3人の女の子と5体のロボットと1体の銅像の特撮ストーリー

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このブログでさんざん紹介してきた「ホームセンター式ロボット」たち。実はオタマトーンの広報活動のために設置された「明和電機 特別広報部」に採用された派遣女子社員三名、「NUT」 の後ろで踊る、バックダンサーたちだったんですね。

採用された「花乃三澤」の三名は、よしもとのアイドルグループ「YGA」からの派遣。3月31日にオタマトーンのキャンペーンソング、「おめでTONE ありがTONE(仮)」をリリースします。

ひさしぶりに作詞・作曲をしたんですが、NUTのみなさんの元気とかわいさにピッタリはまって、とてもいい曲になりました。自分の曲を歌っていただける、というのは、本当にありがたいことですねー。

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この曲のPVのイメージとして、「女の子たちがロボットを開発してるのがいいなあ・・・」というイメージがわきおこり、ならば、ここは王道で特撮監督さんに頼んでしまおう!と日本沈没の樋口監督に相談したところ、「社長、ぴったりのがいますゼ!」とご紹介いただいたのが、新進気鋭・若手特撮監督、田口清隆氏

もーね、どんだけ壮大でかつマニアックかつカワイイ映像になったかは、今の時点ではもったいなくて話せません。みなさま、期待しててください!

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PVには僕も登場します。ただし銅像として。やっとたどりつけたハナ肇の境地・・・・

 

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玄関前で謎の儀式

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帰宅して玄関のドアを開けようとしたが、カバンの中の鍵が見つからない。はて、どこだっけ?と、カバンの中をまさぐりまくるのだが、ぜんぜんわからない。

原因は「ポケットがたくさんあるカバン」を買ったせいだ。これなら小物も整理できる!と思ったんですが、裏目に出ました。すべてを吸い込む「魔窟」を増やしただけでした。

しかたないので、小物を片っ端から取り出して並べる「儀式」を開始。なんだこれは。オレは何に捧げものをしてるんだ?近所の人に見られたら祈祷師じゃん!・・・呼ぶつもり?精霊を玄関前に?

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整理整頓の極意で、「仕切りを増やす」というのがあります。たしかに机の引き出しなど、仕切りを増やした方が、モノがたくさん、わかりやすく収納できます。ただし、これはもっと正確に言うと、「全体が見れる状態で、仕切りを増やす」場合の話です。

カバンの中にポケットのような仕切りを増やしても、ブラックボックスの中なので見えず、逆にどこに何がわからない迷路を増やすようなもの。カバンというシステムは、もともと「なんでもバカスカ放り込む」にはきわめて便利なシステムですが、「欲しいものをすぐに取り出す」には、もっともきびしいシステム。行きはよいよい帰りは怖い。ああ。

わかってるんです。充分そのことをわかってるのに、なんで定期的に玄関の前で儀式をやってるんだ?・・・・では、ここで今日の格言。


世界には、Googleでも検索できない領域がある。

以上。

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ホームセンター式ロボット、完成!


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無事にホームセンター式ロボット、完成しました!材料費もそれぞれ一万円以内でできました。
いえい。

さて、ここでクイズです。このロボットたち、ホームセンターと100円ショップで買ったものだけを組み合わせてできてるのですが、何が使われてるかわかりますか?

それでは種あかし。ピンクちゃんだけお答えしますと、

頭・・・・・・・・室内用ゴミ箱
動体・・・・・・屋外ゴミ箱
スカート・・・・ゴム製せんたくカゴ
目・・・・・・・・懐中電灯&犬用のごはん皿
アンテナ・・・ふとんたたき
耳・・・・・・・・霧吹き
口・・・・・・・・たまご切り
手・・・・・・・・ふとんバサミ

全部わかった人は、かなりの100円ショップ通です。さあ、ブルーちゃんやイエローちゃんのロボットもなんの道具か探してください!

さてさて、このロボットたちですが、実はNUTプロジェクトの脇役さんなんです。メインの皆さんんの写真については・・・・公開までもうしばらくお待ちください!お楽しみに!

