ロボットアニメの歌を一人称にすると・・・

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ロボットに感情はないんですが、人間はどうしてもそこに感情を見つけようとする。よく言われうことだが、西洋ではその感情がなぜか人間への敵意に結びつきやすく、ターミネーターのように人間に攻撃するロボットになる。アニミズムの国・日本は、その反対で、人間への親しみという感情を持ったロボットが多い。

じゃ、どんだけ親しいのよ?と思ったときに、いろんなロボットアニメの歌を、ロボット側からの言葉に置き換えたら、日本人のロボット観がわかるんじゃない?と思いやってみました。

私はアトムです。ジェットエンジンで成層圏を抜けて宇宙へ行けます。「やさしい心システム」を持った科学的な子供型ロボットです。十万馬力です。

私はグレートマジンガーです。
ロボットなので涙は出ません。でも人間の友情は感知できます。サンダーブレークとかグレートタイフーンとか嵐をよぶ武器を持ってます。

私はドラえもんです。
人間はあんなことやこんなことが実現できたらいいな、というので不思議なポケットで現実化してます。例:タケコプター。人間から大好きだと言われます。

私はガンダムです。人間から「燃え上がれ、走れ、闘志があるなら敵を攻撃しろ、正義に基づく怒りをぶつけろ」と、命令されます。

・・・・なんか大変だなあ、ロボットって。という感じですね。泣けてくる。大きく分類すると、アトム、ドラえもんのような友情型ロボットは、やさしい命令口調、マジンガーZ、ガンダムのような操縦型ロボットは、「馬車馬のように働け」的な命令口調。いずれにしても命令口調。

これをツイッターでつぶやいたら、いくつか返信をいただきました。

私はジャイアントロボです。太陽を背に受け叫びます。勝利の凱歌が正義の旗です。進みます。起ちます。:

私はダイターン3です。人間から「カムヒヤ!」と呼ばれます。日輪の輝きを胸に秘め、私の体は燃えています。宇宙の果てに消えようとも戦います。私はそうやって、輝く銀河を駆け巡っています。 :

私はガガガガガガガオガイガーです。ゾンダーが許せないので立ち上がります。超人合体してディバイディング・ドライバー!みんなの勇者王だよ!ガガガガガオガイガー。〈一人称ロボットアニソン :

私はエヴァンゲリオンです。私は、いたいけな瞳で見ていただけなのですが、お前には羽根があると言われました。窓から飛んで神話になれと、残酷な要求を突きつけられています。

・・・・一応時代ごとに並べたんですが、どんどんわけがわかんなくなってますね。ロボットの定義も複雑化しています。エヴァンゲリオンはロボットなのかどうかあやふやです。

どなかた暇な方。このロボットアニソンの言葉を、テキストマイニングして、日本人のロボット観の歴史的変化を分析してくれませんか?

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