明和電機の新世界

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ぐおお!久しぶりのブログ更新ですう!

昨年の11月に、ふと「ソーシャルメディアってなんだっけ・・・?」と悩み初めてしまい、ブログを描く手が止まってしまって3カ月。悩んだけど、答え出ませんでした!すんません!

さて、気がつけば2月も後半。これから明和電機、いろいろイベントが目白押しなんです。
一番近いところでは、2月21日に、ライブを竹橋の科学館で行います。ファッションの見本市ROOMSのイベントなんですが、残念ながらこちらはクローズドイベント。一般の方は見れないです~すいませ~ん

でも!翌日の2月22日に、六本木のライブハウス「新世界」でちょっとかわったライブをやります!題して「明和電機の新世界」・・・まんまか!まんやな!

出演メンバーの構成が、かなり異色なのでご紹介します。

まずは「ましとみ」さんと、彼が作った奇妙な拍手マシン「音手」。昨年のアルスエレクトロニカででも会場に爆笑と苦笑の渦を巻き起こした、問題作です。これが登場します。ましとみさんも登場します。

わたくし社長、この音手を「ましとみ」さんが生息している慶応大学まで取りにいきました。想像以上に生々しく、重たい装置でした・・・・。

そして続いては、新型電子楽器「ウダー」を開発した宇田くん。この電子楽器、一言でいえばギターのネックをぐるりと回転させ、高性能の圧力センサーを組み合わせることで、いまだかつて演奏したことないような体験ができる楽器ですっ・・・てわかるかなあ。

最近またまたバージョンアップしたらしく、また、学研版の量産型ウダーの開発も進んでるようです。

さあ、こんな感じで「世界珍楽器コンテスト」のようなイベント内容になると思いきや・・・・

なんとめっちゃ素敵なシンガー「SHANTI」さんの登場です!
PVを見ていただければわかると思うですが、うまい!そしてかわいい!こんな方が、「ザ・テクノ系イロモノ」の明和電機のステージに出演していただいてええんかな?と思いますが、なんと明和電機の電動楽器とコラボります。まあね、ジャズとメカの合体は、パットメセニーもやってますしね。

さらに「一曲、明和電機の歌も歌ってもらえないでしょうか・・」という厚かましいお願いもしてしまいました。さあ!どの曲を歌っていただけるんでしょうか!お楽しみに!

そしてもうひとかたは、ヲノサトルさん!明和電機のステージでも「経理のヲノさん」として活躍してますが、今回は経理ではないです。アフター5です。大人のムードたっぷりのヲノさんです。そもそもこの新世界というライブハウスは、もともとヲノさんの勝手知ったる「地下秘密クラブ」でしたからね。ブラックベルベッツなどでね。

今回はそんなヲノさんの夜の世界に、わたくし社長も「・・・飲んじゃおっかな?」と加わった感じですからね。

ヲノさんは明和電機に出あって19年、いわば明和電機の楽器を知り尽くした男です。その辺の視点から、音楽家・ヲノサトル氏として明和電機楽器をいじくっていただきたいなー、と思ってます。

というわけで、なんともバラエティーあふれる出演者によるライブコンサートとなりました。ふだんはわたくし社長、ステージの上ではしゃぎまくり&修理で大忙しいですが、今回はグッと大人の視点で、11PMの大橋巨泉のような、タモリ倶楽部のタモリのような、そんな気持ちでのぞみたいと思っております。

ちょうどね、近くで文化庁メディア芸術祭(メゲサー)もやってますからね。メゲサー見てほてった脳みそにアルコール注ぎたくなったら、ぜひ、お越しください!

オタマトーン」など、数々のナンセンス楽器を作り続ける”抽象企業”、明和電機。
その代表取締役社長・土佐信道が、夜の六本木で多彩なゲストを迎え、ゆかいな音楽トークと一風変わった楽器演奏を行います。
文化庁メディア芸術祭で飲み歩いてるみなさま、2次会ついでにぜひご来場ください。

  • ■明和電機の新世界
  • ◎とき:2月22日〈水)  開場 19:00  開演 20:00
  • ◎場所:音楽実験室 新世界〈東京都港区西麻布1-8-4 三保硝子B1)

    ★最寄り駅:日比谷線六本木駅2番出口
  • ◎出演者:明和電機

    ヲノサトル(音楽家)

    SHANTI(歌手)

    宇田道信(電子楽器「ウダー」開発&奏者)

    ましとみ(拍手マシーン「音手」開発者)
  • ◎入場料金:¥3,000+ドリンク代
  • ◎詳細情報掲載URL:http://shinsekai9.jp/2012/02/22/meiwa/

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喜多方で感電寸前のライブ!

