カリスマモデルが・・

毎週読んでる雑誌は?
と聞かれると、週間アスキーと答えます。
毎月読んでる雑誌は?と聞かれると、コミックビームとポップティーンと答えます。
今日の王様のブランチに、ポップティーンのカリスマモデルのくみっきーが出るので見たんですが・・
あれあれ?
かわいいけど、オーラうすいぞ。はしのえみに食われてるぞ。
なんでかなーと思ったら、雑誌ではキラキラ輝いてた、盛りエフェクトがないからだ!
飾りフレームがないプリクラが、ただの劣化写真になってしまうように、
キラキラフレームが消えたくみっきーは、12時を過ぎたシンデレラだったのでした。
でも逆を言えば、世の中には、普通の子がシンデレラになれるエフェクトやフレームがたくさんあるということ。
それはハリボテだけど、楽しそうです。
どうせなら、くみっきーがテレビ画面に出るときは、デジタルエフェクトで、まわりに星とかダイヤとかティンカーベルとか、がんがんに飛ばして欲しいです。

絵を描いてます

Photo_3

学生のとき、ピート・モンドリアンの生涯の絵を、連続アニメーションにした作品を
作ったことがある。

若いころは具象的なだった彼の樹木の絵が、彼が年齢を重ねるごとに抽象化していき、
最後は、赤と青と黄色と黒の、ソリッドな絵に変化していく。

絵描きの、自己完結的な脳と目と手のループが、「樹木」を

有機的・情念的フォルム から

機械的・論理的なフォルム へと

変えていく。
そのプロセスが、なんとも面白かったのです。

現在、僕は8月のドローイング展に向けて、「WAHHA GO GO」の
絵を描いています。

「WAHHA GO GO」は、立体作品としてすでに完成しており、
その絵を描くというのは、

「本当は、WAHHA GO GO は、別の設計思想に基づく、
 進化の方向があったのではないか?」

というシミュレーションになります。

Waha_dr_a2_001

A2 SIZE

Waha_dr_a3_001

A3 SIZE

Waha_dr_a4_001

A4 SIZE

いろんな大きさで、同じイメージを描いてみたり、

Waha_dr_a3_002

Waha_dr_a4_002

アングルを変えてみたり、
部分だけを描いてみたり。

Waha_dr_a2_002

形を崩し、再構築し、
自己完結のループをぐるぐる回して
モンドリアンのように、
イメージ構造の中の「WAHHA GOGO」を
描けたらな、と思います。

絵を描くときのBGMは、これ。
イカれ野郎たちの白鳥。

オタマトーン、練習してます


Otama__1_2

明和電機の新製品、オタマトーン。

試作が届いたので、日々練習をしております。

いままで見たことがない楽器なので、

いったいどんな音楽のジャンルに合うんだろう・・・・

ヘビメタだったら、こんな感じ。

Otama__2

これはわかりやすいな。テクノ。電卓のかわりに。

 

Otama__3

案外、これもいけるのではないか?

