明和電機のテキサス旅行 

Hakonde

テキサスで開催されるイベント「SXSW」に出演することになりました。トークとミニライブ、そしてセグウェイの開発者、Dean Kamenさんと対談です。

「場所はテキサスか・・・まてよ!テキサスといえば、ドナルド・ジャッドじゃん!」ということで大興奮。

ご説明しますと、その禁欲的な理性のエロスがほいとばしる20世紀の偉大な彫刻家ドナルドジャッドが、晩年きずいた聖地がテキサスのマーファにあるのです。とにかく前からそこにいきたくてしかたがなかったのです。

ということで今回のテキサス旅行は、まずはロサンジェルスからテキサスのEl PASO空港に飛び、そこから車でドナルド・ジャッドのマーファへ。そして再び車で半日かけてSXSWの開催されるオースティンへ向かうというロードムービーのような旅になりました。

今回は社長の一人旅。SXSWで講演とミニライブを行うため、ふたつのスーツケースに必用最小限の荷物を詰めての出発。さすがに楽器機材と自分の荷物を入れると、それぞれ32kg。これが実は超過料金ぎりぎりだということに、空港について初めて知りました。

過去に二回も飛行機に乗り遅れるという事件をおこしているため、今回は早めの空港に到着。ところがいきなり第一ターミナルと第二ターミナルを間違えるという失態!あわてて連絡バスに乗って第二ターミナルへ急ぎました。

登場受付で手続きをしていると「お客さま、ESTAが切れてます」といきなりの指摘。へ?昨年の11月にアメリカにいったときとりましたけど?と思うが、切れたらしい。とにかく入国には必用なESTA。係の方から「パソコンはお持ちですよね?では今すぐネットで取得してください!」と指示され、あわてて手続き。ところが搭乗締めきりまであと20分。これはまずい。

頭の中に「ミッションインポッシブル」のテーマソングが流れる中、ひたすらキーボードをたたいてESTAの処理。完了してすべり込みで受け付けで登場手続きをすませたが、あと5分でアウトでした。やばいやばい。

ロサンジェルス空港で4時間のトランジット。さすがに寝不足で頭が朦朧としてきたので、空港中のスタバで仮眠。となりにいた空港清掃員に「私は昔海軍で日本に5年いた。日本最高ね!」というトークを寝むたい頭で聞いてました。いよいよ空港からエルパソまで小型ジェットで移動。搭乗すると英語でない聞きなれない言葉が飛び交う。そうかメキシコの国境近くへ飛ぶので、スペイン語か。

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EL PASP空港につくと、今回SXSWでお世話になるTOFUプロジェクトのトモさんと、マーファでお世話になるマイクさんと合流。空港についてびっくり。黄色い砂嵐で、太陽もかすんで見える。つい10日まで青森にいたときは豪雪の吹雪、世界が真っ白だったが、それと同じように、こんどは世界が砂で黄色い。これがメキシコか・・と感慨にふける。3時間のドライブでマーファへ移動。

途中ウィリーネルソンがマリファナで捕まったことで有名なドライブインでジュースを買って、あとはひたすらマーファへ。途中国境警備で車を止められるという事件もあったがとにかく無事マーファへ。

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マーファの街に入るとき、砂漠の真ん中に「プラダ」の小さなショールームがあった。砂漠の中に夜中なのに電気が灯るその風景は異様で、なんだこれは?こんなとこにお客がくるのか?と不思議がっていると、マイクさんがこれは現代彫刻だとの説明でなっとく。満月の夜にぽっかりと荒野に置き去りにされたショールームが幻想的でした。

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