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喜多方でライブをやってきました。

母校の筑波大学の芸術コースの50人のみなさんが、「喜多方を元気にしよう!」という意図で企画した「LIFE! まつり」というイベントへの参加です。

http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~life/life_blog/wordpress/?p=900

ボイスメカニクスのツアーでは、東日本を訪問できなかったので、福島県の喜多方でライブできることは、うれしかったです。とにかく「イカリを揚げよう」を歌いたかった。ずっとずっと。

今回のライブは、大学生のみなさんの手作りイベントということもあり、ステージの広さは過去のライブでも最小スペース。幅3600 横1800 しかありません。そこに明和電機の楽器とマイクを乗せると、ほとんどスペースがない。まるで床の間でライブをやるような感じです。でも、楽器を減らしてトークショーにするのも悔しい。やりたいのはライブ!ということで、楽曲ができる最小の楽器ラインナップにしぼって、持っていきました。(上図は企画段階のセットイラスト)。

ドラム・・・音源
ベース・・・ロクトバス
ピアノ・・・自動ピアニカ

という三つの楽器でアンサンブルを作り、それに味付けで自動木琴のマリンカを。このアンサンブルで威力を発揮してのが、やっぱり音階楽器の自動ピアニカ。作ってよかった!

ボイスメカニクスでは大型のバンをツアー車にしたんですが、今回のツアー車は、軽自動車の「ジムニー」!この小さい車に社長、工員さんと楽器をすべて積んでいこうと決めました。いやあ、積めるもんですね。まるで「電話ボックスに何人が入れる?ギネスに挑戦」みたいにぎゅうぎゅうでしたが、ライブ機材、全て積んで出発しました。

さて会場について、ステージを見て、やっぱり狭い!と痛感。しかもスタッフの方から、「午後は確実に雨ですね」と聞かされました。えええ!野外で雨はまずい!明和電機の楽器はすべてむき出しの100Vで動いてます。一滴でも水がついたら、スパーク!そして感電!

「雨が入らないよう、シートで養生します!」とのこと。まあ、なんとかなるでしょ、こうなったら勢いで行くしかない。

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さて、本番まで時間があるので、喜多方ラーメンを食べ、地元の味わい深い喫茶店へ。蔵を改造した、びっくりするくらい内装がしっかりした喫茶店。その名も「君影蔵」。マスターがいい味出してまして、入り口にあったウッドベースと重なって、僕は「いかりや長介」か?と思いました。その愛嬌のあるマスターの口からは、やはり震災後、観光客が激減して、大変な状況になってる、喜多方の現状。土日はまだいいけど、平日は街に誰もいない風景になるそうです。

喜多方といえば、蔵や酒造、そしてラーメンなどの観光資源を積極的にアピールして、集客に大成功した街なのに、それでもこの状況か、と驚きました。たしかに僕がかつて喜多方に訪れたときとくらべて、今回は土曜日なのに人通りはまばらでした。

震災の直後、海外イベントのために成田空港にいったとき、空港に誰もいないのを見て、「やばい!日本商店がつぶれる!」と思いましたが、その感覚がよみがえりました。

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さて、いよいよライブ本番。後輩のいるバンド、「the パーティー」のみなさんの大爆笑のライブのおかげで会場はあったまってる!しかし!雨である。問題の雨が激しくなってきているのである。みれば、仮設で張ったビニールシートには、たっぷりの雨水が貯まっているではないか。そしてその下には狭い空間にびっしり100ボルトで動く楽器たち。逃げ場はない。

