ステージマンショーで「マイウェイ」 

「マイウェイ」って、ええ歌やなあ・・・

本日は品川プリンスの「STAGEMAN SHOW」の二日目。YOUTUBEでちら見せです。おっもしろいよー。続きは劇場で。11月も出ますよー。

さて、昨日の公演で気になった部分を修正しての本日のステージ。
自分の頭の中で、「うん、こうしてみよう!」とパフォーマンスを決めても、いざお客さんの前でやると、「あれ?伝わってない!」ということがたくさんあります。そういうときは、とにかく修正です。今回は3回もステージがあるので、バージョンアップができてうれしい。

共演しているほかの芸人さんの舞台も勉強になります。ああ、こうやってネタを構成しているのか・・・という編集能力に驚きます。お笑いの芸というのは記述ができないし、僕のようにモノに残せなくて消えていくものだけど、その中にたくさんの創意工夫があって、感心します。

明日は3日目。さらなるバージョンアップネタでがんばるぞ!












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精子を持った胎児

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今日から三日間、品川プリンスにある「よしもとプリンスシアター」の舞台に出演してます。テーマは「サバオちゃんとオタマトーン」。

ご存じない方のためにご説明しますと、「サバオ」とは、13週目の胎児のキャラクターです。なんでサバオという名前かといいますと、僕がサバが好きだからです。

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これが、サバオを思いついたときのスケッチ。こわいねー。

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サバオのイメージがどんどん膨らんで、最後は「腹話術人形」になりました。そのときのアイデアスケッチ。

サバオは僕にとって、「母性と対面するキャラクター」です。日本の原始宗教の中には「胎蔵界」、つまり大地は女性の子宮のようなもの、という考えがあって、そのキャラクターとして有名な「お地蔵さん」が作られた。だからお地蔵さんは前掛けをしてるのね。赤ちゃんだから。

そんなこと、一切意識してなかったんだけど、サバオを作ったあとに共通性を感じました。

サバオは後頭部がありません。つまり、能面とおなじ、「面」です。僕が作る顔の造形はほとんど「面」です。

サバオという面は、胎蔵を表現したもので、それをつけて舞台に出ています。その舞台が、芸術シアターではなく、民間の演芸の舞台、というのも面白いと思います。みなさんよしもとの芸人さんの笑いを見にやってきます。その舞台のトリで、サバオという奇妙な面の舞いを、みなさん、見せられてるんですねー。なんでーしょーねーこれは。

今回、サバオはオタマトーンを持ってますが、これも「精子を持った胎児」に見えますね。

“シンボル”というものは、自分の意識を越えて、めぐっている気がします。

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オタマトーンジャンボ 改造中

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明和電機は来週の品川プリンスでの「ステージマンショー」にむけて、楽器の調整中。今回はオタマトーンジャンボの初ステージ演奏。

ただ。いまのところ、問題点多し!

やっぱり楽器って操作感が命なんですが、実際に演奏してみると、体となじまない、微妙な違和感があちらこちらにある。


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その「違和感」の原因はいろいろあって、電子回路的な問題だったり、バネのつよさの問題だったり、楽器の重心の問題だったり。これらを片っ端から調整していって、体になじむように変えていく。

おそらく僕らが普通に演奏しているエレキギターなんて、そんな「違和感の調整」の賜物なんだろうなあ。たとえば2時間のライブを、なんの違和感もなくギタリストが自然に演奏できるというのは、相当な工夫があればこそだと思う。

楽器作りって面白ですね。

「音が出る良性の腫瘍」を、自分の体に移植していくような作業だと思う。






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この秋はステージに立つ!

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みなさん、サバオって知ってます?明和電機が開発した13週目の胎児のキャラクターなんです。ときどき、このサバオちゃん、舞台で狂ったパフォーんマンス(注:1)を見せてくれるですが、この秋、ひさしぶりに登場です!