大正琴がはやったことがある国だからな。日本は。

Otama__3_2

まじめにクラッシック。

奏法がバイオリンに近いことはたしかなので。

オタマトーンは、鍵盤楽器みたいに正確な音程が出にくい。

でも、その分、ポルタメントやビブラートといった、

ピアノのような楽器では出せない、面白い奏法ができる。

奥が深い楽器なので、毎日練習してます。

そういえば、

中学校のときにリコーダーにはまって、

放課後、誰もいない教室で練習してました。

日が落ちた教室で、「五木の子守唄」を吹いてたら、

忘れ物をとりにきた女子が、それを聞いて

恐怖で泣き出したことがありました。

さて、最近の練習曲。

ちょっとエフェクトでショートディレイをかけてみました。

YouTube: otama 2009 7 22

それではみなさま、おやすみなさい。

「A4サイズの脳」のCMのできるまで

Omote

8月23日(日)の明和電機のイベント、「A4サイズの脳」 の広告イメージですが、

Photo

もとはこれ。

スケッチブログなどにも登場していた、

「カフェでスケッチする社長」。

Wahha_sketch_022

今回はこの「カフェでスケッチする社長」のイメージの、

頭の中から、スケッチが、どばーーーー!と飛び出してるのがいいな、

と閃いた。

上図は、そのときのメモ。

Wahha_sketch_020

で、ちらしのイメージをささっと描いた。

今回は映画風にしたいので、尊敬するテリーギリアム氏のアニメーション風が

いいな、と判断。

顔の感じは、僕の暗黒面も出したいので、陰影が強い絵にしようと。

となると、照明は、レンブラント。

Photo_2

Photo_3

光と影が強調された照明で撮影。

Photo_4

Scan_a3_02

バックを黒、
頭と手とペンを巨大化させ、
マグカップを移動し、
気がすむまで、描き込みと着色をしました。

Wahha_sketch_021

あらかじめ作っておいた、ちらしイメージと、
完成した絵を合体させ・・・・・

Omote

ちらしが完成。

そして今回は、CMも作ってみました。

これまたテリーギリアム氏のアニメーションを意識しながら、

フォトショでちまちま、コマ絵を描きました。

まともにアニメーションをやってみたの、生まれた始めてかも。

デジスタの審査のとき、いつも思いますが、

ほんとにアニメーターって、膨大な作業量をやってるんですね。

それだけで、まず尊敬です。

 ビチクソ攻撃や!! <明和電機VSウルトラファクトリー>


Ymo_3

 

先週末は、京都造形芸術大学のウルトラファクトリーで、ワークショップ。

 

Rimg0744

 

ヤノベケンジ氏率いるウルトラファクトリーと、明和電機は
現在、対立状態にあり、この冬、決戦を予定している。

で、宿敵・ヤノベケンジ氏の牙城で、警戒しながらの三日間。
問題なく最終日向かえ、帰ろうとしたら・・・・・

Photo_2

 

「ビチクソや!! 明和電機の社長のケツが、ビチクソや!!」

とヤノベケンジ氏が大笑いしながら叫ぶではないか。

Rimg0773

みたら、おしりがなぜか黄色。

「明和電機が、ウンチもらした!!
 明和電機が、ウンチもらした!!」

小学生なみに狂喜乱舞するヤノベケンジ氏に、
ウルトラファクトリーの面々も大笑い。

「ほんまや、明和電機が、ビチクソや!
 普段は青い人が、黄色や!!
 うけけけけけけ」

と、高らかな笑いごえが、工房に響き渡った。

いったい、いつの間に?

ぜんぜん気がつかんかった。

僕のイスに、細工がしてあったのか?
はたまた、遠くから水鉄砲のようなものでインクを発射したのか・・・・

と、思っていたら。

Rimg0793

おいおい。

トラヤン。

なにもっとんねん。

Rimg0794

黄色のコピックやないかっ!?

お前か!

音もなく忍び寄って、僕のおしりに

黄色を塗ったのは!!!

くそう。

このお返しは、かならず・・・・・・

(つづく)

京都でイメクラ

京都でイメクラしました。

正確には、デザイナーのユーリ君スプツニ子さんが行ったワークショップにゲスト出演。
場所は京都造形芸術大学。ウルトラファクトリー。

未来のイメクラを作り、音で再現、という面白い実験でした。

・草食系男子の吸血鬼
・戦争萌の三人娘
・お父さんいじめ
・死んでく彼氏萌 シンデレ
・壮大な男根

などの奇抜なイメクラができてました。

最後は真っ暗闇の部屋で発表会。音ですからね。

多分、ユーリ君が作品をネットにアップする予定。お楽しみに。

さて。

ウルトラファクトリーといえば、宿敵ヤノベケンジ氏。

今回は油断をしていたら、とんでもない攻撃をくらいました。

その攻撃とは、

「イエローマジックオシリ攻撃」

略してYMO攻撃。

こ、こ、これはひどい。

プライドずたずたになりました。

その内容とは・・・

(つづく)

ロケットと教会     メディア芸術総合センター 考察

Photo_5

5年前、アメリカ国務省のインターナショナルビジタープログラム(IVP)に
選ばれ、アメリカ横断の旅をしたことがあります。

そのときの自分の中のテーマとして、「アメリカの生の宗教を感じたい」
というのがありました。

いろんな教会などを巡りましたが、、一番すさまじい宗教的体験をしたのは、
なんと、スミソニアン博物館の、「アポロ計画」の展示でした。

めちゃめちゃ恐ろしかったのです。

日本でいうと、なんだろなー。
恐山とかかな?
こちらと、あちらが、つながりかけてる感じの場所でした。

一番、震え上がったのは、宇宙空間から戻るための、
ちいさな帰還船を見たときでした。
それはそれは狭い空間に、体をねじまげて入って、
一人ぼっちで、宇宙から落ちてこなければならない。
死を覚悟で。