今日は死ぬかもな。

そう思った。まあいいや、やってまえ!ということで、一時間のステージ、途中であたまにネクタイも巻いて、ぶっちぎりで駆け抜けました。楽しかった!会場のみなさんも、最初はラーメンで言えば「かた麺」でしたが、最後の社歌のときはのびきってましたね。天井の雨水も漏れることなく、無事にライブが終了。というか、ライブが終わると雨も止んでました。「誰やねん!雨男は!」と思いましたが、自分でした。改めて自分の強烈な雨男ぶり(業界では有名)を再認識しました。

イベントを企画された学生さんたちも元気がよく、やっぱり閉塞感を突破するのは人間力だなあーと思いました。the パーティーのみなさんのライブ演奏もふくめて、なんだか、大学生のとき、学科の作業部屋(=通称119)でどんちゃん騒ぎしてた頃を思い出して、胸が熱くなりました。

みなさんもぜひぜひ東北に旅行しましょう!そしておいしいもの、ゆたかな文化財や自然を見て、バンバンお金を落としましょう!

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ボイスメカニクス ファイナル公演 in 津山

 

明和電機のライブツアー、ボイスメカニクス。一か月に及ぶツアーもいよいよファイナル。11月5日6日に行われるファイナル公演のために、岡山の津山に到着いたしました。

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場所はグリーンヒルズ津山。ふだんは多目的ホールなので、ステージがありません。そこでライブのためにステージを作り、照明用のイントレを組みました。そのため屋内ライブなのに、なぜか野外ライブのような雰囲気!

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会場にはお子様からおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代のお客様にご来場いただきました。ありがとうございました!

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演目の中で、飛び出し式ハリセン「ハリセンボンブ」で、お客様をおもいっきり殴る、というシーンがあります。いわばアントニオ猪木におけるビンタのような、社長による「厄落とし」なんですが、基本的に僕はなぐるとき「手加減なし」で殴ります。相当痛いです。(ちなみに殴られた方にはプレゼント付き)

かならず三名殴ります。そして三人目はかならず客席中央の方を殴るんですが・・・・なぜ津山ライブでは、そこにニコニコ笑顔でライブを楽しんでいる、おじいちゃん、おばあちゃんのご夫婦が。「なんて場所にすわってるんだ!人生の大先輩を殴れるかあ!」と心の中で叫んでしまいました。

儒教的にはアウトなシチュエーションです。しかしショーとしては殴らないわけにはいかない。バックの音楽はもりあがり、せいやせいやと殴るタイミングが迫ってきます。のりのりで踊ってるおばあちゃんか?それとも微笑みながらそれを見ているおじいちゃんか?

心の中で、必死で判定作業です。

①明らかに元気そうなのはおばあちゃん。ハリセンの衝撃にもおそらく耐えらる。

②おじいちゃんはかなりご高齢で、ハリセンの衝撃はきつい。

③しかしおじいちゃんは男だ。

 

どっちだ?

 

バシ!

 

結果的に殴ったのはおじいちゃんでした。ほんと、すいません!こんな妙チクリンなコスプレ野郎の若造が、激動の日本を生き抜いたおじいちゃんを殴ってしまって、ほんとすいません!

ライブ終了後、このおじいちゃん、おばあちゃんが、やってきて「面白かったですよ~」と笑顔で言っていただいて、ホッとしました。

 

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あとでアンケートを見ると「工員さん、ラブ!」という感想が多かったですねー。明和電機のライブの醍醐味は、工員さんのビシビシ働いてるとこを見ることだったりします。

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ライブの後は、サイン会。ステージと違って、とても近くでお客様の笑顔が見えるので楽しいですねー。津山でベストドレッサーだったのは、上の写真の3姉妹。なんとこのワンピース、お母さんの手作りだそうです。なんて器用なんだ!津山のNUTですね。

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明和電機のファンの方も最終公演には、全国から集まってきました。なので最前列は青い制服を来たみなさんがずらり!そんなコアなみなさんのとあるグループが、なんと「コトリヲ通信」という、ライブ報告のフリーペーパー(?)を作ってくれました。みなさん、びっくりするくらい絵がうまい。マニアックな明和電機には、マニアックなファンが集まるということなんでしょうねー。なんでも誰でも読める方法をただいま構想してるようです。

 

