よく使う台所は、片付いている

Photo

今日もまた秋葉原へ。

「坂口電熱」という電熱器などを売っているお店にいった。

このお店は、店内が、整理整頓されていて、とても気持ちがいい。

棚がおしゃれだとか、ポップや看板のデザインがすぐれているとか、

そんなことではない(案内なんて、テプラをバシバシ貼ってるし)。

でも、なんだろーなー。

「電熱器」という、あんまり時代に流されない商品を売ってるからかな?

「よく使う台所」みたいに、気持ちよい風が流れてるんですね。

新陳代謝してるな、というか。

きちっと掃除してるというか。

最近あまりにも秋葉の風景が、メイドとアニメとミクに侵食されて、

「カワイイのはわかるけど、アナタたち、お風呂入ってる?」

という文化がまわりに増えたからかな?

面白いんだけどね。お風呂には入ってほしい!

だからかな?まるで洗いざらしのタオルのような「電気部品屋」にいくと、

すがすがしい気分になる。

Photo_2

さて、「坂口電熱」で、何を買ったかというと、サーモスタットです。

明和電機の楽器の基本は、「ノッカー」という電磁石を使った

打楽器デバイス。これが、動作するとガンガンに熱くなる。

200℃近くなってんじゃないかな?

なんでそうなるかというと、打楽器のパワーを出すために、

必要以上に電気を流しているからなんです。

(良い子はまねしないように)。

加熱しすぎると、最後は、銅のコイルが溶けておじゃん。

そうならないために、「あんまり熱いから、電気をきっちゃうよ!」

という装置、サーモスタットをつけるのです。

この装置、「電気こたつ」にもついてますね。

Drive_to_2010

そんなノッカーたちが活躍する、久しぶりのライブをやります。

メンツは、明和電機と、ロマンポルシェ。さんと、サエキけんぞうさんです。

濃いなあ。

「信念をもって男を貫いたら、面白い人になってた」、という三人だなあ。

出発の時点から間違っていた三人だなあ。

さて、この三人が、明日の夜、渋谷近辺に集合します。 打ち合わせです。

で、「誰か、打ち合わせするのに、オレたちに部屋を貸してくれない?」

とツイッターでツイットしたとこを、4名の勇者が、ツイットリターンしてくれました。

 

たぶん、突入します。


詳細はこちら。

Photo_3

にしても濃いなあ・・・・・・・

愛情のないツマミが多いのは、「デジタル楽器」と「和民」

Photo

秋葉原に部品を買いにいったついでに、ひさしぶりに楽器店にぶらり。

デジタル楽器コーナーにいったら、

もーね。新製品の「ツマミ」の量が、ますます増えてた。

理解できるか!!多すぎじゃ!!

まるで、テレビのリモコンと同じ。

どこを押せばいいの?

Photo_2

電子楽器の「つまみ」が多いのは、今にはじまったことではない。

40年前に作られた、ムーグシンセサイザーなんて、つまみのお化けだからね。

でも当時の楽器は、「その音を出すがいっぱいいっぱい」な、ダメっ子だった。

必死ですよ。「ぴょよよーーーん」って宇宙っぽい音出すのも。

「つまみ」をいじくる方も、なんだか、機械の内臓に触ってるような

リアリティがあった。

Photo_3

でも、デジタル技術がすすんで、どんな音でも出せるようになると、

電子楽器も余裕をかます優等生になっちゃって。

出せる音の選択至が増えたなら、「つまみ」も増やしてしまえと。

これはテレビのリモコンと同じ現象。

結果、楽器は、「音を楽しむ機器」ではなく、

プリセットされた音を選ぶだけの、「再生機(プレイヤー)」になっちゃった。

先が読めてしまうのに、ツマミだけは多い。

電子楽器を作っているエンジニアに言いたい。


「音、または音の編成のアルゴリズムからインターフェースを作るのが楽器ではない。
 
人間がインターフェースと葛藤することで音が生まれるのが、楽器である。」


88個もの「つまみ」がならんだ楽器「ピアノ」は、

人間が楽器と葛藤する場所を用意しているから、

こんなに普及しているのである。

ラーメンにおける 母性原理 と 父性原理

Photo

映画「タンポポ」を久しぶりにみた。

ラーメン作りがものすごく下手なラーメン屋の未亡人を、

アウトローな男5人がしごいて、行列ができるラーメン屋に仕上げる、という、

「しょうゆ味のマイフェアレディ」な映画だ。

おもしろい。筋がほんと、うまい。

しかーし!

