愛情のないツマミが多いのは、「デジタル楽器」と「和民」

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秋葉原に部品を買いにいったついでに、ひさしぶりに楽器店にぶらり。

デジタル楽器コーナーにいったら、

もーね。新製品の「ツマミ」の量が、ますます増えてた。

理解できるか!!多すぎじゃ!!

まるで、テレビのリモコンと同じ。

どこを押せばいいの?

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電子楽器の「つまみ」が多いのは、今にはじまったことではない。

40年前に作られた、ムーグシンセサイザーなんて、つまみのお化けだからね。

でも当時の楽器は、「その音を出すがいっぱいいっぱい」な、ダメっ子だった。

必死ですよ。「ぴょよよーーーん」って宇宙っぽい音出すのも。

「つまみ」をいじくる方も、なんだか、機械の内臓に触ってるような

リアリティがあった。

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でも、デジタル技術がすすんで、どんな音でも出せるようになると、

電子楽器も余裕をかます優等生になっちゃって。

出せる音の選択至が増えたなら、「つまみ」も増やしてしまえと。

これはテレビのリモコンと同じ現象。

結果、楽器は、「音を楽しむ機器」ではなく、

プリセットされた音を選ぶだけの、「再生機(プレイヤー)」になっちゃった。

先が読めてしまうのに、ツマミだけは多い。

電子楽器を作っているエンジニアに言いたい。


「音、または音の編成のアルゴリズムからインターフェースを作るのが楽器ではない。
 
人間がインターフェースと葛藤することで音が生まれるのが、楽器である。」


88個もの「つまみ」がならんだ楽器「ピアノ」は、

人間が楽器と葛藤する場所を用意しているから、

こんなに普及しているのである。

愛情のないツマミが多いのは、「デジタル楽器」と「和民」” への7件のコメント

  1.  岩井俊雄さんが楽器の特徴に「形がユニーク・演奏方法が独特・音が独特」の三つを挙げていたのを思い出しました。で、電子楽器が(テルミンを除いて)これらを満たしていないことからテノリオンを考案したとか。
     そういえば、明和電機の楽器も、上の特徴を満たしていますよね。

  2. 取り合えず、誤字。選択肢、ね。
    もうね、いっその事、音楽製作は波形エディタになってしまえば良い。
    技術的には可能なはず。
    でもって、僕らに必要なのは、音を対象にした PhotoShop 、または
    そのプラグイン。
    そういう事なんではないか、と。

  3. じーんときた話し。
    アメリカの潜水艦には一時期、
    ハモンドオルガンが搭載されていて、
    兵士がそれを囲んで歌ってたらしいよ。
    日本の電子楽器メーカーも、
    甲板で焦げ付いてる海上自衛官や、
    ソマリアの海賊のすさんだ気持ちを和ませるような、
    雨風に強いものを作れんもんかの。

  4. じーんときた話しPart.2
    むかし「G.I.ジョー」という兵士の人形があって、
    戦場にいるジョーの声を電話で聞けるという、
    子供向けのテレフォンサービスがあったよ。
    銃弾が鳴り響くなか、最後の言葉が、
    「戦場で会おう!!」だったよ。

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