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ホームセンター式ロボ、塗装してみた。

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本日もホームセンター式ロボ&オタマトーンジャンボの制作。

ホームセンター式ロボ、「わんぱく型」を塗装してみた。・・・・こわ!!なんかこわ!!石油のポリタンクがベースなんですが、中央のバッテンの凹みのせいで、怒ってるみたいに見えるのね。おかしーなー、もっとカワイイイメージだったんだけどなあ。

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さて、明日の午前中には残り3体も完成だ。そして午後12時からいよいよ撮影。・・・間に合うのか?

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ホームセンター式ロボ、今日は顔を作りました。



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明和電機のアトリエ2Fでは、現在、NUTのレコーディング作業が進行中。詳細は近日中におしらせします!

そして、並行して工房スペースでは、本日も「ホームセンター式ロボット」の制作。昨日は大物の材料を組み合わせて、土台となるボディを作ったんですが、今日はいよいよ目鼻などの「顔」の制作。とにかく1万円以内で材料をそろえるのが、今回のロボットの目標。そこで便利なのが100円ショップ。1000円もあれば、いろんな形のプラスチック素材が手に入る。「こんな顔がいいかなあ・・・・」と素材を見て想像しながら、ぼんぼん買いものカゴに放り込みました。



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で、アトリエにもどって、買ってきた材料をガムテープでぺたぺた仮止め。「博士タイプ」「セクシータイプ」「力持ちタイプ」「わんぱくタイプ」など、勝手にキャラクターを想像しながら部品を組みあわせていきました。・・・・こんな感じの遊び、ほんと小さいときよくやってたなあ。



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だいたいの部品の組み合わせができたところで、いよいよ明日の塗装作業に向けて、スケッチを描いて確認。博士は「ブルー」、力持ちは「イエロー」、わんぱくは「グリーン」、セクシーは「ピンク」と、適当にやったわりには、不思議とキャラクターと色がぴったりマッチ。

さあて、どんなロボットが完成するのかな?
明日のお楽しみ!

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材料費1万円以内でロボットを作る方法

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先日放映された、NHK-BSの「TOKYO EYE」で、わたくし明和電機社長と、アメリカ人のマットさんがロボットの気ぐるみを作りました。1日で。

ご覧になれなかった方のために解説しますと、このロボット、体は大型のごみ箱、頭はフロの椅子、腰はプラケース、手はふとばさみと、ほとんどホームセンターで売ってるものでできてるんですね。材料費は一万円以下。

あったり前ですが、ホームセンターで売ってものはすべて工業製品。そして工業製品には大量生産するための形状あり、それがロボットの造形にぴったりあうんですね。組み合わせただけで、なんとなくロボットに見える。木材で同じことをやろうとすると、どえらい加工が必要です。木はオーガニックな形なので。

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で、現在、この「ホームセンター型ロボット」をアトリエで大量生産してます。これが楽しんだわ。ホームセンターに言って、「お!これは使えそうだぞ!」と思える形を買ってきて、ロボットに見えるように組み合わせる。まるで超大型の人形遊びをやってる感じ?思い出せば、同じことを小さいころやってました。積み木とかお菓子の空き箱とかで。

このロボットの活躍については・・・・今後のブログにご期待ください!

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同じくアトリエでは、並行して「オタマトーンジャンボ」の量産作業。量産といっても一点一点手作りなので、時間がかかります。今日は一日塗装作業だったので、塗料を吹いてる工員さんが、浦島太郎のように白髪になっておりました。おつかれさま!じっくり風呂に入ってくれ!

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社長にとっての理想的な「世界史のノート」と「地理のノート」は?

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「社長の考える、理想的な歴史のノートは?」と聞かれたら、「巻物でしょう!」と答えます。

イメージはこんな感じ。小学校の入学のときに、ものすごく丈夫で軽い巻物を先生から渡される。それに授業で教わったことを、年表としてに書いていく。当然、小学校でならう歴史は軽いから、年表もスカスカ。その巻物を使って、今度は中学校の歴史の授業を受ける。もう少し専門的だから、年表がちょっと詳しくなる。そして高校でも同じことをする。けっこう高校はくわしく習うから、年表も充実!

