白い世界で意識が朦朧

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青い森のナンセンスオモチャ研究所で、青森へ。

はじめてのはやぶさに乗りました。青森はかなりの積雪で、車窓からの風景もひたすら雪。瀬戸内育ちの僕には驚くべき風景です。

すべてが凍り、巨大な雪の障害物が生まれる中を、新幹線は毎日爆走しています。新ためてすごいなあ、と思いました。自動車じゃぜったい無理。「鉄道」という、”鉄の道”を走る乗り物の強さを感じました。

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せっかく青森へ来たのだから、美術館めぐり。十和田市現代美術館へ。ここもすっぽり雪の中。

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そして青森県立美術館へ。ここもまたすっぽりと雪の中。

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宿に着きましたが、やっぱりすっぽりと雪。

途中、市バスにのりましが、そこへ地元の高校生たちが乗ってきました。みんな普通に制服を来ているのにびっくり。こちらは雪国と思って防寒に加えて心まで防寒してますが、あっけらかんと学生服を着ている。

まあ、地面に座ってケータイでしゃべってたら即凍死!という土地なので、さすがにギャルはいませんでした。やはりあれば地球温暖化で日本が南国化している産物なんでしょうね。

東京の、目の前5メートルにたくさんの看板やサインに見慣れた視野にとって、この雪国のひたすら白い世界は、しだいに意識が朦朧としてきます。とても美しい景色だけど、狂気もどこかに潜んでますね。

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明和電機の新世界

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ぐおお!久しぶりのブログ更新ですう!

昨年の11月に、ふと「ソーシャルメディアってなんだっけ・・・?」と悩み初めてしまい、ブログを描く手が止まってしまって3カ月。悩んだけど、答え出ませんでした!すんません!

さて、気がつけば2月も後半。これから明和電機、いろいろイベントが目白押しなんです。
一番近いところでは、2月21日に、ライブを竹橋の科学館で行います。ファッションの見本市ROOMSのイベントなんですが、残念ながらこちらはクローズドイベント。一般の方は見れないです~すいませ~ん

でも!翌日の2月22日に、六本木のライブハウス「新世界」でちょっとかわったライブをやります!題して「明和電機の新世界」・・・まんまか!まんやな!

出演メンバーの構成が、かなり異色なのでご紹介します。

まずは「ましとみ」さんと、彼が作った奇妙な拍手マシン「音手」。昨年のアルスエレクトロニカででも会場に爆笑と苦笑の渦を巻き起こした、問題作です。これが登場します。ましとみさんも登場します。

わたくし社長、この音手を「ましとみ」さんが生息している慶応大学まで取りにいきました。想像以上に生々しく、重たい装置でした・・・・。

そして続いては、新型電子楽器「ウダー」を開発した宇田くん。この電子楽器、一言でいえばギターのネックをぐるりと回転させ、高性能の圧力センサーを組み合わせることで、いまだかつて演奏したことないような体験ができる楽器ですっ・・・てわかるかなあ。

最近またまたバージョンアップしたらしく、また、学研版の量産型ウダーの開発も進んでるようです。

さあ、こんな感じで「世界珍楽器コンテスト」のようなイベント内容になると思いきや・・・・

なんとめっちゃ素敵なシンガー「SHANTI」さんの登場です!
PVを見ていただければわかると思うですが、うまい!そしてかわいい!こんな方が、「ザ・テクノ系イロモノ」の明和電機のステージに出演していただいてええんかな?と思いますが、なんと明和電機の電動楽器とコラボります。まあね、ジャズとメカの合体は、パットメセニーもやってますしね。

さらに「一曲、明和電機の歌も歌ってもらえないでしょうか・・」という厚かましいお願いもしてしまいました。さあ!どの曲を歌っていただけるんでしょうか!お楽しみに!

