工場直売!という 実験

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本日、無事に「明和電機 WAHHA GO GO 開発スケッチ展」

を終了することができました。最後のトークショーも、雨の中、たくさんの方に

ご来場いただき、ありがとうございました。

スケッチは20枚も売れました!!やった!!

購入していただいたみなさま、ありがとうございます!

今回は、実験をしました

①「工場直売」ということで、中間業者を通さず、絵を売る

②告知は「手紙、ちらし、ネット」という、自己発信のメディアを活用

です。

これは、いままでの明和電機の商売からすると、かなりちがっています。

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上図は、明和電機の商売を、図にしたものです。

明和電機の特長は、

「作品は売らず、そのアイデアをもとに、
 外部メーカーと組んで大量の

 マスプロダクト

 を作り、

 それを、外部のプロモーション会社と組んで

 マスプロモーション

 していく」

という点にあります。

マスプロダクトにマスプロモーション。ふたつあわせて「マスプロ」が

明和電機の特長です。つまり、マスプロ芸術家なのです。

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それに対し、上図は、一般的な芸術家です。

画商さんが、芸術家から作品をあずかり、額をつけ、画廊にかざり、

付加価値をつけて、コレクターに売っていくという図です。

明和電機は、のっけから、この方法をとってきませんでした。

美術の流通ということに対して、アバンギャルドになってみようと思ったからです。

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上図は、さらにシンプルな、芸術の流通の図です。

芸術家が、自分が作ったものを、自分のアトリエに人を呼んで買ってもらう。

これはまさに、「鯛焼き屋さん」といっしょです。

このシンプルな流通を、今回「開発ドローイング展」ではやってみました。

なぜこれが今回できたか?というと

やはり、インターネットの情報配信のおかげです。

明和電機がデビューした15年前には、こんなダイレクトなメディアは存在

しませんでした。

本当に面白い時代になってきました。

芸術家の商売の仕方も、どんどん変わっていくでしょう。

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そのあたりを明和電機なりに分析して、「マスプロ芸術」について本にしたら

おもしろかろう・・・・と思い、表紙だけ作ってみました。

いつか出版したいですね。

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