かくして、卒業のときには、自分が12年間かけて作った年表の巻物が手に入る・・・・・ほ、ほ、欲しい!いや、欲しかった!そんな巻物ノート。僕だけかもしれないが、自分の手垢にまみれたノートっていとしい。せっかく子供から青年期にかけて3回も繰り返し歴史を学ぶのなら、そんなノートが欲しかったな。

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「では、社長にとっての理想的な地理のノートは?」と聞かれたら、「巨大な一枚の白地図!」と答える。

そんな白地図、教室では広げられないから不便なんだけど、その制約がなかったとしたら、大きな白地図がいいなあ。小学校に入学したとき、先生から折りたたんだ巨大な白地図を渡される。そこに授業でならったことを書きこんでいく。できるだけイラストとか使って。そう、昔NHKでやってた「たんけんぼくのまち」でチョーさんが書いてた「たんけん地図」みたいに。あれ、そそるんだよなあ。

で、同じことを中学、高校でも繰り返す。すると卒業のときに、自分の思い入れがたっぷりでわかりやすい世界地図が手に入る。これも巻物同様、手垢まみれだから、大事にすると思う。欲しかった!

ときに工業製品は、人間の思考を規定する。現在、文房具屋さんで売られているノートは、紙の束を何十枚も重ねて閉じたもの。そこに「時間的」な勉強である歴史、そして「空間的」な勉強である世界史を閉じ込めようとすると、どうしてもズタズタに切られてしまう。各ページにランダムアクセスできるのは便利だけれど、一番大切な「ものごとの全体感」は、そのノートからは感じにくい。

ちょっと話がズレますが、カーナビを使い初めてから、道がまったく覚えられなくなった。拡大縮小で地図を見れるのは便利なんだけど、頭の中にかっちり固定された地図のイメージが描けない。むかし、マップルの印刷された地図を見ながらドライブしてたときは、しっかり頭の中に道のイメージがあったんけどなあ・・・。

だから、「Googleマップを、地理の授業で使うが、社長のイメージのノートに近いんじゃない?」と言われても、NO!です。それは、顕微鏡と望遠鏡を持って世界を眺めるようなもの。小さい世界も広い世界も見れるけど、のぞいたレンズの境界の外はまったく見えない。

ま、欲しければ自分で作れ、ということなんですけどね。今なら技術もあるし!

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夏の海外展覧会に向けて、梱包・収納を一工夫

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今年は春から夏にかけて、海外で大きな展覧会を予定している明和電機。すでにライブでは世界を飛び回ってますが、展覧会となるとライブ以上の大きな荷物。

で、問題なのが明和電機の製品の物量。細かいものから大きなものまで、とにかくモノが多い!それらをまとめて、コンテナにおさめなければならいのですが・・・・入るのか?この量!
そこで、「すてきな奥さま・整理上手」のメガ級サイズをじわじわとやっております。


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まず、過去の製品の梱包状況を見てみると・・・・、けっこう分解して納めるとコンパクトになるものがあったりする。たとえば上図は魚型ハープ「魚立琴(ナタデコト)」のなんですが、台のリング、ヒレの部分を分解すると一気にコンパクト!こんな感じの製品がいくつかあるんですね。


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あとは、梱包してる箱のサイズがまちまちなのも、問題あり。17年かけて作ってきた製品なのので、その時ごとに箱を作ったから、あれよあれよ、重ねてみたらグラングラン。そこで、できるだけ積み重ねられるよう、箱の大きさのフォーマットがそろうように、箱を制作。


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明和電機のライブ用楽器機材は、世界中を飛びまわって百戦錬磨なので、梱包が積み重ねられるようにできてます。通称「グレー箱」と、明和電機では呼んでます。二人で持ってちょうどよい大きさ、エレベータにのる大きさ、楽器がピッタリ入るなど、抜群の使い勝手がいいんですねー、このグレー箱。明和電機オリジナルです。

さて、どこまで荷物を圧縮できるか!目標は、70%縮小かな?
がんばるぞ!

