり、それを見ながら欲しいスタックを決め、1.44Mのフロッピーディスクを店内で買い込み(=店で買うルール)、自分にあたえられた10分という制限時間の中で、ひたすらフロッピーの中にガチャコンガチャコンとコピーをしていました。

苦労してコピーを家まで持ち帰り、自分のパソコンにインストールして立ち上げてみたら、しょぼい内容だったりしてがっかりすることもありましたが、それも含めてなんともいえない「ジャンク感」があり、惹きつけられました。

そのほか秋葉原には楽器店もあり、MIDI関係の機材やソフトウェアなどもよく買いました。ジャンクな電気部品から、細かな電子部品、素材、ソフトウェアなど、すべてそろう秋葉原は、明和電機の活動にとって、なくてはならない存在でした。

1990年代になると秋葉原は、アニメショップやメイド喫茶、アイドルの劇場などがどんどん増えていき、電気部品の街にプラスして、日本独特のオタクカルチャーがあふれる街へと変化し、外国人観光客もたくさん訪れる名所になっていきました。

 

■あれ?シャッター街が増えている・・

2016年、老舗の電気部品街であったラジオストアが閉店するという出来事がありました。時代はラジオからパソコンを経てスマートフォンの時代になっており、「自分で部品を買って、自分で作る」という時代ではなくなっていました。今日のデジタル機器を見ればわかるように、分解することもできず、中に何が入っているかわからない「ブラックボックス」になっています。治すよりも買ったほうが安いし、またインターネットの普及で、秋葉原にいかなくても、検索すればさまざまな部品が郵送で届く時代になっていました。

 

そして昨年の11月のこと。部品を探しにラジオデパートに行ったとき。地下から3階まで、すべての階で、シャッターが降りたお店が増えていることに気が付きました。

「え?なにこれ?ここもラジオストアのようになっちゃうの?」

と思いました。駅から徒歩2分というすばらしい立地で、まわりにはメイドさんが活発に路上で活動している場所です。外国人観光客もたくさん往来している場所です。本当にシャッターが降りてるんだろうか、もしかしてオリンピックに向けた再開発だろうか、と公式ホームページを見ました。するとそこには「出店舗・募集」の告知が掲載されていました。やはり営業を止めたお店たちが増えていたのでした。

秋葉原の小さな電気部品屋さんは、文化遺産で保存したいぐらい魅力的で、海外からも注目される風景です。その場所が秋葉原からどんどん消えていっている。なんか寂しすぎる、と悲しくなりましたが、そのとき、頭の中にピキーン!とひらめくことがありました。

「だったら、明和電機がお店を出す」

でした。

 

■マスプロ芸術

 

明和電機は1993年の活動の出発点から一貫して行っていることが2つあります。1つ目は「ナンセンスマシーン」というアートを作る、です。これは世界にひとつしかない一点モノ、つまり「オリジナル」です。一般的にアーティストはその「オリジナル」を売って利益を得ます。しかし明和電機はそれを売らず、「オリジナル」の持っているアイデアや仕組みを二次展開をして、さまざまなオモチャのような「マスプロダクト(大量生産)」を作ったり、ライブコンサートのような「マスプロモーション(大衆伝達)」をすることで利益を得ます。これを芸術のマスプロ化といういう意味で「マスプロ芸術」と呼んでいます。>詳細はこちら

マプロダクトは、大衆に向けて売るので、売り買いをする場所、「ショップ」が必要です。明和電機はこれまで、オタマトーンのようなオモチャは、製造販売元の㈱キューブさんから問屋さんを通して東急ハンズや楽器店、オモチャ屋さんなどの小売店で販売していました。またそれ以外には、展覧会などでは期間限定のポップアップショップを作ったり、ECサイトに明和電機ショップを開設して販売していました。

 