さてさて、全国6か所で開催してまいりましたライブツアー、ボイスメカニクス。明和電機のライブは、「機械音楽」のライブです。自動楽器たちがうまく動いてくれるかどうかが最大のポイント。ボロボロの機械のコンディションでスタートしたライブも、回を重ねるごとに修理・改良を重ね、最後は気合いのこもったステージを作りあげることができました。

何度も言いますが、ツアーって「船の航海」に似ていると思います。移動・組み立て・本番・ばらし梱包・移動という毎日は、まるで船の帆をたてる訓練のようでもあります。その作業を通して、工員さんもどんどんたのもしくなっていきます。僕もひとつひとつの行動に、しっかりした意味を見つけることができます。

そして港々では、たくさんのみなさまに航海で持ってきた「宝物」を見てもらい、笑顔を頂きます。その笑顔が多ければ多いほど、疲れも吹っ飛びます。

「モノを作って、見せて、売って、暮らす」という、モノ作りで生活していく者のむきだしの原点を体験できるのがライブです。

次回の予定はまだ決まっていませんが、またいつか、みなさまの街まで新しい宝ものを積んで航海します!そのとき、また僕らも雄たけびをあげますよ!イカリを揚げよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ボイスメカニクス 名場面動画 in 福岡 一挙に公開!

ボイスメカニクス福岡公演の、名場面の動画をいっきにアップ。
「うわあ、明和電機のライブってこんなんなんだー、アホだー」という感覚をご確認ください!



YouTube: おめでトーン ありがトーン BOLTバージョン



YouTube: ミッドナイトinイースター



YouTube: 「ワールズエンド・ダンスホール 」 ぽんじゅーす&明和電機



YouTube: 明和電機 「ギンギラギンにさりげなく」



YouTube: 地球のプレゼント



YouTube: 明和電機 「ツクババリバリ伝説 」



YouTube: 明和電機社歌 ライブバージョン

















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いよいよ福岡に到着!長かった!  ボイスメカニクスin福岡

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東京から出発したライブツアー、いよいよ福岡に到着しました。
今回のツアーのなんといっても冒険は、「機材、人間をツアー車で運ぶ!」というもの。明和電機のこれまでのライブツアーは、人間は電車で移動、機材は2tトラックで移動、という方法だったのですが、今回は高知や島根など、電車で移動がなかなか大変はポイントで、かつできるだけコストをカットできないか?ということでツアー車でまとめて運ぶことにチャレンジしまた。

それを実現するために、楽器機材を改造してコンパクト化。とくに電光掲示板のELTは厚みをい4分の1にまで改良。まるでブラウン管から液晶になったほどの革命!そのほかティンパニーやバウガンを分解梱包したりしてコンパクト化していったところ、なんと従来の半分の空間に機材がおさまったんですね。いえい!

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福岡でのライブは本当に久しぶりで、お客さんが来るだろうか・・・と心配しましたが、たくさんの方にご来場いただきました。ありがとうございます!

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さて、今回の福岡ライブでのゲストはぽんじゅーすさん。この方、ニコニコ動画でとんでもないオタマトーンの演奏動画をアップし、いま超話題の方なのです。その動画というのが、「ワ―ルズエンド・ダンスホール」という曲を、すべてオタマトーンで多重録音したというもの。

リンク: 【全部オタマトーン】ワールズエンド・ダンスホール【弾いてみた】.

動画を見てもらえばわかるんですが、ドラムの音までオタマトーンで作っている。この動画を初めてみたとき、ほんと驚きました。で、ニコラジに出演したときに、スカイプでぽんじゅーすさんとお話をする機会があり、福岡にお住まいということだったので、その場で福岡ライブへの出演を強引にお願い。本番では明和電機の楽器に合わせて「ワ―ルズエンド・ダンスホール」を弾いていただきました。


演奏を見るとわかるんですが、片手で16音符を刻むというすごい技を編み出してます。「ぽんじゅーす弾き」ですね。

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さて、福岡のライブで、東京からスタートしたライブツアーはいったんおしまい。ここから東京にもどって社長は「TOFUプロジェクト」というイベントでサンフランシスコに一週間の研修旅行へ。

そして帰国したら、いよいよライブツアーのファイナル公演、岡山の津山へ行きます!みなさま、ご来場をおまちしております!