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汐留のマグロ漁船 日テレ「PON!」出演

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昨日は日テレの情報番組「PON!」に出演しました。平日の午前中の番組なので、視聴者は奥さま。または学校さぼってる大学生かニート。働く男なら絶対見れない時間帯に番組に、働く男、明和電機が登場しました。

ますだおかだの岡田圭右さんが司会する「スタア秘宝館」というコーナーで、明和電機の製品という「秘宝」を持って行きました。紹介したのは、パチモク、ボイスビブラーター、ワッハゴーゴー、そしてオタマトーンメロディ。本当はその他に、「オタマトーン・チワワ笛・ジホッチ・サバオ・ニュートン銃・バウガン」など用意してたんですが、まったく時間がなくて紹介できませんでしたね。

収録は、汐留にある日本テレビの野外スタジオ。・・・・・これがね、メチャクチャ寒かったんです。僕は初めて汐留のビル街に行ったんですが、噂には聞いてたけど、ものすごいビル風。おまけにその日は寒波到来で、凍てつく寒さ。もちろんスタジオの中はあったかいけど、野外スタジオなので、一歩外に出れば、ビュービュー刺さるように冷たい風が吹いてる。もーね、ここは南極基地か?と思いましたよ。

そんな中、奇妙な光景が。男たちがね、集まってるんですわ。働く男なら絶対に来れない時間帯にもかかわらず。最初は、スタジオの関係者かなあ・・・と思ってたんですが、どんどん集まってくるので、こりゃ違うな、と。

で、途中でわかりました。出演してるAKB48の高橋みなみさんのおっかけのみなさんだと。とはいえ、外は風がビュービュー吹いてる猛烈な寒さ。なのにみなさん、完全防寒で、じっと高橋さんがスタジオから出てくるのを待ってるんです。黙って微動だにせず。じっとスタジオの方を見つめて。これを見て思いました。

「北の海で、マグロの出現を待つ、漁船の船員たちのようだ・・・」

と・・・・・。なんかね、男の仕事、って感じがしたんですね。まったく仕事ではないんですけどね。働かなアカン時間帯だし。とにかくあの極寒の地を耐えきるエネルギーにはすごいものがある。アイドルのおっかけではあるけれど、なんかピュアな男たちを見たようで、ちょっとキュンときました。・・・・・ちょっとだけね。




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磨く!磨く!ひたすら磨く!

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本日は、明和電機の仕事初め。まずは明和電機スタッフ全員で明治神宮に行って初詣。工場に飾ってたお札を納めて、新しいお札をもらって気ました。とにかく工場作業は怪我とか火事とかが心配。ここは神様にお願いです。一年、よろしくお願いします。

さて、年明け最初の作業は、「オタマトーンジャンボ」の原型作り。え?もうできてるのに、まだジャンボを作ってるの?という声が聞こえてきそうですが、違うんです。今作ってるのは、「量産型オタマトーンジャンボ」の原型なんです。わかりやすくガンダムで例えると、前回作ったオタマトーンジャンボは、「初代ガンダム」。そして今作ってるのは「GM」なんです。・・・・・よけいわからんか。
 

とにかく、複製を前提にしたジャンボを開発中で、そのため一から原型を作りなおしているわけです。原型はプラスチックを削りだして作っているんですが、とにかくこれが「削って、磨く、」ということのくりかえし。

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この作業、けっこう僕は好きです。磨けば磨くほど、理想的な形が浮き上がってくる。まるで考古学者が化石を発掘しているような作業です。パテを持って、サーフェーサーを吹いて、耐水ペーパーでひたすら磨くという単純作業なんですが、やればやるほど良くなっていくのがわかりますからね。パソコン作業の「いきなりフリーズ、一からやり直し!」みたいな不毛なことはない。

出来上がった原型は、複製業者さんにお渡ししてシリコン型をとってもらい、樹脂で複製してもらいます。

ではでは、磨きの続きに戻ります!

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