いずれも明和電機の商品だけがある、永続的なリアルショップではありませんでした。しかし、明和電機結成当時から、「いつかはリアルな公式ショップを街につくりたい」という夢はずっとあり、スケッチを描いたり、その実験的な店舗を展覧会で作ってみたりしていました。2020年の東京オリンピックが決まったときには、たくさん来日する外国人観光客が爆笑するような「おかしなおみやげ屋」を作りたいなあ、と漠然と思っていました。その夢がラジオデパートの空き店舗を見たとき、「ピキーン!」とひらめいたのです。

すぐにホームページに載っていたラジオデパートの事務所に電話をしました。そして現在の空き状況、家賃を聞いてみました。その家賃は、自分が予想していたよりも安く、「これならいけるかも・・」と確信しました。

 

■ラジオデパートと打ち合わせ

具体的にラジオデパートの状況がどうなっているか知りたく、2018年の12月末、ラジオデパートを運営している㈱ラジオデパートの事務所にお伺いし、担当の方からお話を伺いました。

いままで30年間通い続けたラジオデパートですが、店舗のある3階より上にはいったことがありませでした。足を踏み入れると、懐かしいロゴの看板などがあり、まさにそこは「昭和」の世界。打ち合わせをした部屋の窓をあけると目の前は中央線が走るJRで、鉄道マニアにはたまらないであろう絶景でした。

担当の方にまずはラジオデパートの歴史をお聞きしました。(こちらで見れますので、ご興味のある方はぜひ)。ビルができた1973年には、秋葉原でエスカレーターがある建物はめずらしく、まさに「デパート」のような華やかさがあったそうです。

「でも、だんだんテナントのお店も3代目とかになってしまってね。それに秋葉原で部品を買って何かを作る、という時代ではなくなってるし、インターネットでみんな買っちゃうし。ほんとはアニメショップやメイドさんのお店みたいなのもOKにすれば、すぐにテナントが埋まるだけど、うちは電気部品でやってきたらか、それはやりたくない。かといって、海外の電気部品屋を入れるというのも、なかなかモラルがちがったりしてむずかしい。そんなこんなで、気がついたら、シャッター街になっていた」

ということでした。長いこと秋葉原に通っているものとしては、時代の流れとはいえ、胸が痛くなるお話でした。

しかしお話をお聞きしながら、一方で、「電気部品を買って自分でなにかを作る人が減っている」という点には、そこはちがうかも、と思いました。自分のまわりには、3Dプリンターやレーザーカッターなどのファブ系工作機械や、海外の電子基板制作会社などを駆使して、オリジナルのユニークな製品をつくり、ECサイトやクラウドファンディング、SNSを使ってそれを広告・販売している人たちがたくさんいる。むしろモノ作りに関しては、むかしよりいまのほうがはるかに簡単になり、個人で販売できる環境ができています。メイカーのイベントやハッカソンはあちこちでやってるし、YOUTUBEを見ても、愉快なモノ作り野郎の動画がたくさんのビューを集めています。

ただ、そうした人々の多くは、ネットショップを使ってモノを買い、作りたいものに関するコミュニティで情報を得ていて秋葉原には来ていない、ということだと思いました。

■明和電機のような「おかしなマスプロ」を行う人がでてこないのはなぜか?

モノ作りの環境はととのっている。そしてそれを販売する環境も整備されている。しかし、そんな状況なのに、自分でいうのものなんですが、明和電機のような「おかしな商品」をマスプロ化して販売している人は、数えるほどしかいません。なぜでしょうか?

