チューリッヒライブ <二日目>

 

 

 

 

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チューリッヒ到着二日目は、ライブのセッティング。会場の「PLAZA」はかつて映画館だった場所をクラブに改造したそうで、なかなか雰囲気があります。かつてはダダイストたちの前衛映画上映とかあったのかな・・なんて妄想が膨らむ建物です。

 
 

 

 

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ステージの上にはドーンと極彩色でハチドリの絵が描いてありました。どういう意味なんだろう?楽器のセッティングはほぼ午前中に終わり、あとは明、音響のセッティング。海外のスタッフのみんさんとは人種はちがえど、「テクニカル」な言葉は世界共通。技術でつながる男たち!

 
 

 

 

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壁面もやっぱり蜜を吸う鳥が飛びまくっています。社長は「ご当地ネタ」の曲を必死で打ち込み。今回はスイス出身のミュージシャン、DJ BOBO の 「CHIHUAHUA(チワワ)」という今日をやることにしました。

 

ひとつネタを仕込むと、ひとつ笑いがもらえる。

 

これがうれしんですね。

チューリッヒにつきました。<一日目>

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「チューリッヒなう」とツイッターでつぶやいたら、「社長、自動車事故ですか?」と返事が返ってきましたが、ちがいます。保険じゃないです。スイスのチューリッヒです。

飛行機で12時間、無事に到着しました。空港から市内へ向かう途中、チューリッヒの市内を流れる川をふとみると、すでに水着姿のみなさんが、日光欲をワンサカやってました。・・・・5月だよね。まだ。

チューリッヒのライブは2回目ですが、前回も思いましたけど、スイスに流れる時間は、ほんとにのんびりしてます。東京も震災の影響の節電で、少し街のスピードが遅くなったと思いますが、ここにくるとまだまだ。日本人の生活スピードの感覚だと、平日でも、なんだか街が夏休みしてるような気持ちになります。

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ホテルにチェックインして、とりあえず夕食へ。途中、明日のライブ会場である「Plaza」の前を通りました。この会場、昔は映画館だったそうです。なかなか雰囲気ありますね。ちょっと映画「トロン」に出てくるゲームセンターみたいです。

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外にポスターがはってました。若かりしころのパチモク社長。デザインは現地におまかせだったんですが、なんでこの写真なんだろう?よく見ると、カタカナで「ライブ」とか「トウキョウ」とか書いてます。

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さて、8時ごろ夕食を食べる「KUNSTRAUM」という、アートセンターに到着。ここは前回、明和電機がライブをやったところです。8時といってもスイスはまだまだ明るい。日が落ちてくるのは夜の10時ぐらいから。これもバカンス感をあおりますね。

ふと見ると、近くに集まってた人たちがいきなり輪になって、UFOを呼び始めました。・・・ウソです。なにやらキリスト教徒の儀式なのだそうです。

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夕食はバーベキューでした。おいしかったです。

ちょうど映像祭をやってたんですが、みなさん、のんびり飲みながら楽しんでました。日本だと芸術鑑賞というと、おごそかに、なんだか神社に「参拝」するような気分で美術館とかに行きますが、ヨーロッパのみなさんは、だいたい飲んでますね。「祭り」の感覚のようです。飲みたいがために芸術というジャンルを作ったんじゃないか?というぐらいワイワイ飲んでますね。

時差ボケもあって、眠気と疲労感で一日目はそうそうにホテルに帰って眠りました。明日はいよいよ朝からセッティング&リハーサルです!

明日からスイスとフランスへ出張

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明日からスイスとフランスに行ってきます。スイスは2度目のライブ、そしてフランスは大型展覧会です。

明日の朝8時に成田空港に集合、ということでなんですが、いまだに展覧会の作業をやってます・・・ああ!なんでいつもこうなんだ! ほとんど夏休み最後の日に絵日記を書いてる気分。

いつもあわててスーツケースつかんで家を出るので、忘れ物が心配です。

ということで次のブログはスイスから。いってきます!
(その前に作業・・・・作業・・・・)

