社長の上海視察 三日目 「やっぱりアニソンナイトで、大盛り上がり」

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今日は、午前中は上海の秋葉原、「宝山路」へ行きました。アキバといっても、20年前のメイド登場以前のアキバみたいでした。うわさの「iped」は売ってなかったなあ・・・。

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電気・電子部品店もおもしろかったけれど、それよりも興味深かったのは、同じ区域にある、機械加工の小さな工場が並んだエリア。けっしてきれいな場所ではなかったけれど、モノを作ってる!というエネルギーがあって、昼時だったからか、家族も工員さんもみんなでご飯を食べていたり、路上でお母さんが赤ちゃんにおっぱいあげてたり、なんだか、生きてるなーという場所でした。

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なかなかイケメンの若者たちが、旋盤をまわしてたりして、カッコよかったです。工業社会は、「男の仕事」と「女の仕事」が明確に分かれてたんですねー。

 

そして、夜は再び上海万博へ。 今日もアニソンナイトをやっていて、中国人の若者たちが大盛り上がり。みんな、日本語うまいのね。あちこちで言われてることだけど、日本のアニメの影響力って、かなり深く世界に影響を与えたんだなーと実感。僕も水木一郎氏の歌に大興奮でした。

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そして、話題のイギリスのパビリオン「種の大聖堂」へ。これがすごくよかった。6万本の種をが入った、アクリルの棒が、突き刺さった建物。昼間はそのアクリルを通って、外の光が中へ。そして夜はアクリルの中のLEDが建物と外側を照らす、というもの。

「なぜ、日本は、これが、作れないんだ!」

という嫉妬だけですわ。ほんとに。
大英帝国ここにあり、万博の歴史の深さを見せつけれらました。

ひとことでいえば、この建築は、Heatherwick studio というイギリスのデザイン事務所の「エゴ」でできた作品です。多数決の意見で決まったものはなく。そのエゴに国が「まかした。やってみなさい」と言えるのがすごい。日本だと、クライアント、代理店、政府の方たちなどの意見がどんどん入ってきて、「平均点」なものができてしまう。でもそれでは、国際舞台で強いものは作れない。

ぼーっとこのモニュメントをみながら、いまさらながら、太陽の塔を建てた、岡本太郎ってすごいな・・・と思いました。最終的にすごいものを、周りのひとたちを巻き込んで作っていくには、言葉や、理屈や、言い訳ででは無理で、「芸術なんだから!これは!」のような、得たいのしれない熱量なんでしょうね。

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