このラストシーンで、宮本信子が到達するラーメン屋のイメージが、

実に「まずそうなラーメン屋」なのである。

その根本的な原因は、「母性原理が強すぎるのラーメン屋」

になってるからなのである。(上図)

まるで、「すてきな主婦の、すてきなキッチン」みたいな場所で、

清潔感あふれる宮本信子が、笑顔でラーメン作り。

「玄米ごはんと、豆腐ハンバーグ」ならいい。

そのシチュエーションなら。

でも、ラーメンはいかんだろう!!

Photo_2

ラーメンを食べる場所はやっぱり、

「鬼軍曹が見守る中、3分以内に、

 バラバラのライフル銃の部品を組み立てること。

 できなければ、独房」

みたいな、

「闘争本能と、マニアックなオタク心と、タイムリミットが混じった、
 緊張感あふれる場所」

でなければ、いかんような気がする。

それは「父性原理」に基づく、「食べる人よりも作る人のエゴが勝る場所」

でなければならない。

だいたい、ラーメンって、ぜったい体によくない。

脂っこいし、炭水化物とたんぱく質と塩分ばっかりだし。

それをわかってて食べる。

それは、修行である。断食の反対。

今の世の中、父性原理が行き詰って、エコだ、ロハスだ、情報だ、感性だ、と

母性原理が強くなってきている。

そんな社会の中で、ラーメン屋は、男たちが闘争本能を消化できる、

「どんぶりサイズのコロシアム」なのだと思う。

だから、そこに 「おかあちゃんな宮本信子」がいては、いけないのである。

 

豊州で、こどもいじり

Pachomoku_codomo01

今日は豊州の芝浦工業大学で、こども向けの楽器ショーを

やってきました。

おもしろかったなあ。

ステージの上から

「パチモク、演奏したい人!」

てたずねたら、

みんな

「ぶあああああいい!!」

って手を勢いよく、かつ、なーんも考えずに手をみんな、あげてましたね。

「今日、二日酔いの人!!!」

ってたずねたときも、

「ぶあああああいい!!」

って返事してたしね。

聞いてる?人の話。

で、ステージにあがってもらった、勇敢な少年。

パチモク(NAKI-PX)を背負わせると、木魚が床についてしまってた。

子供って、小さいのね。当たり前だけど。

Pachimoku_codomo_2

「パチモクの重さは、20キロぐらいあります」

って、会場に説明したら、

ぼそっと少年が


「ぼ、ぼく・・・・・28キロ・・・・」


と言ったのがおかしかった。

すまぬ。

君の体重に近い危険な楽器を背負わせて。

でもね、

さっきツイッターみたら、少年のお父さんが書き込みをしてました。

ステージにあがって明和電機の「パチモク」を演奏したマイサンは、えらく気にっいったようで、サンタさんに「パチモク」をお願いするそうだ・・・」

少年の名前は、マイサンっていうんだ。

うん。

うん。

ぜひパチモクをサンタさんに、お願いしなね。

ぜったいだよ。

ちなみにパチモクの制作費は

120万円です。

爆音で麺のお湯を切る装置 「KILL YOU」

Photo

以前、ブログで「バーン!」とおもいっきり麺を切るラーメン屋の

話をしましたが、そこでひらめきました。

Kill_you_2

むかし、鉄砲のオモチャで、巻いた赤い火薬で、バーン!って鳴るやつ
ありましたよね? いまでもあるのかな?

あれを、麺を切る網に仕込む。

そうすると、弱い力でも、麺を切るときに「バーン!」って鳴るじゃないすか。

「バーン!」

「バーン!」

「バーン!」

もーね。

ラーメン屋ん中、マカロニウエスタンですよ。ラーメンなのに。 


で、製品名は、男らしく 「KILL YOU  (切る湯)」。 



どでしょ!!