いろんな原因が考えられると思いますが、実はモノ作りがしやすくなったことそのものが原因のような気がします。

3Dプリンターやレーザーカッターのようなデジタル工作機械は、「誰でもモノ作りができる」という点でもてはやされています。しかし、なぜデジタル工作機械がなぜ素人でも簡単にモノ作りができるかといえば、実は「モノ作りのおもしろさや醍醐みをすっとばしている」部分があるからです。

たとえば木材を切るという作業は、レーザーカッターでなくても、手でのこぎりがあれば簡単にできます。そこには、いかにきれいに切るか、どうやって木材を固定するかなどの「創意工夫」のおもしろさがあります。物質にはエロスがあって「フェティシズム」といいますが、手で木材を触りながら加工すると、それを感じますし、その魅力が作るものにもにじみ出ます。しかし、いきなりレーザーカッターで木材を切ると、そうした面白さをすべてすっとばしてしまうので、「フェティシズム」を感じられないモノができあがりがちです。そうやってできあがった商品は、他者から見ても「物欲」を感じることがないので、買おうとは思いません。

また、ネットで部品が手に入る、作り方がネットを見ればすぐわかるというのは、とても便利だけれど、一方で「みんな同じようなものを作ってしまう」という状況も生み出します。マニュアルどおりに作れば、失敗することはないし、なんとなく「製品っぽい」ものが作れるので、「まるで自分が作ったとは思えない」という感動があります。しかしそうって作ったものは、どこかで見たことがあるものになります。世の中には同じようなもので安いものがたくさんあるので、わざわざお金を出してまで欲しいとは思いません。

例えば家庭料理であれば、ネットで材料を買い、ネットのレシピどおりに作ればいいと思います。その方が失敗せずにおいしい料理が作れます。実験的に作ったまずい料理を家族で食べるのはちょっときびしいです。

でも、オリジナリティが必要な創作活動では、むしろ失敗や実験が必要で、みんなとはちがうものを作らなければいけません。料理と同じようにレシピどおりにやっていたら「モノ作りごっこ」になります。ひどいものになれば、クラウドファンディングでありがちな、完成予想モデルをCGできれいに作り、お金だけを集め、いざリアルに量産する段階ではじめて現実のモノ作りの壁にぶちあたり「できませんでした!」と逃げ出すパターンを見かけたりします。

かつて僕が秋葉原のジャンク屋めぐりをしていたときには、そこはなんだかよくわからない部品がごちゃごちゃと混じった混沌でした。そこで見つけた「ソレノイド」などは、どうやって使うかよくわからなかったので、12Vに無理やり100Vを流して使うという危険なことをやっていました。もし、そのときにインターネットがあったら、検索で調べるのでそんなめちゃくちゃな使い方をしなかったと思います。でも逆にいえば情報がなかったからこそ、固定概念にしばられることなく自由に作れた、とも思います。また、お店で電気部品を手にしたとき、リアルに感じる「フェティシズム」がありましたし、手で作っていく粘り強さもありました。

固定概念にしばられない、モノのフェティシズムを感じる、粘り強く作るとか、こうした体験があったからユニークなナンセンスマシーンを作ることができたと思います。これらは、マスプロの商品を作るときにもにじみでるので、「オタマトーン」のような商品が生まれたのだと思います。

インターネットは便利ですが、そこで得られるのは音と映像の情報でなので物質感はなく、また検索で答えが見つかってしまうので寄り道も減ります。そうしたことに飽きはじめた人たちが、たとえばマニアックなレコードショップにわざわざ行って、アナログ・レコードやカセットテープなどのリアルな物体を買ったりするような、「先祖返り的な最先端」を求めているのではないでしょうか。

「秋葉原にリアルなお店を出すという行為は、一見、過去にもどるようだが、物体のコミュニティーという点では、実は最先端ではないか?」と思うようになりました。

■ラジカルなオブジェ

ラジオデパートや、秋葉原の歴史を調べていくと、かつて「ラジオ」というのは本当に時代を作り上げた商品だったんだなあ、思いました。ソニーもシャープも東芝も、かつてはラジオの販売がその企業成長のきっかけでした。

戦後の何もない時代、ラジオから流れてくる音楽や、ドラマや、トーク番組や、ニュースは、キラキラしたコンテンツだったんだろうと思います。そしてそれが、部品を集めて、「自分で作ることができる」、というのもすごい魅力だったのだと思います。