注1: 中身は社長

10月19、20、21日、品川プリンスの中にある「吉本プリンスシアター」で、おこなわれるバラエティーショー、「ステージマンショー」に、サバオちゃんが出演です。たとえば、10月19日(火)の出演メンバーを見てみると・・・・

10月19日(火)
◆司会 エハラマサヒロ
◆お笑い ライセンス/天津/フルーツポンチ/はんにゃ
◆ユニットコント 山崎邦正/桂三四郎/ザ・パンチ/大西ラ
イオン/楽しんご
◆スペシャルパフォーマンス KAMIYAMA
◆歌ネタ エド・はるみ
◆演奏 タカダ・コーポレーション 大貫/もり

◆スペシャルライブ 明和電機(サバオちゃん)

・・・カオスな面々ですね。後半の「エド・はるみ>タカダ・コーポレーション>明和電機」というたたみかけるような流れがしびれます。その他の日程の出演メンバーは、

10月20日(水)
◆司会 エハラマサヒロ
◆お笑い FUJIWARA/麒麟/アジア
ン/ハリセンボン
◆ユニットコント 水玉れっぷう隊/栄島智/宮崎重信/他
◆スペシャルパフォーマンス KAMIYAMA
◆歌ネタ なだぎ武
◆演奏 出雲阿国
◆スペシャルライブ 明和電機(サバオちゃん)

10月21日(木)
◆司会 エハラマサヒロ
◆お笑い 博多華丸・大吉/パンクブーブー
/フットボールアワー/南海キャンディーズ
◆ユニットコント 大山英雄/バッファロー吾郎/なだぎ武/他
◆SPパフォーマン
ス KAMIYAMA
◆歌ネタ 椿鬼奴
◆演奏 出雲阿国
◆スペシャルライブ 明和電機(サバオちゃん)

・・・もーね。身が引き締まる思いでございます。
平日の2時という、「サラリーマンは行けへんがな!」という微妙な時間帯ではございますが、ぜひぜひみなさん、お越しください。

「ステージマンショー」は、明和電機&サバオちゃんは11月も出演予定です。このステージで勢いをつけたところで、12月はなんと、明和電機、ひさしぶりの単独ライブを行います!

>>「明和電機クリスマスライブ2010 ボイス・メカニクス」

オタマトーンの勢いにのっかって、最近取り組んでる「明和電機ボイス計画」の新型マシーンと新ネタとスペシャルメンバーをそろえての、クリスマス・コンサートです。

チケット前売りは11月1日から始めます。「ええー、絶対行きたい。売り切れたらこまるー。」と言う方は、明和電機ファンクラブ「明和電機協同組合」のみなさん限定の先行発売をただいま行っていますの、是非入会しましょう。>>入会方法はこちら。

この秋はステージで、はっちゃけるぞ!

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音楽の様式は楽器から

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このところ、外からの依頼で、ナンセンス楽器を作ることが多い。本日放送だったNHKデジスタティーンズでは、高校生のみなさんとナンセンス楽器制作。そして先日はX2TOKYOで「チャリ楽器」も制作。

新しく楽器を作るときいつも思い出すのは、カリブ海が発祥の地の、スチールドラム。南国の島に流れ着いたドラム缶を、ぶった切って叩いて作った、音階の出る打楽器。その音色を聴くだけで、なんだか青い空と海の光景が浮かぶから不思議。

このスチールドラムが面白いのは、そこにドラム缶しかなかったから、カリブの人たちが創意工夫で作った、というところ。もしポリバケツが流れ着いていたら、それで楽器を作ったかもしれない。

僕らが「音楽をやろう!」と思ったら、まず既存の楽器を手に入れる。楽器店にいけば、調律がしっかりしていて演奏方法が洗練された楽器がたくさん売っている。そして楽譜やCDで、やりたい音楽の模範がすでにある。

ものごとを上達するには「真似」をするのが一番だから、ふつうはそれらをメソッドに音楽を作っていく。僕だって最初に触ったまともな楽器はブラスバンド部のティンパニーだったし、その楽譜を読んで練習した。

バンドを初めたときもドラムセットはすでにあったし、レコードや楽譜を見て一生懸命コピーした。シンセで打ち込みを始めたときもそうだ。

ただ。

いつのころからか、そうした「プリペイドされた楽器」に飽きてしまった。様式が確立した楽器からは、一定の様式しかできない。このことにつまらなくなり、稚拙でも自分の楽器を作り始めた。これが、今日まで続いて、明和電機のいろんなナンセンス楽器が生まれ続けている。

音楽の楽しみ方はいろいろあるから、苦言を言ってもしかたないが、現代社会は、あまりにも音楽を伝える楽器や再生装置や流通形態が固定化しすぎている気がする。もっといろんな音楽を楽しむ方法を模索してもいいんじゃないかな?