全国の、男気ビジュアル系ラーメン屋のみなさん!!

受注生産受けますよ!
(できるかどうか、わかりませんが)

小学校時代の実験テープ

Photo

今は明和電機で、実験的な音楽をどっぷりやってますが、

そのルーツってなんだっけ?と考えて、たどりついたのが、

小学校時代。

時代はカセットテープですよ。

このカセットテープのレコーダーを2台用意すると、ピンポン録音、
つまり多重録音ができる。これに兄ちゃんとはまった。
で、「ラジオ・コント」ようなものを作った。それが「トテキシリーズ」。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆トテキシリーズとは?

小学校の三年生のとき。うちの母親が僕に、

「のんちゅん(僕のあだ名)、2階からハサミをとってきて」

と言った。

ふざけて僕が、へらへらしてたら、だんだん母親が怒り始め、
最後に

「とてき!(赤穂弁でとってきなさい!)」

と高い声で叫んだ。
この「トテキ!」という奇声がとても面白く、

「このトテキ!という声がかならずオチになる、ラジオドラマを作ろう!」

と、当時小学校6年生の兄(ちなみに、まーくん)に相談。

「それなら、ピンポン録音やで」

と音関係のエンジニアリングに詳しい兄が答えた。すぐさま録音開始。

内容はくだらないコントのオチに、かならず僕が「トテキ!」と叫ぶという
ものだったが、10回目には「10回記念特別コーナー」ということで、
2001年宇宙の旅の「ツァラトゥストラはかく語りき」を流し、
お米を紙袋に流し込む音で拍手を作り、あたかもホールで収録している
かのような演出をした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とにかく、「音で遊ぶ」というのが楽しかったのである。

この感覚は明和電機やっている、今でもかわらないなあ。

で!

今週末の日曜日は、そんな大人になっても音で遊んでる僕の姿を、

子供に見せつけます。

場所は、マンションの開発で子供の人口が急上昇の「豊州」。

芝浦工業大学です。

「こんな大人がいてもいいんだ・・・」という気分にさせますよ。

子供をね。

いつだったかなあ、塾まみれになってるNHKの子役に、

「社長はいいなあ・・・、楽しそうだなあ・・・・」

とため息交じりに言われたことがある。

アホか!!こどもだったら 、遊べよ!!

Photo_2








ラーメンと男気

Photo_4
 ツイッターで、

なんでラーメン屋って、腕組みして、頭にタオル巻いて、ヒゲ生やして、暑っ苦しい男気をアピールするのだろう。作ってるのは、ダムでもビルでもなく、細い小麦粉汁なのに。」

と、書いたら、えらい反響があった。

たしか、僕が小さいころといえば、上の絵の左のおじさんみたいな人ばっかりだったのに。

いつのまにか「ガテン」なファッションに。

もー、こうなったら、女子の入る隙間がない。

映画「たんぽぽ」の宮本信子みたいなひとがラーメン作ってたら、

「まずくて食えねえ!」

なってしまう。

すごい時代になったもんだ。

Photo_5

みんな、命かけてるもんね。らーめんに。

とくにあの「ぱーん!」ね。

すごい「ぱーん!」する人がいる。

あんなぱーん、映画「ダヴィンチコード」の、自分の体にトゲのムチ打つ暗殺者ぐらいですよ、
最近見たの。

あれは、自分のカルマ落としてるね。ラーメンのパーンは。

男気が上がったほうが、おいしそうに見えるけど、

やりすぎると、お前の生き様をくってるんじゃない!

という気分になる。

胸に十字架はやめといた方がいいぞ。

で、結論は、ラーメンだから「MEN」。

この辺のくわしいラーメンファッションの変遷、詳しい人がいたら、
教えてください!