そしてもうひとかたは、ヲノサトルさん!明和電機のステージでも「経理のヲノさん」として活躍してますが、今回は経理ではないです。アフター5です。大人のムードたっぷりのヲノさんです。そもそもこの新世界というライブハウスは、もともとヲノさんの勝手知ったる「地下秘密クラブ」でしたからね。ブラックベルベッツなどでね。

今回はそんなヲノさんの夜の世界に、わたくし社長も「・・・飲んじゃおっかな?」と加わった感じですからね。

ヲノさんは明和電機に出あって19年、いわば明和電機の楽器を知り尽くした男です。その辺の視点から、音楽家・ヲノサトル氏として明和電機楽器をいじくっていただきたいなー、と思ってます。

というわけで、なんともバラエティーあふれる出演者によるライブコンサートとなりました。ふだんはわたくし社長、ステージの上ではしゃぎまくり&修理で大忙しいですが、今回はグッと大人の視点で、11PMの大橋巨泉のような、タモリ倶楽部のタモリのような、そんな気持ちでのぞみたいと思っております。

ちょうどね、近くで文化庁メディア芸術祭(メゲサー)もやってますからね。メゲサー見てほてった脳みそにアルコール注ぎたくなったら、ぜひ、お越しください!

オタマトーン」など、数々のナンセンス楽器を作り続ける”抽象企業”、明和電機。
その代表取締役社長・土佐信道が、夜の六本木で多彩なゲストを迎え、ゆかいな音楽トークと一風変わった楽器演奏を行います。
文化庁メディア芸術祭で飲み歩いてるみなさま、2次会ついでにぜひご来場ください。

  • ■明和電機の新世界
  • ◎とき:2月22日〈水)  開場 19:00  開演 20:00
  • ◎場所:音楽実験室 新世界〈東京都港区西麻布1-8-4 三保硝子B1)

    ★最寄り駅:日比谷線六本木駅2番出口
  • ◎出演者:明和電機

    ヲノサトル(音楽家)

    SHANTI(歌手)

    宇田道信(電子楽器「ウダー」開発&奏者)

    ましとみ(拍手マシーン「音手」開発者)
  • ◎入場料金:¥3,000+ドリンク代
  • ◎詳細情報掲載URL:http://shinsekai9.jp/2012/02/22/meiwa/

ボイスメカニクス ファイナル公演 in 津山

 

明和電機のライブツアー、ボイスメカニクス。一か月に及ぶツアーもいよいよファイナル。11月5日6日に行われるファイナル公演のために、岡山の津山に到着いたしました。

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場所はグリーンヒルズ津山。ふだんは多目的ホールなので、ステージがありません。そこでライブのためにステージを作り、照明用のイントレを組みました。そのため屋内ライブなのに、なぜか野外ライブのような雰囲気!

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会場にはお子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代のお客様にご来場いただきました。ありがとうございました!

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演目の中で、飛び出し式ハリセン「ハリセンボンブ」で、お客様をおもいっきり殴る、というシーンがあります。いわばアントニオ猪木におけるビンタのような、社長による「厄落とし」なんですが、基本的に僕はなぐるとき「手加減なし」で殴ります。相当痛いです。(ちなみに殴られた方にはプレゼント付き)

かならず三名殴ります。そして三人目はかならず客席中央の方を殴るんですが・・・・なぜ津山ライブでは、そこにニコニコ笑顔でライブを楽しんでいる、おじいちゃん、おばあちゃんのご夫婦が。「なんて場所にすわってるんだ!人生の大先輩を殴れるかあ!」と心の中で叫んでしまいました。

儒教的にはアウトなシチュエーションです。しかしショーとしては殴らないわけにはいかない。バックの音楽はもりあがり、せいやせいやと殴るタイミングが迫ってきます。のりのりで踊ってるおばあちゃんか?それとも微笑みながらそれを見ているおじいちゃんか?

心の中で、必死で判定作業です。

①明らかに元気そうなのはおばあちゃん。ハリセンの衝撃にもおそらく耐えらる。

②おじいちゃんはかなりご高齢で、ハリセンの衝撃はきつい。

③しかしおじいちゃんは男だ。

 

どっちだ?