  • ◎とき:11月5日(土)開場18:30 / 開演19:00
        11月6日(日)開場13:30 / 開演14:00
  • ◎会場:グリーンヒルズ津山 リージョンセンター ペンタホール
        (岡山県津山市大田920)
  • ◎チケット料金(全席自由 / 先行発売分のみ予約席):
     一般:前売¥3,500 当日¥4,000
     学生(中・高校生):前売¥2,000 当日¥2,500
     小学生:前売¥1,000 当日¥1,500
     ※学生は公演当日学生証をお持ちください。
     ※8月15日(月)チケット一般発売開始
     (明和電機共同組合の先行発売あり)
  • ◎チケット取り扱い
    •  ・吉田楽器 (0868)23-4000
       ・平和堂楽器店 (0868)23-5266
       ・ピアノ工房アムズ (0868)27-2100
       ・着物の店ちんがらや (0868)22-2427
       ・ベルフォーレ津山 (0868)31-2525
       ・津山市勝北文化センター (0868)36-7121
       ・津山市加茂町文化センター (0868)42-7031
       ・津山文化センター (0868)22-7111
       ・久世エスパスセンター (0867)42-7000
  • ◎問合せ先:津山文化振興財団
     TEL:0868-24-0201 FAX:0868-24-1199

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そこは幻想の国 ラメ~ル! ボイスメカニクスin島根

 

島根の雲南市でボイスメカニクスのライブ。

 

「今回の島根のライブ会場、やばいっす」とは、マネージャーのタイチ氏から事前に聞いてはいたが、現実に目の当たりにして驚愕。

「な、なんだ!この田んぼの中に忽然と現れる、メルヘンな建物は!」

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この建物の名前は「ラメール」。フランス語で海。なんでも雲南市は霧が多く、山の上から見ると海にうかぶ町のように見えるからだとか。・・・なんて幻想的なんだ。

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さて、このおとぎの城で一日目はライブではなくて「チワワ笛」のワークショップ。過去最高の50人の子供たちと手作りチワワ笛を作りました。雲南市の子供たちは、はさみの使い方がうまくてびっくり。東京ででチワワ笛のワークショップをすると、はさが使えない子がいたりして、「はさみワークショップ」をまずやらなあかんかったりします。

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明和電機のライブツアーも今回が4会場目。ひとつ前の高知ライブで、だいぶん段取りがうまくなったので、さらに今回は練習を重ねてパワーアップ。

 

雲南市にはむかしから「明和電器」という有名な会社があり、会場の問い合わせにも「あの明和電器さんが、イベントをされるんですか?」という、社内演芸大会と勘違いされてる方がいらっしゃったらしいです。現在は「明和」と社名を変えた雲南市の明和さん、なんとライブの後援もしていただいたそうで、ありがとうございまいた!

その明和効果かどうかわかりませんが、会場には小さい子供(赤ちゃん!)から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い層の御客さま来場。もう村祭りにやってきた旅芸人状態で、やんやと盛り上がりました。グッズの売り上げも半端なく、「幸運なんです、雲南です(雲南市のキャッチコピー)」が頭の中をぐるぐる回りました。

 

4回目のライブとあって、やっと進行に社長も工員も慣れてきました。びしびしと楽器も人間も動くようになり、「ああ、この緊張感を東京ライブでも再現したかった・・・」と思いました。

 

ライブツアーというのは、やっぱり船の航海のようだと思います。今回はボロボロ状態で出向しましたが、各地の港につくたびに修理、訓練を重ねて、ようやく島根でベストコンデュションにもっていくことができた気がします。へなちょこだった新人工員さんたちも、みるみるたくましくなっていき、心強いです。やっぱり旅は人を強くしますね。

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物販も売れましたねー。

 

撤収作業もますます磨きがかかり、一時間で楽器はほぼ梱包完了。二時間後には福岡に向けて出発しました。すばらしい!