ラッキードラゴンが火を噴いた   <水都大阪2009>

Photo_2

日曜日は、水都大阪2009にてヤノベケンジ氏が行っている「トラやんの大冒険」
のため、大阪へ。

宿敵ヤノベ氏が作り上げた「ラッキードラゴン」という船でのスペシャルクルーズ。

いやあ、ヤノベ氏、どんどん男度があがってますね。いい顔だなあ。
油、足りんなあ、自分。

1

これが「ラッキードラゴン」。

特撮世代にはたまらん造形。アンギラス、キングギドラ、メカゴジラのラインだな。

この船が、僕らの乗る屋形船の隣を、ずっと走る。かっこいい!

2

そして、なんと火を噴くのだ! 水も噴くのだ!

3

大阪の水路を2時間かけて旅して、たどりつくのは、造船所。

そこの巨大な工場に、忽然とあらわれる、「黒い太陽」。

なかで、テスラコイルが爆音で放電してます。

この異様な巨大彫刻は圧巻。

鉄の塊がごろんところがるこの場所は、白昼夢のようでした。

4

クルーズの屋形船の中には、トラやんが鎮座ましてます。

オタマトーンを弾いてもらいました。

大阪の市民が、ラッキードラゴンの姿に驚く姿が印象的。

美術館を飛び出して、社会そのものにインパクトを与えたヤノベ氏のアクションは、

痛快でした。

クルーズは、まだ予約を受け付けてるそうです。

とにかく、「黒い太陽」は、見たほうがいい。

ぜひ、みなさん、ご参加ください。

ROOMS 無事終了!

Rooms09_2

ROOMS 09 が無事終了しました。

僕は三日間、ほぼ会場にいて、オタマトーンなどの商品の説明を

していました。

実際にお客さんと接すると、商品のどこが面白くて、どこが理解しにくいのかが

よくわかりました。これは貴重なデータが得られました。

オタマトーンも弾きまくっていたので、指がつりました。

その分、テクニックも上がって、いろんな曲を弾けるようになりました。

お客さんに、

「なんでも弾きますよ!」

とリクエストをもらってたんですが、

ある女性に

「涙そうそう」

といわれ、おお!その曲があったか!渋いリクエストをする方だな、と

一生懸命弾いたところ、「ふっ」と笑顔を見せて、去っていきました。

うげ!下手だったかな・・・・・と思っていたら、ふたたび、その女性が近づいてきて

「朝倉くん(知人のパーカッショニスト)、元気ですか?」

と質問をされました。

そこで、うわ!と気がつきました。一青 窈 さんだったんですね。

ほんと、失礼しました。申し訳ありません!「涙そうそう」で気づけよ!

ぜひ、次のライブは、オタマトーン奏者として、参加させてください!

広くて丈夫な階段



本日は、ROOMSで代々木体育館にいました。

あの体育館の空調、すごいです。

明和電機の展示コーナーが、ちょうど空気の対流の谷にいるせいか、

ビュービュー風が吹いている。

まるでタイタニックの船先にいるようです。

寒かったわー。

で、その豪風の中、テストモデルで届いたオタマトーンを使って、

商品プレゼンしてました。うけてましたねー。

さて、そんなオタマトーンですが、アイデアの出発点となったのは、

ワンワンと鳴く犬の笛、「チワワ笛」

Otama

これの頭の部分だけを独立させて、

ワンワンではなく、「ギャハハ!」と笑うオモチャは作れないか?

というアイデアになった。

(ワッハゴーゴーに似てますね)

Otama_1

そして、なぜか、ここからさらにアイデアが広がって、

「わきの下をくすぐったら、ゲラゲラ笑うキーホルダー」

というのになった。

名前は「Mロボ」。

されるがままだから。

Otama_4

もし、このアイデアで止まっていたら、オタマトーンは生まれず、

僕は今ごろ、「Mロボ」を一生懸命プロモーションしてたかもしれない。

YOUTUBE  に 必死でわきの下をくすぐる映像をアップしてたかも。

でも、このアイデアは、

「・・・ないな」

ということで、ボツになりました。

アイデアを考えすぎると、ちょうど高い階段を作って、

一人でどんどん登るような状態になる。

すると、下界から見るとその場所が高すぎて、みんな登る気がしなくなる。

みんながおもしろい!と思うものは、二段、三段くらい上。

そのぐらいの高さで、みんなが登れる広くて丈夫な階段を作ることが、

大事なんですね。