映画「ミッション」で、ロバートデニーロの神父が、
樽に入って、巨大な滝から落ちるシーンがありますが、
なるほど、月面探索も「ミッション」なんだと。

Photo_6

すごく納得したことは、

アポロ計画とは、巨大な教会を宇宙に打ち上げ、
たった一つの棺を、地球に落とすことである。

ということでした。
そこにキリスト教の宗教観を、強烈に感じたのでした。

そしてそれを感じさせたのは、アメリカ人が作り上げた、
アポロ計画のための

ロケットや、宇宙服や、計算機や、スコップや、食べ物や
ノートや、タンクや、ケーブルや、鉛筆や、コンパス

といった「オブジェ」たちでした。

Photo_9
 

さて、日本は八百万の国なので、アポロ計画のような、厳しいミッションは
ありません。

でも、もしですよ、
スミソニアンのアポロの展示なみに、国家が
マンガやアニメやゲームやフィギュアやオモチャや、
そんな、そんな、いろんな日本人が作り出した「オブジェ」を
壮大なスケールで展示したら、

かつて僕がスミソニアンで感じたような、「日本という国の宗教」
の強烈な体験をするのではないか?という気がするのです。

それはたぶん博物館の洗練されたモニター展示ではぜったいに
感じられない、

「あ・・・なんか・・・・わかりそう・・・あ・・・・これ・・これ!これこれ!!」

という、がーんとくる体験だと思うのです。

なんだろうなあ。

モノが、集大したときに、

その雑多なるものを通り越して

見えてくる世界というか・・・

 

今日は感覚的な話だなああ。
伝わったかなあ、このお話。

クリエーションが集まると、そういうオーラが

立ち上がってくる。

そんな場所に、メディア芸術総合センターがなると、

外国人はもちろん、日本人もお参りすると

思うんです、という話でした。

歌う機械のエロスについて

メ芸センターの現世の話が続いたので、今日はちょっと本業の芸術の話。

Photo_2

現在、21_21デザインサイトの骨展で、新作「WAHHA GOGO」を
出品しています。
これは、人工声帯で笑う機械なのですが、以前から人間のように声を出す
機械の開発を続けてきました。

その実験として2002年に、「SEAMOONS」という歌う機械を作りました。
女性型の歌う機械です。

なぜ女性なのか?

には、明確に答えられないのですが、機械論的な声の分析だけではすまない、
どこか呪術的で、甘美な体感が、声の装置を作るときに、いつも自分に
まとわりついてきます。

単純なことを言えば、人間の声帯は、おそろしく女性器に似ていて、
それが空気圧で振動するとき、まるで鳥が羽ばたくような
なまめかしい動きをします。

かつて、魚に喉を奪われる漁師の夢を見たことがあり、
ユング的な夢分析になってしまうのですが、性の化身である魚が
喉から奪われるというのは、なんだか去勢のような気もします。

作品制作の中心にいつもシンボリックなイメージを置くことは
僕の定石であり、手馴れたものなのですが、
いまだに声に関しては、パイルのひとつも打てていません。

で。

そろそろ本気で向き合うか、ということで、イベントを企画しました。

Maymamain

横浜のブリリアショートショートシアターで、声に関す製品の開発スケッチを
すべてたどりながら、朗読、楽器の演奏を行います。

多分、これは、怪談です。

いままでやったことがないタイプの実験的なイベントなので、
なにが見つかるかわかりませんが、
とりあえず必要要素だけを追いこんだ舞台で、
証拠のひとつでも見つかれば、と思います。

お暇な方はぜひいらしてください。

http://www.brillia-sst.jp/event/2009/07/-a4size-brainnovmichi-sketchbo.html

「じゃぱんマン物語」  国立メディア芸術総合センター 考察

117億円は「高い」のか?「安い」のか?
自分でも理解するために、物語にしてみました。

Photo_2

   題して、「じゃぱんマン物語」

Photo_4

「やなせのぶみち」は、貧乏なクリエーターでした。
なぜか「じゃぱんマン」というキャラクターにとりつかれ、
誰にいわれるでもなく、せっせと「じゃぱんマン」の
マンガや、フィギュアや、主題曲を作って、暮らしておりました。