ウメサオタダオ展を見て

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明和電機アトリエは今週も大掃除祭り。先週は、工房スペースの機材や材料などをかたづけまくりましたが、今週は事務スペース。古い書類や、必要のなくなった電子機器なんかを、えいや!と捨てまくってます。

書類に関しては、電子化のおかげで捨てれるのがうれしい。SCANSNAPを使って、昔の書類を片っ端からパソコンに吸い上げて、シュレッダー。これがないと捨てれませんでしたね、紙類は。

震災のこともあって、今年はクラウドに情報を移すかたも多いでしょう。明和電機も、さ来年の20周年をふまえて、これまでの資料をどんどん電子化してクラウドにあげようと思っています。そのためのテクノロジーには興味深々です。

しかし一方で、僕はもともと絵描きになりたかったし、バーチャルではなく、リアルなモノ作りに一番確信を持てる体質。思考をまとめる作業は、すべてペンでスケッチを描く、ということでおこなっており、はたしてパソコンにデータを全部いれたとしても、活用できるのかな・・・という疑問もどこかにある。

うーん、悩ましい。ここは発想を変えて、パソコンのなかった時代の情報の整理についてみてみよう、ということで、先週、大阪の民族博物館(=民博)で開催されている「ウメサオタダオ展」を見にいきました。

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僕にとって民博は、明和電機を始める以前、「自分ってなんだろう、自分の表現とはなんだろう」と悩みまくっていたときに、そこを突破するヒントをくれた場所。民博がなかったら、明和電機の「魚器NAKIシリーズ」は誕生していなかったし、そもそも、明和電機も生まれてなかったかもしれない。

その民博を作り上げた中心人物が、梅棹忠夫氏。僕は民博に通い詰めていたころ、梅棹氏の書籍を一冊も読んだことがなかったが、その空間展示に込められた思想に、どっぷりと影響を受けた。

梅棹氏は、とにかく「カード式思考」。あらゆる出来事、ひらめき、資料を、「一枚のカードに、一枚のアイデア」という形でメモっていた。よく文房具屋さんでみかける「京大式カード」は、氏のやり方を文具メーカーが商品化し、一般化したものである。展示には、膨大な量のカードが展示されていた。

たとえば梅棹氏は本を書くとき、このカードをああでもない、こうでもないとならべ、最終的にホッチキスでつないで文の流れを作る。このホッチキス止めの紙が、ちょうどよろいの「こざね」に似てるので、こざねと呼んでいた。

膨大な量のカードに情報を手で書き、それを膨大な時間をかけて手で編集して、まとめる。なんと気がながいことか。いまならスマーフォンとかにちゃちゃっとメモをして、あとでパソコンのデータベースでタグをたよりにまとめりゃいいじゃないか!・・・と思ったんだけどちょっとまてよと。

その膨大な作業量という肉体的な制約が、実は逆に思考を深めるトリガーになっていないか。僕もそうだが自分が書いたメモや絵が、脳にひっかけるタグの力はすごいし、紙というメディアの空間に展開できる能力もすごい。

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とにかく僕はアイデアをまとめるときにスケッチを使うので、これまで描いてきた絵が5000枚以上ある。これらはもちろん電子化しようと思うのだけど、だからといって、タブレットPCでスケッチという気分にはなれない。それはくさい言葉だけど、やっぱり「愛」を自分が描いたリアルな絵には感じてしまうからかな。大切にしたくなる。大事なものは記憶に残る。タグのフックも強くなる。それを眺めたり、順番を入れ変えたり、する作業は、梅棹氏のカードではないけど、大変だ。でもその肉体に残った疲労感が、どこか、思考の確信へとつながっていくのは、間違いない。

電子化はどんどん進むし、それを僕は望んではいる。でもだからこそ、今はちょっと立ち止まって、「電子化すべきもの、すべきでないもの」を考えたい気分なんです。ね。

























 

もし、あなたがドトールでツイッターをやってる社長を目撃したら?