さあ、次はふたたび海を越えて福岡へ。イカリをあげよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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土佐が土佐にきた! ボイスメカニクスin高知

 

明和電機、ひさしぶりの高知です。前回は高知県立美術館で「ナンセンスマシーンズ展」を開催、たくさんのご来場者と、たくさんのアルコールをいただきました。

今回は前日に大阪のライブを終え、夜中の12時に大阪を出発、早朝5時に到着して仮眠、9時から会場で設営開始というしびれるスケジュールで乗り込みました。


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今回の会場は高知新聞ホール。ひさしぶりの広い会場です。午前中には楽器のセッティングも終わり、本番までの時間、これまでの東京、大阪のライブをふまえ、「どうしたらもっと段取りがよくなるか?」をもとに、工員さんと動きの練習。


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とにかく明和電機のライブは演目ごとに楽器の出し履け=段取りが多い。それにあわせてマイクの移動もあり、とにかく工員さんはチェスを打つように楽器の移動を考えなければいけません。それを間違えると、ステージが大混乱、お客さまからも、「ああ・・しくじりおった」という視線がとんできます。今回の高知ではやっと段取り練習がうまくいき、本番もスムーズにいけました。

高知ライブで壊れた楽器といえば、社長のオタマトーンジャンボ。リハーサルのときにマネージャ-のタイチ氏が「ジャンボから、白い煙があがっとおるううう!」と絶叫。で、床に置いていたジャンボ見ると、バッテリーからもくもくと白い煙が!どうやらバッテリーがショートしていたらしい。その場で修理して音が出るようになりましたが、やはり本番でトラブル発生で、音が出ず、オタマトーンジャンボの演目を中止しました。うーん残念!

ライブの後は撤収作業。大阪では撤収・積み込みに3時間もかかってしまい、これはまずい。どうにか効率をあげなければ!とみんなで悩んでいたところ、
ベテラン工員KIMURAが突然たちあがり、「僕に作戦があります。”工員は撤収作業のときに、ケーブルに触るな!”です」と宣言。


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これはどういうことかというと、明和電機の楽器はすべ100Vで動き、かつMIDI制御しているので、ステージの上は配線ケーブルだらけ。片づけのときはこのケーブルの巻き取り整理でてんやわんやになるんですが、その作業はだれでもできるから、現地のお手伝いさんにまかせて、とにかく明和電機工員は、専門的な楽器の分解・梱包に徹しろ!ということ。

この「ケーブルノータッチ作戦」がうまくいき、高知では大阪の半分の1時間30分で楽器類の撤収が完了!さすがベテラン工員!

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ツアーという航海を重ねて、工員さんの顔もだんだん引き締まってきました。


さて、ライブのあとは打ち上げ。高知なだけに、頭の中は「ビール カツオ ビール カツオ ビール
カツオ・・・・・。」妄想どおり、カツオの塩たたきと、ビールをいただき、死ぬかと思うくらい、うまかったです。


















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モンスターエンジンさんがゲスト! ボイスメカニクスin大阪

さて、ツアー二日目は大阪。単独ライブとしてはひさびさです。

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東京公演が終わって二日間のあきがありましたので、とにかく楽器の修理。なかでもポイントは東京公演では一度も音がでず、飾るだけのオブジェと化した新楽器「シリンダリコーダー」。調律した試験管に空気を送ってパンフルートのような音を出す楽器ですが、配線間違い、空気漏れなどのトラブルで作動できませんでした。

とにかまずはとにかく音を出すことに専念。25本あった試験管を12本に減らし、確実に音がでるよう、空気漏れ、笛の吹き口、配線をチェック。なんとか大阪ではか細いですが、「ピポピポー」とのどかな音を出してくれました。よかったよかった。

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大阪公演はゲストに「モンスターエンジン」さんが参加。あらびき団で「神々の遊び」を見たときに、衝撃を受け、さらにご実家が本当に鉄工所の西森さんの「鉄工所ラップ」を見て、ああ、この歌を明和電機の楽器と一緒にやれたら・・・と夢想しておりました。それが実現!

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本番では西森さんのラップで始まり、大林さんの「もしも笑福亭仁鶴師匠が大塚愛の”さくらんぼ”」を歌ったら」を実演、そのあと、工員さんが鉄パイプを殴る音にあわせてふたたび西森さんが鉄工所ラップを歌いました。この後半の鉄パイプとラップはかっこよかった!