カリブの人たちは、音楽をやりたい!という強い思いがあった。
だけど楽器がなかった。
だから、ドラム缶をぶった切って、なんとか楽器を作った。
でもその創意工夫が、カリブ海の世界的な音楽の様式を作った。

こういうことが、モノや情報にあふれて平均化してしまった日本で、もう一度起こったら、面白いと思う。みんな、音楽をやりたい!という強い思いがあるのだから。

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チャリ楽器は現在、プロモーション映像を制作中!お楽しみに!

さて、本日は2回目のデジスタティーンズ。アキバとハンズに買いだしに行って、高校生のみなさん、熱心に明和電機のアトリエで作業!!の巻でした。みんな一日で工作機械の使い方を覚えてえらい!

再放送は明後日の土曜日の深夜、そしていよいよ発表会は来週の水曜日の18:55からです!

>>詳細はこちら!

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そしてもうひとつ告知。毎年恒例の桑沢デザイン研究所での「ナンセンスモノ作り」のワークショップ、今年のテーマは楽器です。題して「明和電機 ナンセンス軽音部」。わたくし社長、部長となって、ナンセンス軽音部のみなさんを指導。おかしな楽器を発想し、制作し、バンドを組んで発表します!素人さん、大歓迎!

お申込みはこちら!

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謎の「桃白白」現象

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昨日、ツイッターでドラゴンボールの「桃白白(タオパイパイ)」の話題になった。なつかしいねー。話題は一段落したんですが、ふとあることに僕は気がついた。

「桃白白の、並んだふたつの白という文字。左の方が大きく見える」。

活字なので、同じ大きさのはずなのだが、目の錯覚で左の「白」の文字が大きい。これは面白い!と思い、ツイッターでつぶやいたところ、「私は右の方が大きく見えますよ」という意見が多数。

え?うそ?右派の人もいるの?

そこで、ツイッターで「あなたはどっちに見えます?」とアンケートをとったところ、316人の方からリプライをいただきました(9月30日11時35分現在まで)。その集計結果は以下の通り。

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左が176名、右が110名。どちらでもない、または同じに見える人が30名。なるほどー。僕は多数派の左なんですね。

「効き目が関係してるのでは?」「ホップル錯視?」などの意見がありましたが、原因がまったくわかりません。どのたかこの現象の理由を説明できる方、いないでしょうか?

気になって、気になって・・・・・

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中国が圧勝! なんでそんなに強いの? <ABUロボコン in  エジプト 四日目>

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本日はABUロボコン世界大会!

結果から言ってしまうと、中国の電子科学技術大学が圧倒的な強さで優勝。点数でいうと、他のチームが20点とか30点で争ってるところ、中国だけ120点とかですからね。サイヤ人とスーパーサイヤ人ぐらいのレベルの違いなわけです。

で、日本の金沢工業大学は残念ながら、準々決勝にも進出ならず。かっちりできた、いいロボットだったんですけどね・・・・。でも技術賞を獲得しました。

とにかくダントツで中国でした。

◆なんで中国のロボットは強いのか?の分析

中国はなんでこんなに強いの?

大学の体制とか、国の取り組み方とか、いろんな要素があると思いますが、ちょっと「マシン

」に絞って考えてみた。

今回のロボコンで、圧倒的なスピードで会場じゅうがどよめいたのが、三つめのピラミッドを組み上げた中国のロボット(下写真)。

他のチームが20秒ぐらいかかっているのに、このロボットは「2秒」!!はええ!!まるでそのスピードは、「居合抜き」のようでした。僕はこのロボットに「マッハ」というあだ名をつけました。

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なんで、この「マッハ君」が早いのか。

その説明の前に、まず、典型的なロボコンのロボットを見てみましょう。下図のように自動ロボットは、ブロックを運ぶために「距離センサー」や「エンコーダー」「ラインとレース」といったしくみを使って、一生懸命「自分がどこにいるか?どんだけ進んだか?」と計算します。
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ところがですね、「マッハ君」はそんな典型的なロボットの発想ではないんですね。まずタイヤがない。移動にセンサーを使わない。どうするかというと、まず「バーン!」ってレールを引く。そしてその上を、電磁弁でロックをかけておいたアームが、空気圧と高速モーターの力で、一気に発射されるんです。