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今日の夕方、仕事をするためにドトールへ。スケッチを広げて仕事の前にツイッターを確認したところ、ある女性の書き込みに驚いた。

「今都内某所のドトールにいるのだけど、私のすぐそばに座ってる人が、たぶん明和電機の人なんだよねどうしよー。なんか達者な絵コンテみたいの書いてるんですけど、、、」

・・・・となりのとなりやんけ!あまりに近すぎて見ることもできない。いきなり殺し屋に後ろに立たれたような気分だ。たぶん、つぶやいた女性も同じ気持ちだったらろう。

だいたいツイッターって、「とおくもないけど、ちかくもない」という無縁社会ならではの微妙な距離感のメディア。いわば「引っ越しました。近くにきたときは遊びにきてください」といった、どうでもいい距離感をかもしだすツールなわけだ。なのに、いきなりそんな二人が1メートル30センチで出くわすわけですよ。まるで霧の中で突然対面してしまったイギリス軍とドイツ軍みたいなもんですよ。

これは緊張しますね。緊張したあまり僕も「どうも。社長です」とそのツイッターに返信してしまいました。

結局それから30分あまり、無言の緊張関係が続き、リアル空間ではまったくつながらない二人。最後にその女性が先に席をたちました。そして「すいません、よけいなことをつぶやいてしまって・・・」という言葉を残し、ドトールを去っていきました。ああ、こちらこそ緊張させてしまって申し訳ないです。

でも、よく考えてみたら、自分の知ってる有名人と至近距離になり、しかも二人をつなぐゆるーいメディア(=ツイッター)がある、という状況はかなり面白い。そこでツイッターで、

【質問】ドトールで明和電機社長がTwitterをやってるのを、隣の席で目撃したとき、あなたはどうしますか?

とつぶやいたところ、いろんな返信が。

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一番多かったのはこれ。「小さい声で明和電機の社歌を歌う」。・・・・これは「はっ」とするね。どこだ?どこだ?と思うね。気づいてほしい人のいじらしさが、そこはかとなく漂うなあ。

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これも笑った。「あちらのテーブルのお客様から珈琲が・・・と言ってウェイターに持っていかせる」。・・・となりじゃん!近いすぎるやろ!

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そしてなんだかんだ、これが一番ビックリするかもと思ったのが、「がん見する」。これ、気づいたとき、どえらいビックリするだろうなあ。だってふと隣を見たら、知らないひとが社長の顔をじっと見てるんだよ。怖すぎ!!

ま、とにかく、どこでだれに見られてるのかわかないということですね。もしあなたがドトールで社長をみかけたら、今度はぜひケーキをおごってください!

よろ!

レシートの印刷の大混乱ぶり、どうにかならんものか・・・

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スマートフォンがどんどん普及し、スキャナーもカメラもOCRもクラウド環境も、みーんな安く手に入るようになった昨今。たとえば「名刺の整理」なんて、カメラとOCRとクラウドであっという間にテキスト情報化されて、ほんと、便利になりました。電子書籍も本格化してきてるし、印刷の世界は確実に変化してますね。

しかーし!そんな時代の流れにまったく対応できない「混沌の印刷世界」があります。それがレシート。なんなんでしょうね、あの大混乱のエディトリアルは。統一フォーマットというものがまったく存在しない。

レシートはご存じのように「巻いた紙」に熱転写で印刷しますので、幅は「80ミリ」と「57ミリ」の2種類がほとんど。たまに八百屋さんなんかで昔のレジスターを使ってたりすると、それより
さらに細いレシートがあったりしますが、大半はこの二種類。

幅は2種類ですが、長さと中の文字のレイアウトは、バラバラ。長さはしかたないとしても、中には広告が書いてるため、えらく長くなってるレシートもあったりして。そんなみみっちいとこに広告出してどうする!読むか!そんなミクロな世界!

で、このフォーマットのバラバラぶりで一番困るのが、帳簿をつけるとき。同じ位置に日付や価格が書いてあったら読みやすいのに、バラバラなもんだから、情報をいちいち探さなければならない。きー!

