明和電機 – Maywa Denki

四つの芸術製品シリーズART SERIES ?

四つの芸術製品シリーズ ART SERIESとは



 

明和電機の四つの芸術製品

明和電機の「芸術製品」の開発はまず、世界に対する疑問や、好奇心から生まれた、自分の中の新しい常識、「ナンセンス」の発見から始まります。この「ナンセンス」は、エネルギー産業における「資源」に似ています。そこで「芸術資源」と呼ぶことにします。

はじめは漠然と発見された「芸術資源」であるナンセンスを、リサーチや、たくさんのスケッチを描くことで明確にします。そして、さまざまな素材や機械加工技術を使って、現実世界に発掘していきます。この作業によって「芸術資源」は「芸術製品」へと、転換されます。 取り出された「芸術製品」たちは、似たもの同志が集められ、最後は「シリーズ」としてまとめられます。

こうして生まれた芸術製品は、現在大きく四つのシリーズに分類されます。「自分とは何か?」をテーマを、魚というシンボルで表現した「魚器(NAKI)シリーズ」。100Vで動くナンセンスな電動楽器「ツクバシリーズ」。“声”の持つ「仕組みと呪術性」を機械で表現した「ボイスメカニクスシリーズ」。そして「女性とは何か、生物的なメスとは何か」をテーマに花をモチーフとして表現した「EDELWEISSシリーズ」。「EDELWEISSシリーズ」は、現在明和電機から独立し、土佐信道のプロジェクトとして進行しています。

こうした四つの芸術製品たちは、それぞれまったく異なる「芸術テーマ」を持っていますが、それぞれが有機的につながっており、いわばひとつの大きな「ナンセンス・マシーン」としてとらえることができます。

 

 

Four Product Lines of Maywa Denki
Maywa Denki has invented and developed various nonsense machines based on four artistic themes.

 

1   Voice Mechanics Series
A series in which the functionality and magical power of voice are reproduced by machines

2   EDELWEISS Series
A series in which flowers are used as a motif and “What are females like? (search for ideal females)” as a theme

3   NAKI Series
A series in which fish is used as a motif and “Who am I? (search for self)” as a theme

4   Tsukuba Series
A series of unique 100V powered electric musical instruments

 

All of these products are “artistic” products that are the only one of their kind in the world as well as prototypes that serve as the driving force in the activities of Maywa Denki.

Now, please enjoy the fantastic world of Maywa Denki Nonsense Machines

マスプロダクトMASS PRODUCTION ?

マスプロダクトとは About MASS PRODUCTION

芸術製品の「マスプロダクト」

明和電機の「芸術製品」は、それ自体の販売は行わず、開発のノウハウや、その芸術哲学を二次利用することで、さまざなな商品やサービスを作っています。その二次利用のプロセスで、明和電機はふたつの「マスプロ」を行います。ひとつが「マスプロダクト」、もうひとつが「マスプロモーション」です。


「芸術製品のマスプロダクト」とは、さまざまな外部企業と組み、明和電機の芸術製品を大量生産していくことです。明和電機の芸術製品の開発は、頭の中にある「芸術資源」を、リサーチやスケッチによって明確化することから始まります。次に設計を行い、明和電機アトリエにてさまざまな材料や工作機械を使って「芸術製品」をつくりあげます。ここまでの作業プロセスは一般的な芸術家と変わりません。

しかし、一般的な芸術家であれば、この「芸術製品」を販売しますが、明和電機は販売を行わず、その「芸術製品」が、大衆が求める「商品」になるよう、カスタマイズを行います。まず、「芸術製品」の本質的なアイデアが、薄まることなく、大衆が受け入れられる「商品」にまで落とせるかどうかを吟味します。その可能性がみつかれば、外部企業に商品化のコラボレーションを提案し、さらに「現実可能性」をさぐります。そして「生産コスト」や「販売需要」が見込めれば、「量産設計」を行い、大型工場で大量生産を行って商品を作り、店舗にて流通します。また、楽器などの芸術製品の場合は、その演奏を記録した「音楽コンテンツ」を製作し、販売します。また芸術製品の開発の背景となる哲学は、文章化することで出版物として販売します。


このようにさまざまなタイプの「マスプロダクト」を開発していく戦略を、明和電機は「ABCDEFG計画」と呼んでいます。それぞれ、商品の頭文字をとったものであり、Aはマルチプルとして複製されたアート、Bは出版物、CはCDなどの音楽コンテンツ、DはDVDなどの映像コンテンツ、Eは展覧会やライブなどのイベント、Fはファッション、Gはおもちゃやグッズなどです。こうしてさまざまな商品展開をすることで、明和電機はその芸術を広く大衆に普及させています。

 

明和電機の「マスプロモーション」

明和電機は「芸術製品」や「マスプロダクト」を社会に普及させるために、さまざまな「マスプロモーション」を行っています。

■製品展示会と製品デモンストレーション

明和電機の製品をダイレクトに大衆に紹介する方法として、「製品展示会」と「製品デモンストレーション」があります。「製品展示会」、つまり「展覧会」では、明和電機が所有しているオリジナルの芸術製品たちを展示します。大型の美術館などで行う「総合展」から、各シリーズを独立して展示する「シリーズ展」まで、さまざまなタイプがあります。こうした展示では、製品を体験できるコーナーもあり、鑑賞者はダイレクトに製品に触ることができます。

芸術製品の中の、とくに楽器のマスプロモーションとしては、「製品デモンストレーション」と呼ばれるライブパフォーマンスがあります。たくさんの楽器や出演者が登場する、2000人規模の大型のライブから、社長一人で行う小規模のライブまで、さまざまなタイプがあります。こうした展示会や発表会は、国内のみならず、全世界で展開しています。

 

■メディアによるマスプロモーション

明和電機は、さまざまなメディアを使ったマスプロモーションも行っています。テレビやラジオ、雑誌といったメディアにも積極的に登場し、製品デモンストレーションをおこなう一方、動画配信サイトやSNSなどの、新しいソーシャルメディアを使ったマスプロモーションも行っています。また、おもちゃもひとつのメディアとしてとらえるならば、明和電機の芸術を大衆に伝えるという点で、マスプロモーションを行っているといえます。

このように明和電機は、製品を「作る」ことと同じくらい「見せる」ことも重要視しています。「芸術をプロモーションするだけでなく、プロモーションそのものを芸術にする」。この行為そのものが「アバンギャルド」だと、明和電機は考えています。