もーね、これは見るば見るほど「ロボットというよりは、投石機に近い」んです。しくみが。

ただし、マッハ君以外の中国のロボットは、高度なセンサーと制御技術を使ってました。なので、ローテクという意味ではなく、あえて機械式の大胆な発想を持ち込んだ、ということです。

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考えてみれば、このしくみは合理的。だって、三つめの小さなピラミッドは、ロボットの移動距離が少ない。一生懸命センサーを使ってたどり着かなくても、目的地まで、正確にレールという「定規」を敷いてしまえば、いいわけです。

例えるなら、他のチームは「川を渡るのに、船を作って、海図やコンパスを見ながら進む」のに対し、中国は「橋を渡して、渡る」ということをやってるわけです。

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僕はこの「マッハ君」の発想にしびれましたね。かっこよすぎるアイデア。
これはもう「ナンセンス・マシーン」です。

「そんなのロボットじゃない!」と怒る人もいると思いますが、そう思う人にあえて問いたい。では「あなたの考えるロボットとは何?」。

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勝つためのロボットを作る方法は、いろんな可能性があると思うのです。出発点ではそれはとても自由で、いろんなアイデアを考えることができる。

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ところが、「ロボットはこうあるべき」という思い込みが、そのアイデアの幅をせばめ、中国のように「船ではなく、橋を作る」という発想にたどり着くことの障害になる

そしてこの点において、日本は一番狭い発想になる国だと思う。なぜなら「ロボット大国」だと思い込んでいるからです。AIBOやASIMO、アトムにガンダム。ステレオタイプのロボットのイメージが氾濫している。そのため

「本来、ロボットとは”機械”であり、その作動のバリエーションはいろいろある」

ということを忘れてしまう。
中国が強いのは、そんなステレオタイプのロボットを越えて、新しいロボットの発想の次元で開発をしたからだと思います。

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そして、忘れてはいけないのが、そのことに「頭」でたどり着いたのではなく、「手」を動かしてたどり着いたことです。優勝した電子科学技術大学のロボットチームの開発室にも行きましたが、「え?ここ?」と思うほどの、冷房もなし先端の工作機もなしのととっちらかった場所でした。でもとても印象的だったのは、部屋の横に積まれた、試作ロボットの残骸の山。技術というのは、頭だけで生まれるものではない!の記念塔でした。

今回、ABUロボコンに密着し、いろんなロボットを見ました。僕の最終的な印象は、「ABUロボコンは、ロボットコンテストではなく、ナンセンス・マシーンコンテストだ」ということでした。強いロボットほど、日本人が考えるロボット像より遠い。

正直言うと、NHKからロボコンのレポーターのお話をいただいたとき、「ああ、あのライントレースとかで、競技するロボットね」、ぐらいの、ちょっと退屈なイメージしかありませんでした。それはたぶん、日本人の多くがロボコンに対してなんとなく抱いている「ロボットに飽きてる」感情と同じだと思います。

でも、なぜ飽きてるかというと、多くのひとがステレオタイプのロボット像にとらわれてしまっているからだな、と現地でのレポートを終わって痛感しました。しびれるようなアイデアや、メカニズムのオンパレード。

「機械って本当に面白いな」

ということを再確認し、自分のモノ作りへの自戒も含め、とても勉強になる経験でした。

そろそろ日本も、新しいロボットのイメージを世界に発信してもいいんじゃない?

うーん、文章ではなかなか伝わりにくい!ダイナミックなロボットのバトルは是非映像で!

放送はNHK総合で、11月3日(水・祝)の午前9時から!
お楽しみに!