さらに困るのが、OCRが対応できないこと。名刺はある程度フォーマットが決まっているから読み取り精度がかなりすばらしいことになってるが、レシートは最悪。僕もこれまでいろんなレシート読み取りソフトを買いましたが、使えるものはなかった。デジタル技術も全滅。しかし、それはレシート読み取りソフトのせいじゃない。例えばお店の名前をグラフィカルなロゴだけで記入してるレシートなんて、そもそもOCRが読み取れるわけがない。

数ある無法地帯なレシートの代表として、冒頭の「マクドナルド」のレシートを見てみると・・

1 何をかったか、すぐにわからない
2 どこで買ったか、すにわからない
3 いつ買ったか、すぐにわからない
4 「レジが自動計算しお得なセットで提供するためご注文時と違うセット名となる場合があります ご来店ありがとうございました。」と言われても困る(PL法対策か?)。

・・・とにかく人にやさしくない。

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以上をふまえ、マクドナルドのレシートを読みやすく組み換えてみました。・・・なんのことはない、昔からある手書きの領収書に近いではないか!

はやく「レシート統一化運動」でもおきて、混沌のレシート世界に秩序をもたらして欲しいものです。

追記:タクシー領収書は、さすがたくさんの事業主が集まってたり、落し物対策なんかもあって、かなり読みやすく、フォーマット化されています。

アトリエ床塗り!

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フランスに明和電機のほとんどの作品を輸送したので、現在、アトリエはガランガラン。このすきに大掃除じゃ!ということで、先週一週間は、ずっとアトリエの整理をしておりました。そして本日、月曜日はそのしめくくりとして、アトリエの床塗り!工員さん、がんばって塗り塗り。僕はドアや配電盤なんかを塗り塗り。

僕にとってアトリエは「船」みたいなものです。過去のほとんどの製品(=宝物)を積んでるし、いまだみたことない世界に出会う航海をするための道具や機械がそろってるし。アトリエの床塗りは、いわば船のデッキを磨くようなものです。

一年に一回これをやると、心機一転、頭も手もよくうごくようになります。やっぱり気持ちいい空間って大事ですね。

問題は塗料の匂いで現在アトリエが、ナチュラルにラリれる状態になってること。気発するまでは、立ち入り禁止!

くう~目に染みる~

ユニコーン版オタマトーンメロディ、「オタマトーンZ」登場!!

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さんからついに発表がありました。ユニコーン版オタマトーンメロディ、「UcオタマトーンメロディZ」が登場です!「ユニコーンツアー2011」で販売される模様です!

いやあ、これはうれしい!

 

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オタマトーンメロディは、オタマトーンのミニバージョンとして昨年発売。内臓楽曲を演奏する仕様で、メモリーいっぱい何曲でも収録できます。できあがった製品を見て、キューブさんも僕も、「あ!これはオモチャというより、ひとつのメディアだ!」と思いました。

現在発売されているのは「世界の名曲シリーズ」ですが、世界にはいろんな楽曲がある。「マイケルジャクソンシリーズ」でも、「70年代フォークシリーズ」でも「仮面ライダーオープニング曲シリーズ」でもいいわけです。しかもCDとちがってコピーされることがない!音楽を伝達するメディアとしては最高じゃないか!と思ったんですね。

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似たような製品としていえば、清里とかで売られている「オルゴール」。なぜか「愛の賛歌」とか「イエスタディ」とか入ってるあれですね。オタマトーンメロディは、自分で演奏できるオルゴールなわけです。

そんなこんなで、「どなたか有名ミュージシャンの方が、アルバムのようにオタマトーンメロディーを使ってくれないかな・・・」と思ってたら、ユニコーンさんからお話が!きたああああ!

奥田民生氏とは同じ広島県人でもあり、兄ちゃんなんて学生時代にバンドコンテストで奥田氏に審査もらってたりするし、さらにかつてソニーミュージックつながりでもあったりなど、これはもう感慨深い。内蔵楽曲もユニコーンファン感涙のナンバー(ないしょ)、しかも本体の顔のデザインも、ユニコーンバージョン!ということでテンションがあがりました。どんな素敵な顔のキャラクターが描かれるのでしょう、と。

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そして届いた試作品。・・・なんじゃあ!この顔は!ら、ら、らくがきか?予想を裏切るイメージ。まさにロック!度肝をぬかれました。

また、この黒マッキー(細)で書いたとしか思えない筆跡が、そのまんまタンポ印刷でみごとに再現されており、現代のオモチャの生産技術の高さにも驚きました。

というわけでございまして、「UcオタマトーンメロディZ」。みなさま、ぜひツアーでゲットしてください!