 

バシ!

 

結果的に殴ったのはおじいちゃんでした。ほんと、すいません!こんな妙チクリンなコスプレ野郎の若造が、激動の日本を生き抜いたおじいちゃんを殴ってしまって、ほんとすいません!

ライブ終了後、このおじいちゃん、おばあちゃんが、やってきて「面白かったですよ~」と笑顔で言っていただいて、ホッとしました。

 

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あとでアンケートを見ると「工員さん、ラブ!」という感想が多かったですねー。明和電機のライブの醍醐味は、工員さんのビシビシ働いてるとこを見ることだったりします。

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ライブの後は、サイン会。ステージと違って、とても近くでお客様の笑顔が見えるので楽しいですねー。津山でベストドレッサーだったのは、上の写真の3姉妹。なんとこのワンピース、お母さんの手作りだそうです。なんて器用なんだ!津山のNUTですね。

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明和電機のファンの方も最終公演には、全国から集まってきました。なので最前列は青い制服を来たみなさんがずらり!そんなコアなみなさんのとあるグループが、なんと「コトリヲ通信」という、ライブ報告のフリーペーパー(?)を作ってくれました。みなさん、びっくりするくらい絵がうまい。マニアックな明和電機には、マニアックなファンが集まるということなんでしょうねー。なんでも誰でも読める方法をただいま構想してるようです。

 

さてさて、全国6か所で開催してまいりましたライブツアー、ボイスメカニクス。明和電機のライブは、「機械音楽」のライブです。自動楽器たちがうまく動いてくれるかどうかが最大のポイント。ボロボロの機械のコンディションでスタートしたライブも、回を重ねるごとに修理・改良を重ね、最後は気合いのこもったステージを作りあげることができました。

何度も言いますが、ツアーって「船の航海」に似ていると思います。移動・組み立て・本番・ばらし梱包・移動という毎日は、まるで船の帆をたてる訓練のようでもあります。その作業を通して、工員さんもどんどんたのもしくなっていきます。僕もひとつひとつの行動に、しっかりした意味を見つけることができます。

そして港々では、たくさんのみなさまに航海で持ってきた「宝物」を見てもらい、笑顔を頂きます。その笑顔が多ければ多いほど、疲れも吹っ飛びます。

「モノを作って、見せて、売って、暮らす」という、モノ作りで生活していく者のむきだしの原点を体験できるのがライブです。

次回の予定はまだ決まっていませんが、またいつか、みなさまの街まで新しい宝ものを積んで航海します!そのとき、また僕らも雄たけびをあげますよ!イカリを揚げよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悔しいから、使うもんか。」だったなあ。

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一番最初に自腹で買ったパソコンは、Appleの「LC」だった。25歳。とにかく「シムアース」がやりたくて買った。そしてハイパーカードにどっぷりはまった。「未来がきた!」と本当に思った。それはスマフォでテレビが見れるようになったことよりも、僕の人生の中で驚くべきことだった。

大学の研究室で初めてNeXTを見たとき、すごそうだけど、ちょっとかっこよすぎるな、と思った。この気持ちは、思えばその後、Appleが超デザイン路線、強烈な技術と個性を打ち出しはじめてから、ずっと僕の気持ちの底辺に流れつづけた。気がつけば僕はAppleを離れ、「大人の翼、IBM」の701を買っていた。

それ以来、Appleのパソコンを持つことはなかった。でも横目ではいつも見ていた。すごく良くできている。すごくかっこいい。そんなものを作ってることが、同じモノ作りをしている立場から悔しかった。「使ってやるもんか!」とずっと思い続けていた。