今のスマートフォンも、映画、音楽、カメラ、メール、SNSなど、あふれんばかりの魅力的なコンテンツを安価に提供してくれます。そういう点では魅力的ですが、かつてのラジオのように「自分で作ること」ができません。片手で数えるぐらいの企業だけがスマホを作り、世界中で販売し、巨額の収入を得ています。

面白いことに、秋葉原をモデルに作られたという中国の巨大電気屋街の「華強北路(ファーチャンペー)」に行くと、iPhoneの部品屋や修理屋さんなどで、昭和のころに秋葉原でラジオを売っていたようであろう風景を見ることができます。ごちゃごちゃしたお店の中、お母さんが幼児がごはんを食べさせてる横で、お父さんらしき人が見事な手さばきでiPhoneを分解し、正規部品でないパーツを組み合わせて安価に修理してくれます(もちろん非公式)。そんなワイルドな場面を見ると、かつてラジオの部品を屋台で売っていた戦後は、こんな感じでエネルギッシュだったんだろうなあ、と思います。

ラジオという装置は、かつての時代にとって「急進的」で、かつ時代を作り上げる「根源的」となる物体だったのだと思います。おもしろいことに、英語では「急進的」も、「根源的」も、おなじ「ラジカル(RADICAL)」という単語で表現します。そこでひらめきました。

「ラジオ(RADIO)は、かつて“ラジカル(RADICAL)”な“オブジェ(OBJE)”だったのだ」

それでは今の「RADIO」って、なんだろう?スマートフォン?すごい装置だけど、自分でいじくることができない。というか、みんなが同じ価値感を共有する時代じゃないし、自分のものは自分で作れる環境も整ってきたから、これからは自分自身の価値観で「RADIO」を作る時代になったんじゃないか?明和電機もそんなノリで、これまで25年間、ナンセンスな「RADIO」を作ってきたし。ラジオデパートの明和電機ショップが、そんな“新しいRADIO”を発信する場所にならないだろうか?

 

■出店を決める

 

さまざまな状況を考え、2018年の12月、明和電機ショップをラジオデパートに出店することに決めました。さらに「新しいRADIO」の考えをベースに、明和電機だけでなく僕のまわりいるおもしろ工作をしている人たちにも参加してもらえないだろうか?と思いました。そこで閃いたのが、レンタルスペース「ラジオスーパー」でした。

「ラジオスーパー」は一定料金で棚を借りる、いわゆる「レンタルスペース」です。一品ものを預かって置いて売ってみるという場所もあります。ここに、おもしろ工作をしている方々や、その部品を供給したり、コンテンツを作ったりした人がごちゃごちゃっと集まれば、「ジャンク屋」的な魅力のある混沌が作れないだろうか?と思いました。

また、「ラジオギャラリー」という、アートを展示する場所も作ることにしました。アートには得体のしれない不可解なエネルギーがやどっています。それを秋葉原のどまん中に展示したら、おもしろかろう、と思ったのです。さらに秋葉原なので、それにそのアートを作るための部品も秋葉原でそろいます。展示にそうした「購入マップ」のようなものをつければ、「おもしろいな、僕もなにか考えて作ってみよう」と刺激を受ける人が増え、秋葉原の活性化につながるんじゃないか、と思いました。

こうして「明和電機 秋葉原店」「ラジオスーパー」「ラジオギャラリー」という3つの空間で構成される、実験的な店舗を、3月30日にオープンすることになったのです。

■夢は・・

「明和電機 秋葉原店」は、畳三畳ぐらいしかない、とても小さなお店です。でも、明和電機の哲学や、アート、トイ、本、音楽コンテンツなどがぎっしりつまった、社会の中に存在するひとつの「ナンセンスマシーン」にしようと思っています。そしていつかは「明和電機 パリ店」「明和電機 上海店」「明和電機 ドバイ店」など、世界各地に展開できたらと思っています。