参考:オタマトーンメロディを、おもいっきり感情をこめて弾く社長。

 

12月32日?ありえないカレンダーと”人間の過ち”について。

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「12月31日」という日時は存在します。しかし「12月32日」はおかしい。おかしいのだけれど、Googleで検索すると、667000件もヒットするんですね。おそらく多くの人が「打ち間違い」をしているからでしょう。あとは自動カレンダーが間違って記述したりとか。

へー、おもしろいなーと思い、もっとヒット数が少ないであろう「13月32日」を打ち込んで検索してみた。すると、なんと362000件もヒットする。えー!まじで!それかひたすらありえない「××月××日」を入力して検索しまくり。めざすはヒット数がゼロのありえない日時。

「63月33日・・・一件ひっかかった!おしい!ダメだああ!」
「63月34日・・・また一件か!くっそう!」

やってて、なんだか南極点を目指す、アムンセンの気分になってきました。スコットに先を越されるな!・・・と。そしてやっと見つけました。「63月36日、Googleヒット数ゼロ!」。

これが”おいしい”のは、「みつけた!63月36日」とツイッターでつぶやくと、それが世界で初めてのウェブでの発言だから、そのとたん「63月36日」と検索すると、自分の発言だけがヒットすることですね。だから、つぶやきましたよ、「63月36日は、土佐信道の日である。」と。

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検索すると、他にもこの「ヒット数がゼロのありえない日時」があることがわかってきました。それがですね、けっこう出現する頻度にむらがある。それがなんだか素数の出現のムラのようで面白くなってきた。もちろん、ウェブという記述される世界に人間、または人間が作ったプログラムによる「打ち間違い」なので、素数のような自然界の不可思議ではなく、おもいっきいり人為的なものなのだけど、それだからこそ、なんだか「人間の過ちの法則性」が記録されているようで面白くなってきた。

そこで、ツイッターで、

”だれか「00月00日」から「99月99日」までの、Googleのヒット件数の分布をグラフ化するプログラム、書いてくれないかな・・・・。見たい!なんか素数分布みたいなロマンを感じる。(人間の打ち間違いにおける)。”

とつぶやいたところ、なんと実現してくれた方がいたんですね。ありがたい!
 さんが、全部ではありませんが、00月00日から6月99日までのヒット数を検索してくれました。>>こちら!!

更にそれをですね、    さんがわかりやすくグラフにしてくれました。ありがとう!それがこちら。

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うーん。不思議な図ですね。
なんで2月52日だけ、なんで一万件以上ヒットしてるんだろう・・・
なんで6月40日から48日にかけて、連続して出現してるんだろう・・・

だんだんリーマン予想にはまる数学者のような気分になってきた。やばい!このままだとリーマン予想の伝説のように、僕も気が狂って、謎の死をとげてしまうかもしれない!

んなわけはないですが、ちょっと興味深いですね。

だれか学生さん、卒論のテーマでどうですか?「ウェブにおける”ありえない日時”のヒット数から考察する、人間の過ちの法則性について」。

本で作った楽器「本琴」のできるまで

本で楽器を作りました。本で作った木琴みたいなものだから「本琴」です。発想の出発点は古本を見たとき、「古本ってこんなに大きい素材なのに、ブックオフで100円か・・・」と思ったのがきっかけでした。本はもともと木材からできてます。100円で買える大きな古本と同じ重さの木材を買おうとすると、けっこうお金がいる。だったら、この古本を工作に使えたら、けっこうコストパフォーマンスがいいぞ!と思ったんですね。

 

 

 

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そんなことを思ってたとき、科学未来館での新楽器の展示のお話がきました。そこでまたもやピーン!とヒラめいた。「木琴という楽器は木材からできている。だったら本も加工したら木琴みたいに音がでるんじゃない?」。

 

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ちょうど明和電機には「ノッカー(Knocker)」という電気でノックをするデバイスと、「ミディタップ(MIDI-TAP)」というMIDI信号で100Vをコントロールしてノッカーを動かすデバイスを開発して持っていました。これと本を組み合わせれば、自動で本を叩く楽器ができる!