この気持ちは、たぶんずっと変わらない。「あの会社にどうやったら勝てるだろう」なんて、規模も次元も違う、日本の一人のアーティストが嫉妬する。

そんな会社を作った人が逝ってしまった。偉大なものを作った人間が消えるのは、もったいなすぎて悲しい。もっと作っただろうにと思う。手塚治虫が逝ったときもそう思った。

さて。僕らは生きている。

偉大なものを僕らも作ろう。

リンツの製鉄所を見学

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さて、リンツの筑波大学展、連日いろんな方が見学にいらっしゃいます。オタマトーンもチワワ笛も大人気。

 

 

 

 

今日は夕方のデモで、オタマトーンとチワワ笛とジャンボで演奏しました。オタマトーンを洗濯はさみでつまみ、バグパイプみたいにドローを鳴らしてます。そしてジャンボの演奏。

 

 

 

さて、デモがない空き時間に、リンツの製鉄所を見にいきました。

 

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リンツの石畳が残る古い伝統的な市街から、タクシーで5分も走れば、いきなり工場地帯になります。このギャップがすごい。アルスレクトニカのフェスティバル会場にいただけではわからない、「鉄の街 リンツ」の姿をやっと見ました。

 

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この巨大な製鉄所は「Voestalpine」という会社が経営しています。その敷地内に「鉄の博物館」があるので言ってみました。展示そのものは「ああ・・・代理店にだまされた」的な、ただきれいなだけのがっくり展示だったんですが、メインはそれではなく、バスツアーでの工場見学!!

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約1時間30分かけて、工場の敷地内のガイドしてくれます。残念ながらドイツ語なので何を言ってるのかさっぱりわかりませんでしたが、工場は圧巻。残念がら製鉄工場中は撮影できませんでしたが、ドロドロに溶けた鉄や、巨大な溶鉱炉や、20センチはあろう鉄の板が猛スピードで引き延ばされる姿は、迫力満点でした。

 

ふだんメディアアートやスマフォやクラウドといった情報系にばかり触れていたので、この「鋼鉄のみ、デジタルなし」の世界のずぶとさは考えさせられます。どんなに社会が情報化しようが、この鉄を作る世界の基盤はなくならない。

 

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製鉄所として繁栄したリンツはその後、製鉄の景気低迷ともに街の力を失っていきます。そしてをれを何とかするために街が考えだしたのが「デジタルアート、メディアアートという新しいテクノロジーを観光資源にした街おこし」でした。この製鉄の街が、情報産業で復活したところがちょっとピッツバーグに似ています。

 

ピッツバーグはアンディ・ウォーホールという芸術家を生みだしましたが、リンツはヒットラーを育てました。鉄の街はカリスマを生むんでしょうか。

 

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ナチスは暗黒の歴史ですがリンツの地下にある巨大な飛行機工場跡地など、だんだん情報が解禁になってるそうです。ヒットラーは死の直前まで、リンツの街を芸術都市にすべくドナウ川ぞいにさまざまな博物館や美術館をならべたジオラマを作って眺めていたらしく、なんだか今のアルスセンターやブルックナーハウスやレントス美術館が並ぶドナウ川ぞいの風景とのリンクを感じます。

 

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そのリンツにドナウ川で、アルスエレクトロニカ恒例の花火があったんですが、これが日本で見る花火とは趣が違います。だれも「たーまやー!」と歓声をあげず、静かに眺めています。これは僕が受けた印象ですが、日本の花火には「あの世」につながる世界があり、それがはかなさとか美しさ、一瞬の”粋”としての「花の心」があるんですが、ヨーロッパで見る花火は、なんとなく西洋画で見る花の静物画のような唯物的なグロテスクがあります。「神」とか「あの世」の世界へはつながらない。

 

一緒に花火を見ていた外国人の女の子が「なんだか戦争を思い出すようで、花火を見たくない」とぼそり。日本ではそんなこと思いもしなかったけど、リンツで見た花火、その気持ちがちょっとわかりました。

 

アルスエレクトロニカの日本人の作品は、ヨーロッパにくらべて社会問題や政治性が薄いといわれる。花火にみる「花」の感覚の違いが、メディアアートの光の中にもあるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンツのホームセンターで大興奮、しかしHARIBOで撃沈。