ラジオスーパーも、荒削りでも、ジャンクなおかしな商品が集まったら楽しいなあ、と思います。日本だけでなく、海外のからも出店があったら愉快です。

世の中に「ラジオ(ラジカルなオブジェ)」がどんどん作られて、「ナンセンス(超常識)」なものが増え、人類の未来が、少しでも明るく和やか(=略して明和ね)になれることを期待しています。

明和電機代表取締役社長 土佐信道

 

明和電機秋葉原店、プレスリリースは>>こちら

ラジオスーパーの「応募要項」は>>こちら

 

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【明和電機 事業報告ショー2019】

今年もやってまいりました、事業報告ショー。2018年度の明和電機の活動報告と2019年度の野望を、小粋なパワポ芸と音楽でお送りする、お金を取る会社説明会です。今回のゲストは「ブラックベルベッツ」。高い音楽性を無駄遣いしている四人組が、高い技術力を無駄遣いしている明和電機とコラボります。どうなることか!明和電機会長・土佐正道も、たぶん紙工作の新作をもってやってきます!

日時 :2019年4月13日(土)

時間 :
「事業報告ショー2019」16:00~17:30
「明和電機コンサート」18:00~19:00

会場 :スクエア荏原
(〒142-0063 東京都品川区荏原4丁目5-28)

ゲスト:ブラックベルベッツ、土佐正道(会長)、ヲノサトル(経理)

BLACK VELVETS

 

■チケット販売

チケットは「事業報告ショー2019」と「明和電機ライブ」を両方楽しんでいただけます。

<チケット販売期間>
■明和電機協同組合先行販売
2019年02月08日(金)20:00~ 2月17日(日)まで

■一般販売
2019年02月25日(月)10:00~ 4月12日(金)まで

販売は明和電機STORES> https://maywadenki.stores.jp/
明和電機協同組合新規入会受付中! >申込はこちら

<チケット種類>
一般前売り ・・・5,000円
子ども前売り・・・2,000円

一般当日  ・・・6,000円
子ども当日 ・・・2,500円

※3歳以下は無料。ただし座席が必要な場合は子ども料金のお席が必要です。

 

 

 

怒涛の四日間

 


「作業中、ネジを床に落としたとき、慌てて拾いに行ってはいけない。


 どこへ転がって行くか、しっかり見る。


 そして、止まったら、ゆっくりと拾いに行く。


 慌てると、思わぬ事故を起こすから。


                         土佐信道(1967~)」


       


 


 



 


 


 


28日から31日は、怒涛のスケジュールでした。


「ここはどこ?今日は何曜日?」


 


それではその足取りを。


 


 


 



 


28日(土)は「ノック音楽ワークショップ」を行うために岡山へ。


 



 


この日のために開発した新型ノッカー!


安全です。壊れにくいです。


 


そして、そのノッカーをとりつけるユニットの制作もしました。


 


 



 


ユニットを組み上げ、ノッカーをとりつけるみなさん。


僕が考えもしなかった組み合わせをする方もいて、面白かった。


 



 


 


この方は、陶器の人形をノッカーで叩こうとしています。


・・・割れるだろ!


 



 


 


ノッカーを取り付けたユニットをさらに連結して「簡易音源」を組み立てます。


ちなみにこの班の音の要素は「水筒、眼鏡ケース、箸入れ、ファイブミニ」。


 


 



 


 


最後にコンピューターを接続して、自動演奏。


チャカポコと正確なリズムを刻むと、やっぱり面白いです。


 


今回は3時間という短い時間で、ノッカーを使ったコンピューターミュージックを


体験してもらうために、とにかく「作業効率」をあげることを考えました。


そこで閃いたのが、ノッカーを固定するブロックのようなユニット。


 


計画通り、このユニットのおかげでスムーズにノッカーを音の要素に


固定することができました。


 


 



 


つづいて29日(日)は、「こどもオモチャ研究所」。


おかしな発想法をもとに、いよいよ制作開始。


 



 


 


親子で参加なので、お互いに知恵を出し合って、工作しています。


がんばれ、お父さん!