 

そこでブックオフで文庫本の古本を買ってきて、ポンと叩いてました。ところが!全然いい音が出ないんですね。やっぱり木材と違って密度がちがうのでしょう。「ホフ!」みたいな鈍い音しかしない。

 

 

 

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「こりゃあ本をがちがちに固めなきゃだめだろうな・・・」と思い、洗濯のりを買ってきて固めることにしました。タッパーの中の水に洗濯のりを溶かして本を沈めました。1日漬けとけばノリが染み込むだろう。そんでもって乾かせば、カチカチの本ができるだろう!と思ったんです。

 

が。

 

一日たって見てみると、全然染み込んでない。こりゃだめだと、3日置いといたんですが、それでもだめ。結局2週間漬けてみましたが、まわりが染み込むけど、中心はぜんぜんだめ。

 

「うーん、ノリは分子量が大きいから無理か。だったら、砂糖はどうだろう。よく本にこぼしたジュースがパリパリになってることあるじゃん!」

 

 

 

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そこで砂糖水につけてみました。「煮た方がさらに染み込むにちがいない」と思い、本を砂糖水でぐつぐつ煮てみました。・・・なんの料理だ?これは? 期待どおりに、砂糖は本にしっかり染み込んでくれました。あとは乾かすだけ・・・と一日干しておきました。

   

が。

   

一日たっても、本はベトベト。そっか、すぐには乾かんかもな、と思い三日ほっといたんですが、やっぱりベトベト。おまけに一部乾いたところを叩いてみると、ぱきーん!とヒビが入る。よおく考えたらそりゃそうです。角砂糖の大きなやつをバチで叩けば割れるに決まってる。つまり木琴のような楽器にはなれない!

ぎゃー!とここでアイデアが行き詰った。どうやったら、本を加工して木琴のようないい音が出るんだろう・・・困った・・・〆切はせまってるし。意気消沈していたときに、ふと目についたオライリー社の本を叩いて見た。すると!

 

「ポポポポーン!」

 

いい音がするではないか!ごめん、ポポポポーンは言い過ぎだった。調子に乗りすぎた。

「ポン!」です。ものすごいいい音で「ポン!」といい音がするではないか! 

 

 

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後で調べてみてわかったんですが、日本の本の紙の質は重めでしっとりしてる。これだと叩いても音が鳴らない。ところがアメリカのペーパーバックのような軽い紙の本は、たたくととてもいい音が出るんですね。最初に日本の文庫本を叩いてしまったから、音を出すのに苦労してたんです。

やった!と思い、洋書の古本を買いに白金台のブックオフへ。みなさん知ってますか?白金台のブックオフ。カフェスペースがあり、洋書がずらりとならび、めっちゃおしゃれなんですよねー。あのブックオフ独特のオタク臭のすっぱい匂いがしない、「奇跡の古本屋」なんですわ、白金台ブックオフ。そんで洋書の古本もたっぷりある。

いろいろ本をたたいて調べていたら、僕の大好きなオライリー社のシリーズが、大きさ、厚みのバリエーションがあって、とてもいい。表紙のデザインもイカス!これはもうオライリーで決まりでしょう!とポンポンたたきまくっていたら、

 

 

 

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「お客様、売り物なのでやめてください」

 

と、美人な店員さん(=さすが白金台)に怒られました。・・・・申し訳ありません!がっつり購入させていただきます!ということで15冊買ってアトリエにもどりました。

アトリエで本を固定するアルミ部品を作って本を固定し、ノッカーを取り付け、MIDIで音楽を打ち込み、いよいよスイッチオーン!すると!

 

「ポポポポーン!」

 

・・・すいませんまた同じ表現をしてしまいました。現実の音は、冒頭のYOUTUBE動画のような感じ。いい音なんですよ~これが。びっくりです。

 

暇な人はぜひお試しください。自動演奏じゃなくても、木琴のバチで叩いても面白いと思います。そのうち「世界本琴協会」とかできて、「モントレー本琴フェスティバル」とか開催されないかな?

現物は6月1日より、日本科学未来館に展示されます。見に来てね!