 

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オーストリアのリンツ。街の中心は石造りの古い建物だけですが、郊外に出ると日本と同じで大型のショッピングモールやホームセンターがあります。

で、ホームセンター好きな僕にはたまらん「BAUHAUS」へ。ここはいわば日本でいえばジョイ本。またはスーパービバホーム!大型のホームセンターです。

 

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中に入ると・・・うぉーー!!ホームセンターだあ!(当たり前)。ほんと、ホームセンターってテンションがあがります。なんでも作れる気になる。神の領域に近づくからか、この興奮。しかも海外のホームセンターだから、微妙に工具が違う。その微妙さに大興奮!うーん、この感覚、女子にはわかるまい。

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でた!ボッシュ!リンツはすぐとなりがドイツだからね。ボッシュの本場だね。日本のホームセンターとまったく同じ展示だけど、それでも見たら興奮するね、ボッシュ。サンダーバード2号と似てるしね。

 

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一見なんだこれ?と思ったけど、よくみたら「暖炉」なのね。このくそ暑い夏に、もう暖炉売ってる。いや、一年中売ってるのか?とにかく日本では見かけない、アーバンな暖炉がたくさん売ってました。どことなく、日本のアーバンな仏壇を思い出します。

 

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もうひとつ「なんだこれ?」と思った機械。実は「巻き割り装置」。丸太をセットすると刃物が油圧で降りてきて、ぱっかーん!と切断する機械。…こわい!ギロチンじゃん!でもちょっと動かしてみたい。

 

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お店に行ったのがお昼時だったので、食堂にはガテンな男たちが続々集合。みんなペンキとかコンクリートの破片とか頭についてるのね。お店の名前がズバリ「BAUHAUSビストロ」。きたあ!

 

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そんな荒くれ男たちの胃袋に放り込む食べ物をさばくおばちゃん。この人もただものでない。見よ、このまなざし。「あんたらの肉袋にあたいが作った肉をぶち込んだろか」って感じだ。

 

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で、食べたのがこれ。めっちゃおいしかった!塩豚、ポテト、パンのだんご。たぶん労働者向けなんだろうね。塩っぽいけど、ざっくりうまい!海外だからおしゃれにみえるけど、これ、たぶん日本でいえば「めし」だと思う。「ランチ」とか「ごはん」じゃなくて、「めし」。日本だとサバとか煮びたしとかガラスケースから好きなもの取ってがっつりたべる食堂あるけど、あれだね。「めし」!

これが一番リンツで食べたものでおいしかったです。肉と小麦とイモだけなんだけどねー。素朴なんだけど、うまく作るなあ。

 

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さて、BAUHAUSで大満足の食事をしたあと、となりにグミの「HARIBO」の工場とショップがあったので覗いてみました。

 

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・・・・なんだこの整然と並んだ、人工甘味料、合成着色料は。BAUHAUSビストロの自然派な気分からンドロイドな気分へ。

 

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でかい!どうやって食べるんだ?このグミ。かじるんか?もぐもぐとかじるんか?口のなかをグミグミにするんか?

 

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・・・うぎゃあああ!

これ、人間が食べるものなんですか?釣りの塩化ビニールでできたワームとじゃないですか?

こういうのを見ると、ヨーロッパ人と日本人の食に対する違いを感じる。日本人から見れば明らかに「毒」に見える。こうしたキッチュな見た目が「食欲」につながっていく回路がわからない。でもたぶんそれはヨーロッパ人が日本の魚の踊り食いや口がパクパク動いてるアジの刺身を見てうげえ!食えねえ!と思うのと一緒なのだろう。

 

グロテスクは刺激であり、それが食欲につながるチャンネルがありさえすれば、なんでもありなのだと思う。

 

 

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とはいえ、娘をそっちのけで、ケースの中からHARIBOをすくいとるお母さんを見ると。「・・・でゅー ゆー のう 食育?」 と聞きたくなる。お母さん、そのヒップはHARIBOでできてるんですか?