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各国のロボット梱包事情 <ABUロボコン in エジプト 三日目>

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カイロに到着して三日目。今日はいよいよ世界中から集まったチームが、それぞれ本国から船便で届いたロボットを開梱し、組み立ててテスト運転させる日です。開催国がエジプトなので、地理的に一番遠い国はもちろん日本。船便で、2か月かかったそうです。

スポーツ選手と一緒で、海外遠征したロボットの動きは、すぐに自国のようにいきません。フィールドの床面の素材、ブロックの大きさなど、国によってまちまちだからです。なんだか退院したての患者さんのように、どの国のロボットもふらふらで、ブロックをピラミッドに激突させていました。

 

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今回のロボコンの競技を、一言でいうと、「ブロックを運び、三つのピラミッドをロボットが作る」というものです。ただし、

1 一つ目のピラミッドは、ロボットを人間が「マニュアル操作」して積み上げます。

2 二つ目のピラミッドは、2台までのロボットが、「自動で」積み上げます。

3 三つ目のピラミッドは、小さなピラミッドを、やっぱり「自動で」積み上げます。

というもの。

>>くわしいルール説明動画はこちら!!

上の図のように、合計4台のロボットが働いて、ピラミッドを作ります。

自国からエジプトまでのロボットの運搬もルールがあって、「一辺が1メートル50センチぐらいの箱に納めること」。なので、会場のピットには、同じ大きさの木箱がずらり。明和電機も海外に荷物を送ることが多いので、「梱包」には興味深々。

それでは参加国の紹介も兼ねて、「各国の梱包事情」を一挙紹介!!

 

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日本・・・リフトが持ちあげやすいよう、下に空間。さすが丁寧。

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中国・・・優勝候補国。やっぱり箱にもプロフェッショナルな匂いが漂います。

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香港・・・開けやすいよう特殊な金具で固定。

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モンゴル・・・ん?そのへんに落ちてた木材で作った感じ。ワイルドです。

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マレーシア・・・そつなく美しい梱包。

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ベトナム・・・かっこいい!!このままTシャツにしたいぐらいのデザイン性。

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ブルネイ・・・箱が不完全で、ロボットが壊れてました。あわわ。修理、間に合うか!?

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フィジー・・・廃木材を組み合わせて構成かな?

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パキスタン・・・何やら文字が書いてあります。勝利への祈り?

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ネパール・・・ロボットの部品がもっとも手に入らない国だそうですが、箱はばっちり。

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タイ・・・右上の手形が気になる!仏の手?

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スリランカ・・・ベニヤと角材で頑丈にできてます。

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サウジアラビア・・・ふたがない!モノを載せれないから、運送屋泣かせですね。

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エジプト・・・エジプトチームは2チーム。地元で移動距離が少ないのか、汚れてません。

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インドネシア・・・おお!明和電機と同じブルー。仲間たちの寄せ書きが熱い!

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インド・・・ひっくり返された痛い過去があるんでしょうねー。


梱包とロボットの強さは関係あるのか?

いよいよ明日は決戦です!!































 

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ピラミッドを見た! <ABUロボコンでエジプトへ 二日目>

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「ピラミッドなう」。

もー、成田空港を出発するときから、やりたかったこのネタ。無事できました。

ABUロボコンのNHKのレポーターとしてエジプトはカイロに来て二日目。きょうはオープニングの撮影で、ギザのピラミッドに行きました。もちろんオタマトーンジャンボを持って。演奏曲はもちろん「レイダース・失われたアーク」。

今回のABUロボコンの競技は、このギザにある親子三代のピラミッド、「クフ王、カフラー王、メンカウラー王」のミニチュアを、ロボットがブロックて築きあげる!というもの。

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ロボットが組み上げるピラミッドのほんまもんは、どのくらいでかいのか?ということで見学に行ったんですが・・・・ほんとにでかっかった。上の写真でおわかりになるだろうか?最初に視界に飛び込んできたときには、「・・・・・山?」と思いましたもの。

ほんとね、人間は、なんでも作れますよ。

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砂漠なので、ラクダさんもいます。このラクダに乗せてもらい、ジャンボオタマトーンを弾きながら砂漠を歩く、というシーンを撮影しました。それはもう「月の砂漠を歩く、吟遊詩人」のようだったと思います。たぶんだけど。

カットされていなければ、番組内で流れますので、お楽しみに!