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大阪といえばハリセンですね。

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武田丸のマウスピースがなぜか本番で紛失してしまい、あわててチワワ笛をマウスピースとしてとりつけましたが、うまくいきませんでした。

大阪で面白かったのは、物販でチワワ笛の「ピンク」と「パンダ柄」がよく売れたこと。東京公演ではピンクは一個しかうれず、ホワイトばっかり売れたのに・・・。さすが大阪!と思ったんですが、まてよ、それならタイガース色の「トラ柄」が一番売れるんじゃないか?と思ったところ、大阪人のスタッフが「大阪だからトラ柄を買う、というのはベタすぎて敬遠してるんじゃないかあ。でもふたつ目を買うとしたら、ぜったいトラ柄を買う!」と言ってました。なるほど!

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さて、大阪公演が終わってステージの楽器の片づけ、梱包、積み込みが終わったら、夜中の12時で、くたくた。そこからツアー車にのって次の高知に到着するのがおそらく朝の5時。その4時間あとの9時からは、ふたたびステージのセッティング開始。・・・・ぎゃー!トライアスロンか!どうなる!高知ライブ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ライブツアー2011 ボイスメカニクス 始動!

 

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明和電機の7年ぶりとなるライブツアー、「ボイスメカニクス」が始まりました。

今回のツアーは、近年取り組んできた「声の機械」たちを中心に、おなじみの明和電機のナンバーや名曲たちでお送りいたします。

さて、初日の東京公演。

これがね、すさまじいトラブルの嵐だったんですね。まあ、ツアーというのは、いわば船の航海みたいなもので、出発したらもう港には戻れない。マストが折れたら、海の上で修理する!なんですが、なんだか港を出発したとたん、本当にマストが折れた!みたいな気分でした。

 

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一番すさまじいかったのは、放電魚(ほうでんな)という「明和電機製品の中で、最高に危険な楽器」がショートして火を吹いたことです。この楽器は「魚器シリーズ」のひとつなんですが、とにかく初期明和電機製品の「魚器シリーズ」は、”安全対策”なんて考えずに作っていたから、危ないモノが多い。放電魚も「マレットの先端に直接100Vが流し、鉄琴にスパークさせて電球を光らせる」という、危険極まりないもので、僕も過去になんども感電してる。

 

さらに、15年前の製品だから、パーツの劣化も始まってる。今回はどこでどうショートしたのか、漏電しており、それに気付か演奏すると、鉄琴を固定していた金属のワイヤー「バチ!」っと青白い炎をあげて焼けきれました。もーびびったびびった。

 

でもね、お客様は大喜びですわ。「きったあ!明和電機のトラブル!」ですわ。いっきに会場もヒートアップですわ。そうなれば、僕もヒートアップですわ。「ピンチのときほど創造性は発揮される」という原則は、もう生命とのんちゅんの基本ですからね。

 

工員さんもトラブル対策には慣れたもので、とにかく「治せるか、治せないか」をとっさに判断、応急処置ができる対応、無理なら「あきらめて先へ進む」。このときは怪しいパーツをガムテープで固定し、後半の演奏はショートしませんでした。

 

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東京公演は経理のヲノさんとNUTも参加。ヲノさんも明和電機に出向してはや18年目です。とにかくリハーサルで突然に社長がお願いする無理難題もテキパキと処理。なのでヲノさんのオルガンには客席から見えませんが、楽譜やら、きっかけやら、たくさんの重要なメモが貼りまくってあります。まさに「経理の机」のように。バリバリモードからの悪ぶりも年々すごみを増してきており、なんだか”裏金も扱える経理”へと変貌しているかのようです。

 

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NUTのみなさんとは2回目の明和電機とのステージですが、今回は「おめでトーン ありがトーン」のほかに地球のプレゼント、明和電機社歌にも参加。これで完全に明和電機の研修を修了、男気のステージに華やかな風が吹きました。ありがトーン!

会場にいらしたお客さまも、ブブセラのようにチワワ笛をぶーぶー吹いていて、「コンサートグッズとしていけるじゃん!」という確信を得ました。どうぞどうぞみなさん、吹きまくってください。

 

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さて、これから大阪、高知、島根、福岡、岡山へと出発。どんな航海になるかわかりませんが、イカリをあげよう!

 

 

ライブの写真のスライドショーはこちら!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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