となりの天使のような子供も、HARIBOによってママのようなヒップになるんでしょうか。

 

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これがHARRBOのトレードマーク。なんだろう、日本語でいうと「はり坊」か?むじゃきな顔をしてますが、恐ろしいものを売ってる少年です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルスエレクトロニカで 泥酔。

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昨晩はブルックナーハウスで、アルスエレクトロニカのメインイベントである「GALA」と呼ばれる授賞式でした。2003年に明和電機はこの受賞式で、いわゆる「盛り上げ隊」としてパフォーマンスをやったんですが・・・

 

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今年の盛り上げて隊はこれ!マシトミンで活躍する高橋くんが作った自動拍手マシーン!絶妙なタイミングで動くこの機械に、会場じゅうが苦笑と失笑と爆笑にミックスジュースになってました。

 

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そしてもう一つの盛り上げ隊はオープンリールアンサンブルのみなさん!キュートなメロディーと和田くんの笑顔に、会場が大うけしてました。

 

今年の受賞作品は、国際情勢やネット環境の進歩による社会変化などをふまえた作品が多く、かなり批評的でした。アートの役割として、既存の社会システムを越えていく、というのはあると思いますが、日本人が感じる以上にヨーロッパのアートはそれが強く、ふと息が詰まる思いがしました。そんな中で、日本人アーティストのみなさんの純粋に楽しい「盛り上げ隊」は、アルスエレクトロニカの良いバランスになっているのかな、とステージを見て思いました。

 

 

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さて、授賞式のあとはパーティー。ざっくばらんにいろんな方とおしゃべりしながら、飲みます、飲みます。

 

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そして会場を移動して、アルスセンターにて別のパーティー。つなみにDJは真鍋大度さん。やっぱり盛り上げ隊は日本人なのか?

 

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そしてまたまた会場を移動して、ワイン祭りへ。ここには「ステューム(嵐)」と呼ばれる、ワインになるまえの不思議でおいしい飲み物が目的できました。二日連ちゃん。なんでしょう、この味。わかりやすくいうと、昔、日本のお米やで売ってた「プラッシー」という飲み物があったんですが、それのワイン版という感じ。くいくいいけます。

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くいくいいくのはいいですが、あまりのはしご酒に、社長も壊れ始めました。上の写真をいつとられたのか、記憶があやしい。デジカメ写真を整理してて出てきてびびりました。

 

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そして最後は酔っぱらったまま、近くの大聖堂へ。ここでは、サウンドパフォーマンスで、かなりプリミティブな音が「ズーン ドーン ピコーン」と鳴ってまして、いっきに眠りの世界へいざなってくれます。気がつけば、ミサの椅子で横になって寝てました。

 

一緒にいったみなさんも帰ってしまい、ときおり青い作業服で教会で寝てる日本人が珍しいのか、それとも知ってるのか「オオ!メイワデンキ!」とか話しかけれられましたが、泥酔で視点のさだまらない目で見つめ返していたと思います。

 

で、結局目が覚めたのが夜中の三時。会場、だーれもいない。

ほんと怖いですよー。目覚めたら、見知らぬ土地の真夜中の教会って。白い三角かぶって目だけだしてる「盛り上げ隊」の人とか出てくんじゃないかって、ちびりそうになりました。

 

あわてて飛び出て自転車こいで、ホテルのふとんにもぐりこみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーストリア・リンツの「アルスエレクトロニカ」にきてます。

 

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デジタルアートの世界的なイベント、アルスエレクトロニカに来ています。2003年に明和電機で来て以来、三回目。今回はイベントの特別展で「筑波大学展」が開催されており、その中で筑波OBのアーティストとして出品しています。

 

 

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ここが大学展の会場。

 