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さて、撮影も終わり、夕方に時間ができたので、イスラーム地区へ行きました。相変わらず街は車の騒音とゴミでごちゃごちゃでしたが、この聖堂が並ぶ地区はとても清らかでした。

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スルタン・バルクークのマドラサ(礼拝所)。ここは誰もいなくて、聖域でした。幾何学模様で構成された、とても理性的な神のいる場所。ぼんやりと、しばらく座って、いろんなことを考えました。どうしてイスラムの世界で産業革命が起きなかったのかとか、どうしてキリスト教はイエスというスーパースターが必要だったのか、とか。

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イスタンブールもそうでしたが、聖堂の近くには猫がいますね。
とても似合ってます。

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エジプトのカイロに来てます。 <一日目>

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ただいま、NHKが放映する「ABUロボコン」の決勝戦をレポートするために、エジプトはカイロに来ています。11月3日(水・祝)の午前9時からの放送予定です!お楽しみに。

今日はカイロに着いて、街を探索しましたが・・・・ひとつも信号機を見ていない!!ついでに自転車も見ていない!おそろしく車が優位な社会なんですね、ここは。例えば道路を横断しようとしても、信号も横断歩道もないから、命がけです。びゅんびゅん突っ込んでくる車の「間(ま)」を読んで、つっきらなければなりません。なにこれ?忍者の修行?


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「スーク・イル・アタバ」という市場に行きました。電気部品街や車の部品街などあって、かなりメカ魂が燃え上がる場所だったんですが、とにかく汚くて、車のクラクションがうるさい。中国もかなりやかましい国だと思っていましたが、いまのところ僕の中で世界一ですね、エジプトは。

道路はごみ箱、違法駐車はあたりまえ。歩道という概念がないから、まっすぐ歩けない。いつ車が突っ込んでくるかわからない。突然、知らないオヤジに抱きつかれる(そういえばゲイも多いんですよね)。まるでスーパーマリオを3Dでやってる気分になりました。

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歩き疲れて、カフェでお茶を。イスラムなので、トルコと同じように甘い紅茶がありました。写真ではおしゃれに見えますが、まわりを大量のハエが飛んでます。運んでくれたおじさんは汗だくで、ポタポタ落ちてたので、紅茶に入ってるかもしれません・・・ひえー。

でも、だんだん、どーでもよくなってきますね。「インシャラー」です。気にしていたら、前にすすめない。

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これは乗車したタクシー。・・・・よく走れるな、こんなボロボロで。イスタンブールもそうでしたが、観光の歴史が長い国は、とにかくタクシー料金をぼってきます。しつこいくらい。イスタンブールでは運転手にマジでキレましたが、もーね、どうでもよくなってきました。

もともとイスラムには「ザカート(喜捨)」という、貧しいものが施しを受けるのは当たり前、むしろ、あなたの徳があがるために、こっちは施してもらってやってんだ、という風習(?)がある。どーやら日本人観光客は完全に施す側に見られてる。だからボラれても、「ああ、今、オレの徳があがった!」ぐらいに思っておいた方が、イライラしなくてすみます。

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ツタンカーメンで有名な考古学博物館にも行ってきました。館内は撮影禁止なので、カメラは入り口で預けなければいけません。

中はとにかくピラミッドの中からひっぱりだした石棺や彫像や宝物でいっぱい。それを見ていて思ったんですが、「ピラミッドって、あの世へいくための巨大な引っ越しトラック」なんですね。王様が死ぬというのは、この世からあの世へ引っ越しすることであり、とにかくあっちで困らないよう、家具から装飾品から食器からペットのミイラから、あらゆるものを詰め込んだコンテナだなあ、と。

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で、考古学博物館というのは、その引っ越しトラックから、無理やり荷物を引っ張り出して、陳列した場所。だから例えると、「引っ越し荷物が片付いていない家」みたいな感じでした。日本では考えられないくらい、重要な文化財がほこりまみれで、雑然と展示されています。ちょうど改装工事もやっていたので、砂ほこりも舞ってたり、なぜか食べかけの梨が彫像の足元にあったりしました。

とはいえ、エジプトの古代彫刻はすばらしく、かつエロティックでした(ギリシャ彫刻にはまったくないなあ、このエロは)。とくにアマルナ美術の彫像は、自分が出したい立体のラインに似ていて、インスピレーションを受けました。とても禁欲的なんですね、エジプト彫刻のラインは。

館内にミュージアムショップもありますが、欧米型のミュージアムに見られるようなCIの聞いたデザイングッズは皆無で、ほこりまみれの本と絵ハガキがあるだけでした。・・・ああ渋い。

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