 


 


 



 


 


「へにょへにょプロペラ」を思いついた少年。


ぐるぐる回ると、ペラペラと羽がしなる。


・・・・危ないだろ!


 



 


 


30日(月)は幕張に移動して、クレヨンハウス、夏の学校へ。


 



 


2泊3日、300人の参加者(ほとんどが、女性、おばさま方)の


前で、明和電機、EDELWEISSのプレゼン。


ひさしぶりに「獏の歌」をノッカーピアノで演奏しました。


 



 


絵本「すびょーるーみゅー」を朗読。


会場から壇上にあがられた、勇気あるみなさんと。


 


この朗読がかなり「怖い風景」だったらしく、


たくさんの方から、夜、うなされました、と言われました。


 



 


そして本日、31日(火)は横浜EIZONEへ。


ノッカーピアノ、セーモンズによる「獏の歌」を自動演奏、展示。


 


とにかくこの四日間は、あっちこっちへ行き、いろんな方と会いました。


 


「人は一日に40人の人と会ったほうが、心が健康になる」


 


といいますが、まさに、そんな感じでした。


 


 


 


 


 

日帰り岡山・・・

 


「オセロで子供に負けたら、僕は本気で泣く自信がある。


                  土佐信道(1967~)」


 


 


 


 


 


今日は、日帰りで岡山に行ってきました。


NHKの子供向けアート番組の収録。


 


「帰りの飛行機までに収録だ!急げ!」


 


との号令の中、


ナンセンスマシーンを次々デモンストレーション。


その模様はこちら。


 


http://mycasty.jp/digital_museum/index_blog1.html


 


 


あまりにドタバタで、自分のデジカメを撮る暇すらなく・・・


でもどんな番組になるか楽しみです。


 


途中、リングリン(腕にアザをつける装置)を誰がやるかで、


子供達と本気でじゃんけん。カメラが回ってることを忘れて、


おおはしゃぎしてしまいました。


 


 


次の岡山は今週末ですね。


みなさん、また会いましょー。


 


 


 

明日は岡山

「30個のネジを買いにいくときは、かならず31個買っておくこと。


 もし1個紛失しても、再び買いにいく”時間”と”労力”を


 かけなくて済むから。  


                      土佐信道(1967~)」


 


 


 



 


 


明日は、岡山会場に行きます。


NHKの番組収録。


 


なんと日帰りです。


 


楽器のメンテナンスをしなければ。


 


 


 


 


 


 


 


 

台風直撃・・・またか。

 


 


「やってみないと、わからない。 だからやる。


           土佐信道(1967~)」


 


 


 



 


 


なぜかオープニングに台風が直撃するナンマシ展。


昨年の鹿児島に引き続き、今年も、ぶつかりました。


 


で、台風が通りすぎて一夜あけた岡山市内。


コンビニには、なぜか大量のビニール傘が・・・


 


飛んできたのか?


 


 



 


 


展覧会がオープンして三日目。


今日は二つのワークショップをやります。


 


一つ目はチワワ笛。


 


岡山には「チクワ笛」の有名な方がいるそうで、なぜか、それと


間違えられることも。


 



 


 


完成品をならべて、みんなで記念撮影。


もー、かぶりつきのお子様。


 


 



 


 


二つ目のワークショップは、「こどもオモチャ研究所」


おかしな発想法をもとに、三日間で、工作をします。


親子で参加なので、親としての「おもしろ度」が問われます。


 


 



 


 


これは、「三回に一回、おもしろいことがおきる鉛筆」


 


 



 


 


こちらは、ブルドックリモコン。


 


 



 


 


みなさん、面白い発想で、楽しめました。


 


 



 


 


 


さて、アトリエの準備からお送りしてまいりまいた、


社長の「崖っぷちブログ」、


イベントをこなして、本日で、いったん終了です。


 


次回は、再び岡山へ行く、来週かな?


テレビ収録、日帰り、というこれまた崖っぷちな


スケージュールもあったりしますので、ご報告します!