Photo_5

ところがある日、この「じゃぱんマン」がネットで話題になり、
彼が作ったキャラクター商品が、ばんばん売れ始めたのです。
注文は、国内だけでなく、海外からもきました。
「やなせのぶみち」は、グッズ制作に大忙し!
うれしい悲鳴をあげました。

Photo_6

預金通帳をひらくと、巨額の入金がありました

国内での売上・・・・・・1億5000万円
海外での売上・・・・・・1億1100万円

これには、「やなせのぶみち」も、面玉が飛び出るほど
驚きました。

Photo_7

そこで、「やなせのぶみち」は考えました。
「さらに売上を伸ばすために、じゃぱんマンの資料とグッズを
 全部あつめた、”じゃぱんマン・センター”を作るのはどうか?
 ポケモンセンターみたいに!!」

Photo_8

「やなせのぶみち」は、2億6100万円のなから、
117万円を使って、「じゃぱんマンセンター」を作りました。

めでたしめでたし。

さてさて。

この物語の「万円」の部分を、「億円」にしたのが、
今回のさわぎです。

文化庁から頂いた資料を見ると、漫画、アニメ、ゲーム、映画を
あわせた日本のコンテンツ産業の市場は、平成21年度で

国内・・・・1兆5032億円
海外・・・・1兆1139億円

合計・・・・2兆6171億円

のようです。

__2

日本のこの市場をさらに伸ばすために、(特に海外)
投資をする。そのひとつが、今回の「メディア芸術センター構想」
なのだといえます。

ちなみに、

JST(科学技術振興機構)が、「新技術創出研究」
つまり、新しい科学技術の開発のために
「研究費」として支出している予算が、597億円。

http://www.jst.go.jp/pr/intro/yosan.html

です。

597億円という額は、一見とてつもない額に見えますが、
この投資によってたくさんの特許が得られ、
それを産業化することで、膨大な売上がカムバックするので、
「日本商店」としては、たいした額ではないのです。

それを考えると、2兆6171億円という市場を作り出している「日本商店」が、
先行投資として、「ショールーム」のひとつも作ってないのは
どうかな?と思うのです。
だって、その市場からも、たっぷり税金が国にいってるのだから。

懸念することといえば、117億円で、みてくれだけがよくで、中身が
ガランドウのショールームができてしまうことですね。
その可能性は十分にあります。
だって、東京都現代美術館の建設費だけで415億円ですからね。
作品の購入費を除いてです。

できるだけ、建物の予算をおさえて、コンテンツ資料のアーカイブ、
研究施設、サロン、企画展示室などの「中身」の充実にかけたほうがいい。
秋葉のラジオセンターとか、建物はぼろくても、十分面白いし、
商売になってますから。

わたしって、意外とキレイ? メディア芸術総合センター 考察

Photo_2

大昔、自分の顔を見たいときは、甕(かめ)に水を張って、それをのぞいていました。

これが「水鏡」。

その後、青銅が発見されると、これをピカピカにみがいて「青銅鏡」ができた。

水鏡の時代は、なんとなーく自分の顔が見えるから、

そうそう気にしなかった顔のディテールが、

「青銅鏡」になったとったん、くっきり見えてしまった。

「わー!!こんな顔だったのか!自分!」

ということになった。

かくして、地球上に化粧品が誕生するのである。

日本人は、メディア芸術が世界で大ウケしているのを、意外と知らない。

政治家までが「マンガ喫茶」発言をしてしまうレベルである。

「文化の自己確認」ということでいえば、まだまだ

「水鏡レベル」

なのだろう。

しかし、世界を見ると、

「青銅鏡レベル」

なのである。

韓国も、中国も、フランスも、「うちのメディア芸術が世界一」という

自己確認を国民のみなさんに納得させるため、

巨額の予算を割いて、「青銅鏡」を作っている。

国が。

Photo_3

さて。

機械では、「自分がどれだけ動いたか、自分に教える」

というシステムがあり、これを「フィードバック」という。

 

フィードバックシステムがあると、例えば車であれば、

ガソリンの噴出量を調整でき、とても燃費がよくなる。

 

なにが言いたいかというと

創造的社会において、

自らが作ったものを世界基準で確認できるシステムは、

機械における「フィードバック」と同様、

創造性の効率を上げるのである。

日本人は、世界的にみても、「文化レベル」は「超美人」なのである。

だから鏡を作って、自意識過剰になって、

さらなるモノ作りにはげんで欲しいと思うのである。