桃屋のラー油にやられた。

先月、eAT金沢の夜塾で、箭内道彦さんがCM監督をされた「桃屋のラー油」がうまい!ということをお聞きしまして、どれどれと昨晩、食べてみたんです。

こ。こ。これは。

ラー油ではない!かぎりなくラー油の形に近い、新しい「ふりかけ」だ。
カリカリに揚げたオニオンとガーリックが、これでもか!と入っていて、それをかろうじてラー油がつないでいる、という感じだ。これをたとえば豆腐にかけて食べてみたとしよう。口の中に豆腐の柔らかさと、おいしさに加えて、「ジャッリッ ジャッリッ」と、オニオン&ガーリックの歯ごたえとラー油の香ばしさがほとばしるのである。

小学校のころから、スナック菓子に脳みそをやらえてしまってる世代には、この「あらゆるおかずをクランキーなスナック」に変えてしまうこの「ラー油風ふりかけ」は、中毒になるのではないか。なんだっけ、ドラえもんで、ふりかけると、なんでもおいしくなる発明があったな。ジャイアンのまずい料理もおいしくなるという・・・・強力さにおいては、あれに匹敵すると思う。

昔、日本人でありながら、プロフェッショナルに世界中の戦場で活躍する「雇い兵」の人が、インタビューで、

「オレは、世界中のジャングルでサバイバルな戦いをしてきた。もっとも困るのは食事だ。トカゲ、サル、コアラ、クモ、生きるため食べなきゃいけない。そんなときに重宝する調味料がある。カレー粉だ。」

と言っていたが、これからは、「桃屋のラー油だ」になるかもしれない。

不思議なのは、油で揚げたガーリックが、ラー油に漬かっているにもかかわらず、まったくしなびていない、ということだ。ふつうなら、油が染み込んで、べちゃべちゃになると思うんだが・・・。おそらく、そのあたりが、桃屋のテクノロジーの成果なのだろう。たぶん、糖分とかデンプンとかで、ガーリックの表面をコーティングしてるんじゃないかな?

おそるべし桃屋。

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