 


 


ナンマシ展は、おかげさまで大盛況。


今日は1200人も来場者があったそうです。


 


このペースだと、後半は、すごいことに・・・。


岡山のみなさんは、終わる間際にかけこむらしいし・・


 


ゆっくり見るには今のうち?


みなさま、ぜひぜひ、ご来場ください!


 



 


                           (またまたBUSUより)


 


 

ライブ!ライブ!ライブ!

 


 


「 むかしライブで楽器がショートして、ステージが停電したことがあった。 


  まったく動かない楽器たちに囲まれたこの瞬間ほど、


  明和電機らしいステージはなかった。


                          土佐信道(1967~)」


 


 


 



 


 


今日は、製品デモンストレーション、通称「ライブ」です。


美術館は、人!人!人!


 


 



 


 


ステージを沸かした、岡山の「天才ギター少年」。


 


眼鏡ロックを彷彿とさせる、ラフなスタイリング。


ゲームで鍛えた指から繰り出す、スイッチの連打。


会場は熱気に包まれる。


 


最後はこの少年、「け!スイッチかよ!」という捨てゼリフを残し、


消えていったのでした。


・・・・・カッコイイ。


 


 



 


 


 


広島から駆けつけた噺家、森林さん。


エコロジーをテーマにした社長とのシュールな即興漫才が、いきなり始まる。


(写真 : 「どーも、すいやせん」を20回も連呼する森林さんに、戸惑う社長)


 


 



 


 


「友達の輪!」をなぜか今ごろ、社長が連発。


それについてくる岡山市民のみなさん。


 


ノリが本当にいい岡山のみなさんでした!


(文中、一部フィクションを交えて、お送りいたしました。)


 

ブログの敵、それは酒。

 


「生ビール中杯、二杯までは気分が よくなるが、


 三杯目からは、どうでも よくなる。 


            土佐信道(1967~)」


 


 


全国の崖っぷちファンのみなさま、


お待たせいたしました。


社長、復活でございます。


 


展覧会オープニングの朝から、


いきなりブログ停止になっておりましたが、


原因は、


 


 


「酒」


 


 


です。


体内のアルコール度数があがると、


脳内に「アップロード妨害ホルモン」が分泌されるらしく、


気がついたら、ベッドに倒れこんで、朝!


という日々が続いておりました。


 


いやあ、無理。


展覧会のイベントをこなして、スタッフと


一杯のビールで、「かあー うまーい!」


と打上げたあと、


ホテルに帰って、


高速クロックで動く、86個もスイッチが並んで


B4サイズの、なんだかまぶしい光を出す機械に向き合うなんて。


 


 


飲酒運転と同じで、ぜったい無理。


危険すぎる。


たぶん、小学校の時に凝ってた魔法の


「マンドラゴラの引っこ抜き方」とか


書いてしまうと思う。


 


 


ということで、事後報告となりますが、


展覧会の模様を、お送りしたいとおもいます!


 


 



 


 


岡山駅の改札を出ると、いきなり目立つ看板が!


駅から直結で会場にいけるのは、うれしいですね。


 


 



 


 


二式大艇も、このように展示。


社史の一部です。


 


 



 


 


魚器(NAKI)コーナー。並んだ蛍光灯がきれいです。


説明ビデオには、いつもひとだかり。


 


 



 


 


ツクバ(TSUKUBA)コーナー。


自動演奏、コスプレで、にぎわっています。


ジオラマをこのアングルで撮ると、かっこいいな。


 


 



 


 


エーデルワイス(EDELWEISS)コーナー。


神聖な雰囲気が、他のコーナーとはちがいます。


 


 



 


 


その手のお店ではありません。


楽器体験コーナーです。


 


 



 


 


台風にもかかわらず、たくさんの方が、


会場に来てくれました。


 



 


 


アルクラシーこーなーの「社訓」。


ちなみに、このデザインのタオル、売ってます!