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展示準備中のみなさん。

筑波大学は岩田先生を始め、岩井俊雄、原田大三郎、明和電機、クワクボリョウタ、近森基・・・などなど、とにかくアルスエレクトロニカに関わる作家が多数出てる大学。そうしたいわゆる「ツクバ系」を俯瞰する展示でもあります。

 

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展示のコンセプトはツクバ系のアーティストの特徴である「プレイフル」と「シリアス」。遊びとシリアス。まさに明和電機もぴったり。

 

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明和電機はオタマトーンファミリーを展示しました。子供に人気でしたねー。

 

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さてここは筑波大学展ではなく、別会場の「アルスエレクトロニカセンター」。ロボットをテーマにした展示が行われていました。おお、学研のテオヤンセンも展示されてます。

 

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鎮座まします石黒先生のテレノイド。やっぱり存在感あるなー。

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会場のキネティックアートの映像展示では、WAHHA GOGOの説明映像も流れていました。同時に、ロボットアーティストのジムホワイティング(ハービーハンコックのROCK ITのコラボで有名)や、チコ・マクマトリーとも一緒の展示で、ああ、明和電機は正当なナンセンスマシンの系譜なんだなあ・・・と光栄でした。

 

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その奥の部屋には、ドーン!とクワクボくんの「10番目の感傷(点・線・面)」をアルスセンターのスタッフたちとリアレンジした「Lost #2」が展示。やっぱこれは名作です。

 

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夜はワイン祭りもあって、街じゅうがにぎやか。ストームちょっと炭酸のきいた甘くておいしいワインを飲みながら、うだうだとアーティスが集まって夜中まで酔っ払いトークをするのも、またアルスエレクトロニカの味わいですね。























ABUロボコン世界大会 in バンコク

昨年にひきつづき、NHKで放送される「ABUロボコン世界大会」のレポーターで、今年はタイのバンコクにいってきました。

昨年は圧倒的な中国の強さ、そしてまさかの日本の予選リーグ敗退という結果でしたが、今年の日本代表東大チームは・・・がんばった!よくやった!そのくわしい内容については9月19日の放送をごらんください!

 

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さて、今年のロボコンの競技内容は、わかりやすく説明すると、上の写真で社長が頭にのせている「ロイ・クラトン」というタイの伝統的な”流し燈篭”を作るというもの。

詳しいルールはこちら!

 

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上はその概念図です。 ①ベースのろうそ台を置く ②円盤を二台のせる

③ろうそくを三本のせる ④ろうそくに炎をのせる

これで「ロイ・クラトン」の完成です。

実際は三台のロボットでこの作業を行います。ロイクラトンがもしケーキだとするならば、「いかに自動で早くケーキを作るか?」に似ている競技です。ただし、そのケーキを作る工場は”競技場”で、そのケーキ制作ロボットたちは揺れ動く船便で各国から届くのであちこちガタがきており、、さらに一日のセットアップ&調整でそれを動かさなければならないという、過酷な競技になります。

 

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東大チームのみなさん。中央のメガネの方がリーダーの紺野くん。とにかく勝つためのチーム作りだけをこの一年考えてきたそうです。「先輩方が勝てなかった理由をさんざん聞いてきた。現場のコンデュションが違うとか。そういうこともすべてひっくるめて勝つにはどうすればいいか、あらゆる設定を考え、制作し、練習してきた」そうです。その結果は・・・とにかく9月19日の放送を!

 

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試合会場はとにかく緊張の声援の嵐でした。明和電機のライブで自分のマシンが壊れるのよりも

人のマシンが壊れることを見る方が、胸が苦しくなりますね。ほんと、足がぶるぶるでした。

 

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これはタイのチームのマシンにそえられた花。たぶんお守りなんだと思います。なんだかロボコンチームのみなさんの、技術にかける信頼や自信と、それでも足りない勝ちたい思いやぬぐいきれない不安が、澄んだ気持ちなって”花”に昇華したようで、ジーンときました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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