【ストレンジボイス/memo001】 音楽情報処理ってなに?

ストレンジボイスの開催にあたり、先週は出演されるみなさんに実際にお会いしてお話をうかがいました。アイドルのNUTNの皆さん、ヒューマンビートボックスのAFRAさん、音楽情報処理の後藤真孝先生、YAMAHAのVOCALOID関連のみなさん・・・・。どのみなさんもお話が面白くて好奇心爆発なんですが、一方で、あまりにちがうジャンルの方々なので、頭がごちゃごちゃに。そこで 【ストレンジボイス/memo】 という形で、とりあえず、思ったことをブログに書いていきます。整理できてない内容だけどごめんなさい!

さて、今回は「音楽情報処理研究」についてメモ。

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先週、音楽情報処理で最先端の研究をされている後藤真孝先生のお話をうかがいにつくばの産業技術総合研究所(=産総研)に行ってきました。

そもそも「音楽情報処理研究ってなに?」とみなさん疑問なのでは?わっかりやすく言ってしまえば「デジタル技術とコンピュータの進歩で、音楽はどう発展するの?知りたくない?知りたいよね?そのための研究」です。

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現在はコンピューターやケータイであたりまえにデジタル音楽を聴く時代ですが、僕が小さい頃はすべてアナログ。音楽はレコードで聴いていて、小さなタンスぐらいあるステレオとスピーカーで聴いてました。とにかくレコードは、ありがたいものであり、その大きなジャケット、びっしり書かれたライナーノーツも含めて、「不可侵(おかすべからず)」なメディアでした。もーひれ伏してました。

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ところがそれがデジタル音楽になってくると小型化し、パーソナル化し、「シャッフル」という機能が登場して、アルバムの曲順はバラバラになりました。そしてウェブ経由で、コード屋さんにいかなくても、大量の楽曲を手に入れて持ち運べるようになりました。

さてさてこの先には、デジタル化された音楽はそんな「量的な変化」だけでななく、、内容そのものをいじくれる「質的な変化」の時代に突入するようです。極端な話を言えば、「好きなミュージシャンの歌声を、まったく別の人に入れ替える」とか、「バックの楽器の音やフレーズを、好きなものに変える」とか、みなさんのケータイ端末で、簡単にできるようになるのです。

アナログ音楽の時代には「不可侵」だった音楽のソースが、デジタルになってからは好きなようにカスタマイズできるようになる・・・。音楽の聴き方も、演奏も、そしてマーケットのあり方も変わっていく・・・。

そうした技術革新の研究を後藤先生はされているわけです。
ご興味のある方は先生のHPへ >こちら!

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さて、そうした内容を、後藤先生にお会いする前の緊張感の中でいろいろ予習したとき、僕は先生の研究が、

「音楽を演奏する」・・・プレイヤーサイド、
「音楽を聴く」・・・・・・・リスナーサイド

の二つのジャンルに分かれると思ったんですね。そこで上図のようなスケッチを描いて、お会いしたときにお見せしました。

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すると後藤先生は、

「う~ん、音楽情報処理の研究者の立場からいうと、図の中心は人間ではなくて、コンピューターですね。コンピューターが、いかに人間のように音楽を聴くか、そして演奏するか、の研究なんです」

と、おっしゃられた(上図)。それを聞いて、「なるほど!これが音楽情報処理か!」とすごく納得しました。僕は芸術というジャンルで表現活動をしているので、ド中心にいつも「人間」をドカンと据えてしまうんですが、研究者というのは違うんだ!と目からウロコでした。

この中心にいるコンピューター君が、いまやすばらしい発展をしていて、これまでは複雑すぎて分析が不可能だった音楽の中の「声(VOICE)」という分野も扱えるようになってきた。僕らの身近なところでは、カラオケで歌うと採点が出たり、ケータイでフレーズを歌うだけで知りたい音楽が検索できたり、初音ミクのように人工音声の歌手が出てきたり・・・。

いやあ、おもしろい!技術は明確に未来を見せてくれるから、いいですね。


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