 


 


 

そんな僕らの世界に光りあれ

 


「 豆腐と油揚げの味噌汁に、


 納豆にしょうゆをかけて食べる朝ごはんは、


 全部大豆。


 


 多様性(バリエーション) とは、制約の中から生まれる。


                  土佐 信道(1967~)」


 


 


 



 


7月11日(水)


展示作業 3日目。


 


今日はとにかく「電気配線」の日でした。


 


明和電機の作るものは、電気で動きます。


そしてそれをよく見るには「照明」が必要。


 


 



 


 


で、とにかくひたすら配線作業。


 


 



 


こっちでも作業。


 



 


 


あーんな高いところでも作業。


 


 



 


 


 


こーんな低いところでも作業


 


 


 



 


 


おかげさまで、午後には、あちこちで「灯り」がつきはじめました。


 


 



 


TSUKUBA の 灯り。


 



 


 


NAKI の 灯り。


 


 



 


EDELWEISS の 灯り。


 


 



 


 


灯りに照らされて、僕の白昼夢たちも、


実体を習得しはじめました。


 


 



 



 



 


 


そしていよいよ明日は展示最終日。


 


最後のひと詰め、


最後の1センチの移動で、


格段に緊張感が出る、空間作り。


 


気を引き締めて、望みます。


 


 


 


 


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で、こちらの方も、身が引き締まってまいりました。


(別アングルは、デジタルミュージアムのブログからご覧いただけます。)


 


 


 

どんどん「舞台」ができていく


 


 


写真 :  昨晩、岡山某所で撮影された、密会現場 


 


昨夜、明和電機ナンセンスマシーンズ展に関係する、


二人の重要人物の密会が行われた。


公務員である【お】氏と、会社役員である【と】氏。


不正入札談合か?との疑いに、聞き耳をたてたところ、


 


【と】氏 「岡山の心霊スポットって、どこ?どこ?」


【お】氏 「いやあ、僕、詳しくないんですよー。毎月”ムー”、読んでるんスけどねー」


 


・・・・勘定はしっかり、ワリカンであった。


 


 


 


 



 


 


さあて!


7月10日(火) 


展示作業の二日目です。


 


今日から、設営業者さんも入り、本格的に会場作り。


僕のオーダーにすぐさまに答えてくれて、展示物を固定。


 


こころ強い!


 


 



 


 


ステージもどんどんできていきます。


これはエーデルワイスコーナーの舞台の土台。


ハコ馬と天板を組み合わせて・・・


 


 



 


 


白のパンチカーペットを張れば、


きれいなエーデルワイスの舞台のできあがりー。


 


 



 


 


半透明のシルクのような布で、


エーデルワイスの部屋の結界を作りました。


 


いやーん、かわいい・・・


 


 



 


 


魚器シリーズを展示する、パネルも組み立て開始!


 


 



 


 


一枚一枚、ネジで閉めて、つないでいきます。


 


 



 


 


 


連結した魚器パネル。


思えば、僕にとって、これも大切な作品。


台座彫刻かな。(・・・・・彫刻台座ではなく)


 


 


 


 



 


 


自宅から、無理矢理はずしてもってきた障子を、


アルクラシーコーナーに展示。


(おかげで、自宅室内、外から丸見え)


 


搬入のとき、一部破れていたのを、


職員の方が「サクラマーク」で修正して


くれました。


 


 


 



 


 


アルクラシーに展示した「本棚」の木目の色が、


どうしてもしっくりこないので、


いきなり白ペンキで塗りました。


 


現場対応、ですね。


 


 


 


 



 


 


 


今日は、東京のアトリエにさまざまな忘れ物をしていたのが発覚。


電話をして、発送してもらうことに。


 


 


①タコニワの電気コード30本


②調光器


③魚コード用電気パーツ


④オタクギョタク(オリジナル)


 


 


・・・危ない、危ない。


 


 


比較的作業は順調。


でもそんなときに、絶対トラブルが発生する、明和電機であった・・・・・。