明和電機 – Maywa Denki

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しんばし×アキバ カコ↓イマ↑ミライ展 関連企画

「シャッターゴルフの世界展」

 
 


 
 
 
 
 

「シャッターゴルフの世界展」について  

土佐信道(明和電機)

■シャッターゴルフとの出会い
僕がはじめてシャッターゴルフに出会ったのは2002年のサンフランシスコでした。ダウンタウンのシャッター街を歩いていたら、若者たちがシャッターに向けて磁石の円盤を投げてひっつけるゲームを楽しそうにやってました。
「なんだ?ダーツとゴルフが合体したような遊びか?」と気になりました。

ホテルに戻り、ネットで調べてみると、「シャッターゴルフ」という、ストリートで流行っているゲーム的なスポーツだということがわかりました。驚いたのは、日本発のスポーツだということでした。

帰国してすぐに「マグネソーサー」と呼ばれる磁石の円盤を手に入れ、遊んでみました。幸い、明和電機の工場には大きなシャッターがあり、近くには武蔵小山商店街があるので、夜中は格好のシャッターゴルフのコースがありました。実際に遊んでみると、実に面白く、明和電機のスタッフや友人たちと、暇になれば円盤を投げるようになりました。
 
■創始者・橋本幸三氏
このスポーツを考案した橋本幸三氏は、1969年、シャッター街になってしまった商店街で野球をして遊ぶ子供からヒントを得てシャッターゴルフを発案しました。その後、町内会で大会が開かれるなど、子供から老人まで楽しめるスポーツということで地元で人気になり、新聞、テレビで紹介されることで全国にプレイヤーが広がりました。

そして2000年代後半からはインターネットで紹介されて一気に世界規模で知られることになりました。現在、世界45カ国にシャッターゴルフ協会ができるほど、そのユーザー層が増えています。

僕もその魅力にはまり、かつ橋本幸三氏にお会いして直接お話をうかがうことで、小さなシャッター街の商店街で生まれた遊びが世界展開するまでのシャッターゴルフの物語にも魅了されました。橋本氏の失敗談や、創意工夫のアイデア、そしてなにより常に前向きに明るくチャレンジする姿勢に感銘を受けました。
 

 
2021年に出版された橋本氏の自伝「シャッターゴルフ物語」では、あとがきを執筆させていただきました。そうした縁もあって、僕は現在は日本シャッターゴルフ協会の東京支部長に就任しています。
 
■展覧会の開催
この度の「しんばし×アキバ カコ↓イマ↑ミライ展」は、ニュー新橋ビル商店会と秋葉原駅前商店街振興組合の合同の企画です。展覧会場となるニュー新橋ビルとラジオセンターは、ともにシャッター街になっている場所がありました。

明和電機に出展のご相談をうけたときにすぐに「これはシャッターゴルフがぴったりだ!」と思いました。展覧会のテーマである「過去、現在、未来」と、小さな街のシャッター街でうまれたシャッターゴルフが世界に羽ばたく過程が、ぴったり重なったからです。そこで明和電機のキュレーションにより橋本幸三氏の活動とシャッターゴルフを紹介する展示を行うことにしました。

新橋会場では、シャッターゴルフのコースの展示と、橋本氏のテレビ番組でのインタビュー、そして関連資料を展示しています。また、秋葉原会場では、実際にシャッター街になっているラジオセンターにシャッターゴルフのコースを展示しています。 シャッターゴルフの展示を通して、歴史のある秋葉原と新橋の新しい魅力をお楽しみいただけたら幸いです。

 



 
しんばし×アキバ カコ↓イマ↑ミライ展 関連企画 「シャッターゴルフの世界展」
会期:
2024年1月19日(金)~1月31日(日)

場所:
新橋 会場:ニュー新橋ビル 3F
秋葉原会場:ラジオセンター 1F

イベント情報はこちら

 
 
「シャッターゴルフの世界展」記念グッズ
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